冬のスタイリングを支えるブーツこそ、確実に使える1足を見極めたい。満足感を得られる黒から出番の多いひとクセデザインまで、プロやファッション賢者たちの意見を参考にベストなブーツを精査。 ※( )内の数字はヒールの高さで単位はcmです(編集部調べ)。
(TOPICS)
【1】「確実に使える」実績アリの黒ブーツ
【2】ボトムに「悩まない」シルエット
【3】「脚が短く見えない」デザイン
【4】装いに「埋もれない」装飾性
【5】「違和感が出ない」素材
【6】「窮屈さがない」フォルム
【7】キレイな形「だけじゃない」機能性
「確実に使える」実績アリの黒ブーツ
種類が豊富すぎて選びに迷いがちな黒。そこで、販売歴やこだわりかたがほかとは違うシンプルだけど特別な1足を各ブランドに調査。使える裏づけのある精鋭が集結。
「GISELeのブーツ企画でほぼ毎回登場」
ローファーブーツ(5) 49,500円/リュニック エ モア(トゥモローランド) 「実は数年前からGISELeに度々登場しているブーツ。甲にフィットするベルト風デザインが上品さを表現し、甘めの装いとも好相性です。ハンサムなボリュームソールと細身のミドル丈が足元を引き締めてくれます」(TOMORROWLAND PR・天久瑞希さん)
今年で販売7年目を迎える秋冬の定番
レザーショートブーツ(6) 35,200円/ファビオ ルスコーニ×レイ ビームス(レイ ビームス 新宿) 「シンプルで飽きの来ないデザインが人気で、長く愛されてきた別注アイテム。安定感が好評のヒールはレザー巻きからスタックヒールに変更し、カジュアル見えを強化。スカートにもパンツにも合う万能ブーツです。」(BEAMS PRESS・片平楓果さん)
ベーシックな形で細部に輝くひとクセ
スタッズブーツ(5) 29,700円/ダニエラアンドジェマ 「ソールを1周する小粒なスタッズが黒レザーをひかえめに飾り、冬のスタイリングに新鮮味をプラス。かかと側の半周をゴアにしたことで、はき口のやわらかな肌あたりを実現し、ストレスフリーな1足です。」(head office STAFF・小野田恭子さん)
着脱簡単なバックジップつきサイドゴア
サイドゴアブーツ(4) 24,200円/NICAL 「発売以来大人気のサイドゴアブーツに、今年はバックジップがついて着脱しやすくアップデート。丈がやや長めなデザインのため、ショートボトムと合わせたときにひざ下をスマートに見せてくれます。」(プレス・横張里紗さん)
マスキュリンなバックルデザインを1枚革で
ベルトデザインブーツ(3) 81,400円/KATIM 「歩行時にもっとも屈曲する甲部分の丈夫さとなじみやすさを考え、1枚革にこだわりました。2.5cmのインヒールを仕込み、適度な高低差による歩きやすさと美脚効果を両立し、ソールにはビブラムのラバーソールを採用。」(クリエイティブディレクター・小坂英子さん)
ユーザーの声に応えた4cmヒール
センターシームブーツ(4) 35,200円/卑弥呼 「“もう少しヒールが低かったら”の声を実現し、既存のアイテムをブラッシュアップしました。“LWGレザー”と呼ばれる環境にやさしいシープレザーを使用した、高いストレッチ性と圧迫感のないソフトな風合いも魅力。」(プレス・佐藤あかりさん)
長年の定番品を1年半かけリニューアル
ポインテッドトゥブーツ(9) 28,600円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店) 「足首のくびれた曲線デザインはそのまま、ロングノーズシルエットに変更したことで指づまりを軽減し、見た目も美しくなりました。さらに、ピンヒールから華奢な板ヒールになったことで歩行時の安定感がアップ」(プレス・齋藤綾乃さん)
オンラインストアで常にランキング上位
厚底ブーツ(4) 8,900円/オリエンタルトラフィック(ダブルエー) 「アッパーからせり出したボリューミィな厚底がポイント。筒まわりは伸縮性の高い素材を使用し、足首に沿ったタイトなラインのため、脚が細く長く見えるデザインです。対照的な厚底と細筒が美脚を演出してくれます」(プレス・須藤美紀さん)
バイヤーからの支持率1位のぽってりトゥ
ラウンドトゥブーツ(7) 49,500円/ペリーコ サニー(アマン) 「木型を一から開発し、修正を重ねて実現したこだわりの新作。丸みのあるつま先ながら厚みはおさえたことで、重すぎずエレガントな印象に仕上げました。展示会ではショートブーツ部門でもっとも好評だったアイテム」(PR・御代田惠美さん)
【2】「ボトムに悩まない」ぽってりしたつま先の黒ブーツ
丸みを帯びた一風変わったデザインのつま先なら、スカートと合わせてもカジュアルな見た目に。自ずとシックに決まる黒だからこそ力の抜けるフォルムを選ぶことで、キレイめにもカジュアルにも幅広く履きこなせる。高さ5cm以上のヒールなら、ボリューム感も気にならずすっきりスタイルもよく。
ウェーブデザインでモダンな趣
サイド切り替えスクエアトゥブーツ(6) 29,700円/ALM. サイドの切り替え部分のあしらいに加え、ヒールはハーフムーンの形とさりげなく個性が出せる1足。
シンプルなラウンドトゥ
センターシームラウンドトゥブーツ(5) 38,500円/オデット エ オディール(オデット エ オディール 新宿店) センターシームで少量のシャープさを足して、切れ味はよく。
丸みがありつつ足首はきゅっと
ボリュームヒールブーツ(7.5) 31,900円/TODAYFUL(Life’s 代官山店) 安定感のある円柱型のヒールなので、歩きやすさも保証。ぷくっとした幅広なつま先が愛らしい。
