春からもオシャレに欠かせないセーター。まずはシンプルで上質、長く着回せるタイプから投入。ゆったりとした、風通しもいいシルエットで、夏の紫外線対策にもうってつけな長そで、トップスと羽織りを兼ねるカーディガンや、Tシャツ感覚で合わせられるものまでをラインナップ。
(CONTENTS)
①素肌も映える上質シンプルなセーター
②「春夏のセーター」上手な使い方
③オシャレな人の「シンプルなトップス+ヘアアレンジ」
④「まとめ髪も可愛くなる」ヘアアクセサリー
素肌も映えるデザイン
春からのセーターの醍醐味は「肌感」。デコルテや腕など、肌と柔らかなセーターの風合いの組み合わせは、簡単にキレイがかなう組み合わせ。カットソーよりも繊細で上質な雰囲気がかもし出せるから、装いの格上げにも有効。
コンパクトでも透けない安心感

何かと使えるTシャツのような存在の半そでトップス。その定番・黒のリブニットを夏仕様に。スリムとワイド、どちらのボトムでもバランスがとりやすい、ハーフスリーブをセレクト。見た目的にも新鮮な5分そではボディラインが出るぶん、肌見せ感も少なくバランス調整力にも優れる。色落ちデニムの味わいを黒が引き立て、メンズライクでもこびない女らしさに。ボトムにINしなくてもちょうどいい短めの丈感。
シルクで編まれた上質なローゲージ

ベージュニット 35,200円/コンテ(コンテ 青山店) ボートネックからのぞく肌や落ち感のあるドロップショルダーが、女らしさをあと押し。スリット入りで、ワイドボトムと合わせたときも好バランス。
トップスとしても着られるカーディガン

ピンク半そでカーディガン 46,200円/SAYAKA DAVIS(ショールーム セッション) 通気性がよく、さらりと着られるコットンニット。形はコンパクトめで、首元は鎖骨が見え隠れするほどの開き加減。
品のいい白T感覚

〈右〉モヘアボウタイつき半そでニット 18,260円/GBH 繊細で長さのある贅沢な起毛感。〈左〉ケーブル編み半そでニット 6,990円/Gap ソフトなコットン素材。特有の編み模様がアクセントに。
膨張しないふっくら質感

ブルーニット 34,100円/エブール(LITTLE LEAGUE INC.) もっちりとした質感のニットながら、縦を強調できるリブと微光沢で見た目はスマート。クロップト丈とさわやかな色みが季節感を演出。
凝った編み地でノースリに個性を

〈右〉ブラックベスト 66,000円/aLORS スクエアを保てる肉厚なハリ感。〈左〉ベージュベスト 30,800円/pelleq(ショールームリンクス) ドライな風合いと部分的な透けで、エフォートレスな雰囲気。
凹凸&太さ違いの糸で無地を表情豊かに

ホワイトコットンニット 23,980円/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店) クリーンな白をカジュアルに着られるざっくり感。そで口にはグレーのライン入り。
シンプルな形に差をつけるそで丈

ネイビーハーフスリーブニット 9,350円/ステートオブマインド(ゲストリスト) そでまでぴたっとフィットする形に、シックな濃紺。端正な形ながらどこか洒落て見えるのは、少し長めのそでのおかげ。
いつものタートルとひと味違う

グレータートルニット 18,700円/RIM.ARK(バロックジャパンリミテッド) ぽこぽことした立体感とほのかな透けで、細身ながら奥行きを感じる1枚。後ろの首元にはボタンつきで、前後で着用可能。
光沢をまとった春仕様のふわふわ

ベージュシャギーニット 46,200円/BEIGE,(オンワード樫山 お客様相談室) ウールとはまた違う、上質な光沢を放つカットジャカード素材。毛足も短め、丈も短めなので合わせやすく悪目立ちもなし。キャミやタンクなど肌感のあるトップスとあわせて着るのにうってつけ。
レースのように細やかなクロシェ

ライトブルー×ネイビーラインカーディガン 9,900円/MOUSSY(バロックジャパンリミテッド) クラシック感を高めるフレアそで。胸下あたりで変わる模様で腰位置が上がって見え、スタイルまでよく。
オフショル未満の浅めのV

カーキクロスリブニット 7,700円/MOUSSY(バロックジャパンリミテッド) クロスの胸元が華奢な鎖骨を強調するセンシュアルな1着は、渋めのカーキを選んでバランスを調整。
春からのニット「キレイに見える」肌が引き立つ組み合わせ
これからニットを起用するときに、当てはめて着こなせば必然的にバランスよく整う法則。カジュアルだけど女性らしい、ラクに見えてルーズじゃない、シンプルだけどオシャレに見えるコーディネートの実例。
【上はゆるく・下は短く】
ゆったりニットとショートパンツ

サマーニットをより軽快に見せ、ショートボトムに品を宿す。そんな相乗効果をかなえる白ネイビーの配色。きちんとしたイメージを作りやすい配色をあえてくずすことで、品とカジュアル、女性らしさのバランスがちょうどいいところに着地。長そでとショートパンツ、白とネイビー、トップスは重め・ボトムは軽く。3つのハズれなきバランスアップ法則で、ごくシンプルな装いを完璧なバランスに。
【上は軽く・下は重く】
タンクトップとニットロングスカート

タンクトップやキャミソール、ノースリーブなど、軽く肌の出るトップスに対して、ボトムには少しの重厚感を求めたい。そんなときに起用したいのが、ニットスカート。ドレッシーなロング丈ならデザイン性に頼らずとも、簡単に女性らしくリラックスした装いに。
【外はゆるく・中は細く】
カーディガンとコンシャスなインナー

例えば、コンパクトなTシャツ+スキニーという細身の組み合わせにニュアンスを足せるカーディガン。透け感があるざっくりとした編み目ならロング丈+黒でも軽やか。モノトーンの緊張感を和ませながら羽織るだけで、ウエストまわりを隠しつつ縦に長くタイトな印象に導いてくれる。
ニットアウターを「肩に引っかけるようにして」

カーディガンのように着られて、それよりもきちんと見える薄手で柔らかいニットジャケット。適当に肩にかけて、着るというより小物のように飾る役割として抜擢。
キレイ色ニットの羽織りとゴールドアクセ

キレイな色もニットならではのマイルドな発色と、抜けの出るインナーコンシャスな装いなら重く見えない。たとえば、ある意味似た色どうしの鮮やかなイエローとゴールド。イエローにはシルバーではなく、ぬくもりを足すようにゴールドをアレンジ。
「デコルテと対比させて」暖かい素材のヘッドウェア

ストロー素材だけが夏のハットの主役じゃない。ベアトップなど肌を露出するときこそ、ウールハットやキャップなど、重みのある素材が都合よく働く。まろやかな色づかいによって、大胆な肌見せでもどこか上品。
「タンクを軸に」ニットで飾る

たとえばコンパクトなタンクとクロシェハット。テイストは違えど、ニットで共通させることでシンプルすぎないカジュアルに。レトロなクロシェなら、プレーンなスタイリングに深みも見込める。
ルーズなほど心地いい。「気だるさを着る」感覚で

肩が落ちる「定まらないフォルム」のプルオーバーをいいことに、無造作な肌見せを。タンクやショートパンツなど「小さく効かせたクリアな白」がアクセントとして成立。