季節のはざまはもちろん、レイヤード次第では真冬まで活躍が見込めるから、あると便利な軽めの羽織り。重さや堅苦しさを感じさせないことを前提にアレンジ力までそなわったアイテムを、気温に応じたアレンジとともにご紹介。
【1】小顔効果も望める
「首元高めのナイロンブルゾン」を着回し
89,100円/ダイワ ピア39(グローブライド) 薄手でも冷気をシャットアウトできるナイロン素材。首に高さがあるときちんと感が強まり、スポーティな素材をモダンな印象に近づける。サイドにあしらわれた曲線のステッチがアクセント。取りはずし可能なフリースベストや豊富なポケットで実用性も高い。
女っぽさを受け止める
上だけとめたアバウトな着方で軽やかな白に適度な重みを加算
黒ブルゾンは着まわし。Tシャツ 5,500円/ニードバイヘリテージ(ゲストリスト) スカート 59,400円/エッフェ ビームス(ビームス ハウス 丸の内) サングラス 7,150円/VOLCOM(リバレイティッドブランズジャパン) バッグ 18,700円/ヴィオラドーロ(ピーチ) パンプス 12,650円/アルテミス by ダイアナ(アルテミス by ダイアナ アーバンドック ららぽーと豊洲店)
高いネックラインに合わせてそでもまくり、重心を上に誘導。ミニマルなデザインの黒ナイロンが、白のフレアスカートがもつ糖度を弱め、大人っぽくふるまえる。
軽やかにアップデート
ばさっと羽織ったメンズっぽさで端正なシャツスタイルに意表をつく
黒ブルゾンは着まわし。シャツ 19,800円/ダイワ ピア39(グローブライド) パンツ 42,900円/styling/(styling/ ルミネ新宿1店) ニットキャップ 7,480円/ワイ(シップス インフォメーションセンター) バックパック 16,500円/DANTON(ダントントウキョウ) パンプス 16,500円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
これにエレガントなウールのコートはやや退屈。ナイロンの軽快さでスタイリングの鮮度も上昇。ブルゾンとシャツ、どちらかではなくどちらも着くずすことで、異なるテイストどうしも上手くなじむ。
コートスタイルに辛さを加算
真冬はコートの中にしのばせてタートルネックのバリエの1つに
黒ブルゾンは着まわし。コート 99,000円/カオス(カオス表参道) スカート 23,980円/ネイヴ(NAVE) ヘアバンド 4,950円/Rosarymoon ブーツ 39,600円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
ニットだとどうしてもリラックス感が出やすい黒トップスも、辛口なナイロンに置きかえてエッジを効かせれば、シャープな印象を貫ける。フリースインナーつきのブルゾンだから、トップスのように着たときもあたたかい。
【2】コートライクに着られる
「黒のビッグシャツ」を着回し
黒ビッグシャツ 29,480円/Oblada(シンチ) 太ももまで隠れる、コートのような長めの丈感はミニワンピのようにも着られる便利な1着。ハリのある素材で、暖かみもある地厚なコットン100%。
合わせるボトムの幅が広がる
シャツの立体感を生かしてレギンスを復活
黒ビッグシャツは着回し。ブラウンリブレギンス 12,000円/HER. 手に持ったGジャン 35,200円/Jilky ヘアバンド 2,750円/アンヌーク サングラス 29,040円/エンポリオ アルマーニ(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) ゴールドピアス 2,530円/アネモネ(サンポークリエイト) ファーバッグ 31,000円/JAKKE(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) ボルドーパンプス 61,600円/ブレンテッラ(アルアバイル)
スキニーデニムより疲れず脚線を引き締める、適度に弾力があるリブレギンス。太ももをしっかりとカバーできる長め丈のシャツがあると、肉感を気にせずスマートな印象へ。
「ゆるい上下を攻略」
同色のベアトップを上から重ねてデザインシャツっぽく
黒ビッグシャツは着まわし。黒ベアトップ 10,500円/COS(COS 青山店) 白ワイドパンツ 34,100円/ランバン オン ブルー(レリアン) シルバーリング 10,800円/アビステ シルバーサンダル 16,500円/Le Talon GRISE(ル タロン グリーズ ルミネ新宿店)
首元とすそのボタンをざっくり開けて、胸元に黒のベアトップをレイヤード。ルーズな黒シャツにメリハリを生む重ね着で、ワイドパンツを合わせるときも着ぶくれして見えない。
「アウターとして活用」
中にシャツをもう1枚仕込んでミニワンピ風に
黒ビッグシャツは着まわし。中に着たブルーシャツ(ニットスカートとセット) 16,990円/UNFILO ボストンバッグ 68,200円/MAISON CANAU
カラーシャツをIN。ミニワンピースのように着たオーバーシャツを、キレイな雰囲気はくずさずモードな佇まいへレベルアップ。黒の面積が多いため、落ち着いた表情の中で色遊びを楽しめる。
「カーディガンがわり」
くずして着ることでハンサムな装いをやさしげに
黒ビッグシャツは着まわし。黒モールニットタンクトップ 11,550円/ルージュ・ヴィフ ラクレ(ルージュ・ヴィフ ラクレ ルミネ有楽町店) チャコールグレーサロペット 69,300円/サクラ(インターリブ) シルバーピアス 1,980円/アネモネ(サンポークリエイト) 黒ローファー 17,930円/A de Vivre
ゆったりとしたシルエットを生かして、クラシカルな服装の緊張感をセーブ。シャツがベースだからカーデのようにずるっと引っかけても上品。
【3】スタイルカバーに向く
「オーバーサイズの白MA-1」を着回し
64,900円/nanamica(nanamica D.W.S.) 肩幅も身幅もゆとりを持たせた、ほどよくルーズに着られる本格派フライトジャケット。軽くソフトな着心地なのに、しっかり防寒できるのもうれしい。カジュアルすぎないスタンドカラー。お尻まで隠れる丈も◎。
ドレスに羽織るだけでちょうどいいバランス
日常にはややドレッシーなアイテムを、トーンダウンするのに最適なMA-1。淡い配色のモノトーンと、それを律するようなIラインシルエットの鋭さが好バランス。
黒のレギンス+ヒールで鋭く装う
MA-1のカジュアルさに、タイトなニットレギンスで女らしさを。すそに切れ込みが小さく入ってるので、足先まで分断された印象にもなりにくい。黒パンプスはウエッジヒールで安定感がありつつ、歩きやすさもカバー。
ありきたり感のないメンズライク
無骨な色で手にとることの多いMA-1も真っ白なら清潔感に加えて目新しさも獲得。リンガーT+デニムのカジュアルな組み合わせも幼く見えず洗練された印象に。足元はシルバーで強さをプラス。