【3】「脚が短く見えない」きゅっとくびれたボリューム形
毎年多く登場する、がしがし歩けるボリュームソールのショートブーツ。もたついて見えそうな重厚感のある見た目も、足首部分が引き締まったタイプを選ぶとフィット感とスタイルアップを両得できる。
「くびれてから縦に長い」細見えフォルム
ローファー風ブーツ(5) 49,500円/リュニック エ モア(トゥモローランド) ふくらはぎまで長さがあるミドル丈。ボトム次第でローファーのようにも見た目を変えられる、甲を飾るベルトつき。
「装飾の代わりにもなる」レースアップ
レースアップブーツ(4) 30,910円/マッキントッシュ フィロソフィー(モーダ・クレア) 内側にファスナーがあり着脱しやすい仕様。はき口まで連なる11ホールのレースアップで自然に縦ラインを強調。
見た目に反した軽量ソール
スタッズサイドゴアブーツ(5) 29,700円/ダニエラアンドジェマ 筒まわりがゴム仕様で締めつけを感じさせない快適さ。小粒のスタッズで飾り気をプラスしドレッシーに格上げ。
【4】「埋もれない」ささいな飾りがあるブーツ
全体に個性を出すと派手に見えるけど、ヒールならいい意味で目立たない。後ろ姿もぬかりない人へ導くデザイン性のある黒ブーツ。
多角形ヒールで安定感も
多角形ヒールブーツ(6) 8,900円/オリエンタルトラフィック(ダブルエー) モダンな形とかかとに加え、後ろに配したゴールドのバックファスナーがさらなる高見えに貢献してくれる。
上品さをくれる少量のエッジ
ゴールドミラーヒールブーツ(3.5) 36,300円/オゥ バニスター(アバハウスインターナショナル オンラインストア) 定番の形をゴールドのヒールでアップデート。
かかとのビジューで華やかに
ビジューヒールブーツ(3.5) 35,970円/ジル スチュアート(モーダ・クレア) 直線的なフォルム。丈が長めのボトムを合わせても、ちらっと見えるきらびやかさが上品。
くびれたボディに強気なシルバー
ミラーヒールブーツ(5.5) 13,970円/ユニティ(モーダ・クレア) シルバーのヒールは歩きやすくいちょうどいい高さ。靴底には防滑アウトソールがついていて、シンプルな見た目ながら快適歩行までサポートしてくれる。
【5】「違和感が出ない」スエードで細長い形
ボトムの質感によっては、微光沢のあるレザーシューズだと違和感を感じることも。起毛感のあるマットな質感のスエードなら、ボトムもテイストもシーンも、あらゆるものを選ばずバランスのいい仕上がりに。
ブーツの上からリボンの飾り
サイドリボンスエードブーツ(6.5) 13,970円/RANDA 足首に巻かれたリボンは取りはずし可能な2way仕様。その日の気分や合わせるボトムでとりかえて楽しむことが可能。
モードに寄せるワイドな筒幅
スエードブーツ(6.5) 81,400円/ネブローニ スエード特有のマットな質感のおかげで、ポインテッドトゥの鋭さもマイルドな印象にしてくれる。幅広の筒でスタイルアップも。
ニット仕様の異素材MIX
起毛ニットブーツ(5.5) 16,940円/メルモ(モーダ・クレア) クッション性の高い中敷きが入っていることにより、長時間立っていても疲れにくく足どりも軽やか。
【6】「窮屈感なくすっきり見える」細身ブーツ
万能な細身シルエットのショートブーツは、すっきりとして見える一方で締めつけも気になる。そんなマイナス点もない、ソフトな風合いや伸縮性を持たせた新名品をピックアップ。
靴下のようにフィット
ラウンドトゥブーツ(4.5) 51,700円/プリティ・バレリーナ(F.E.N.) はいていることを忘れてしまうほど足と一体化してくれる、伸縮性の高いストレッチ素材が心地いい。
ストッキングとブーツの間
ストレッチブーツ(5) 33,000円/TSURU By MARIKO OIKAWA 足にぴたっとすいつくような、薄い生地が特徴。太めのヒールがほどよく重みを分散してくれる。
「見た目もはき心地も疲れにくい」黒
ゴールドミラーヒールブーツ(3.5)/オゥ バニスター(アバハウスインターナショナル オンラインストア) ゴールドヒールがアクセント。全体に個性を出すと派手に見えるけど、ヒールならいい意味で目立たない。定番の形をゴールドのヒールでアップデート。
【7】「キレイな形だけじゃない」メリットがあるブーツ
見た目がいいだけじゃなく、さまざまな角度から“長くはける”ことも重視。服のように気軽に洗えないから。見た目は第一、そして手入れもしやすい機能性があればパーフェクト。
自己乾燥でムレ知らず
リボンベルトつきブーツ(7) 28,600円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店) 細長い美しいフォルム。7cmヒールも太めなので歩きやすい。水分を吸収し暖かさを保つ吸湿発熱や、自己乾燥などの優れた機能をもったクッションがインソールに内蔵。
雨の日も怖くない防水機能
レースアップブーツ(5.5) 26,400円/SOREL(コロンビアスポーツウェアジャパン) 甘めな服のハズし役としても、何かと使えるワークブーツ。平ひものシューレースの防水ブーツで、内側ファスナーつき。上品な長靴のようにはける。
アフターケアいらずの防臭機能
ミラーヒールブーツ(5.5) 13,970円/ユニティ(モーダ・クレア) シルバーのヒールは歩きやすくいちょうどいい高さ。靴底には防滑アウトソールがついていて、シンプルな見た目ながら快適歩行までサポートしてくれる。