着回しの利く「白黒以外のシャツワンピース」合わない服も色も少ない「上手な着回し実例集」

1枚でも・アウターとしても・アウターやトップスを重ねても。ざっと1枚で4役はこなせるコーディネートに都合のいい、これからのシャツワンピースの使い方を実例でご紹介。白や黒、ベージュが使えるのはわかっているから、定番色以外のカラーにフォーカス。


【1】茶系のように使えて「オレンジのように華やぐ」キャメルカラー

定番の白黒やキレイ色、グレーなどの中間色ともケンカしない、キャメルカラー。ベージュより深くてブラウンより華やぐ色みなら、配色の幅も大きく広がる。シャツの清潔感も加わり、ほっこりしがちな秋冬の装いをキレイめに。

ALL白もぼやけずシャープに

アウターとしての使いみちで細く・長いシルエットを強調

あたたかみのあるニットとウールパンツを、白でまとめて清楚にアレンジ。穏やかなテンションに寄り添いながらも、メリハリをつけるキャメルで輪郭を縁どりスマートに。


ルーズなフォルムを品よく

ネックラインを正すようにフロントボタンはきっちりと

ほわっとした風合いと長め丈のリラックス感が魅力の、ざっくりとしたオーバーニットやニットワンピースなど。キャメルカラーのシャツを一緒に仕込めば、気楽なムードの中に品格も呼び込める。首元とすそからのぞくワンピが縦を強調し、ハンパな丈でもバランス良好。ブーツもグレーでまとめて、色数をしぼるとさらにまとまりのいい形に。


タートルを仕込んでエフォートレスに

ワントーンの中にも差をつけた完成度の高いグラデーション

同色系でまとめたクラシカルな装い。端正なイメージは保ちつつ、色みも風合いも柔和なワンピがタイトなフォルムの力みをOFF。ワンピース、ブーツ、バッグの茶系にコントラストをつけて、装いを単調に見せないテクニック。

カジュアルなジャケットもシックに整う

小物はシャープな黒で統一し大人っぽさを加算

そのままだとカジュアル度が高い、サロペットとデニムジャケットの組み合わせ。トレンチコート風にはおった上品な色のシャツワンピが、気どらない雰囲気にきちんと感を加算。デニムジャケットのラフさが削がれてシックなたたずまいに。


スモーキーなピンクで装いに変化球

Iラインのピンクスカートともガーリーになりすぎない

ダークカラーと合わせるとコントラストが強く、淡い色だと甘さが気になるピンクをはじめとしたキレイ色。その間をとれるキャメルとなら映えるのに浮かない、絶妙なバランスに。


ボリュームのある黒をすっきりと

下半分を広めに開けたスリット風のアレンジでスレンダーに

たっぷりとした大判ストールにすそが優雅に広がるレザーのフレアスカート。かぶせたワンピが抜けとなり、強さを気にせず重厚感を楽しめる。クリアフレームのサングラスやバニティバッグ、柄パンプスなど遊び心は小さくひそかに。



【2】黒並みに品がよく「黒よりも重く見えない」ネイビーカラー

品行方正な色だから、カジュアルなアイテムやゆるいシルエットで組み合わせても、キレイに着られる濃紺のシャツワンピ。つい黒で選んでしまいがちなところをネイビーに置き換えることで、好感度も高まり見た目も整う。


カラータートルを中に効かせる

発色のいい赤タートルを中に重ねて、無地のワンピースをひかえめに飾りつけ。少量でもインパクトが出る色だから、ロングブーツ&フレアワンピースの重厚感のある組み合わせに抑揚がつく。


レトロな柄を散らして品よく遊びを加算

色をそろえるだけで、レオパード柄パンプス×チェックジャケットの、異なる柄どうしも浮かずにまとまる。ベージュ系のあいまいな色を掛け合わせるときは、ワンピースのボタンを首元までとめて、キレ味よく。

ボリュームスカート風に着方を変える

ボリュームスカート風に着方を変え、ゴールドパンプスをアクセがわりにドレスアップ。腕を抜き、そでをウエストできゅっと巻くと、スカート風にさま変わり。腰位置高めにしぼったことでAラインが引き立つため、タイトなトップス&パンプスのきゃしゃ見せにも効果的。


ロゴスウェットとの重ね着でトラッド風に

ゆるいワンピースの気だるさを生かすように、メンズライクなスウェットをON。ボリュームが増したフォルムもビッグロゴ&柄パンプスがアクセントになり、リズミカル。


シャリ感のあるコートで長い丈どうしを軽やかに

ナイロン風の薄くて軽いコートなら、長いシルエットを重ねてももたつかない。ロングブーツと同色を選ぶことで、ボリュームのある組み合わせも、スマートに着地。抜けづくりに、すそのボタンを開けるのも有効。

タートルネックのビッグニットを重ねて

ネイビーのワンピースとなじむ、くすんだブルーのニットで、新配色に挑戦。寒色でそろえたことにより、ボリューミィなニットを重ねても重厚感が出すぎない。


同じ丈のスカートを合わせワンピをトップス風に

すそのボタンをウエストまではずして、トップスのようにアレンジ。近い色のAラインスカートを合わせて立体感を出すことで、シャツワンピース×ローファーのかたさもほぐれる。


前を開けて気楽なロングガウンのように

ラフな上下の組み合わせに羽織るだけで大人っぽく。どう転んでもきちんと見えるシャツタイプだから、前を開けて適当にはおってもキレイなまま。Tシャツ&ニットパンツを合わせてさらに脱力しても、黒のローファーで足元を締めたことにより「カジュアル以上」に整う。


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