1つのセットを使い回して「海にも街にも」
特別なシーンでも肩ひじはらずに過ごしたいから。この時季よく着るスタイルを軸に、“もっと遠く”をかなえるシーン別着まわしを敢行。1セットに小物を足して、インナーを変えて…空気をガラッと変える+1のアイディアにフィーチャー。
どこでも行ける「夏仕様のセットアップ」

ベージュジャケット 64,900円、ベージュハーフパンツ 31,900円/ともにSACRA(インターリブ) オフィスムードなベージュのテーラードを、ナイロン素材で息抜き。スカート見えするAラインショートパンツは、ウエストがドロストデザインでモードっぽさも加味。
アウトドアなディテールをオールベージュでモダンに格上げ

足元や小物まで穏やかなベージュで統一し、素材やミニ丈のアクティブさを大人っぽく中和。ワンポイント的に中に白を差すことで清潔感が加わり、リゾートすぎないバランスに着地できる。
しっとりとしたベロアをしのばせてレディがチラつく計算高さへ

サバサバとしたセットアップのムードを落ち着かせるブラウンベロアという選択肢。ジャケットからちらりとのぞくたびに、表情にうるおいをもたらす。
“海に行く日”を盛り上げる肌見せはヘルシーに

下着としても水着としても着用できるカップつきブラトップをトップス的にイン。レイヤードした服に響かない、華奢さとバックオープンストラップも魅力。チューブトップ風のスポーティな形で露出によるセクシーさを回避して。ハイウエストパンツとのバランスも絶妙。
カジュアルな素材のジャケットをスカーフ1枚で印象操作

70年代気分なスカーフを巻くだけで、非日常感のあるシーンにふさわしいレトロな華やぎが。チョーカーのように巻いて品よく。
「水に強い」形もキレイな服
突然の悪天候にも動じない、撥水加工をほどこした水に強いアイテムが多数登場。天気や予定に左右されずに、シーンレスで使えるラインアップ。
硬派に穿ける「しゃり感のある黒」

スカート 40,700円/ダイワ ピア39(グローブライド) ブラウス 17,600円/MANOF サンダル 8,910円/RANDA バングル/スタイリスト私物
足元で印象を変えやすいミモレ丈のナイロンスカート。ひざ上の切り替え位置に配したジップを開けると、メッシュのインナーが登場。レイヤード風の、よりデザイン性の高い装いを楽しむことが可能に。表生地は、ゴアテックス仕様のハリのあるマットなポリエステル生地を採用。
水着に見えない「ヘンリーネックのスイムタンク」


汗ジミが気にならず、カップつきで手間なく着られるから、デイリーづかいにも役立つ1枚。水はけのいい素材感ながら浮かれて見えない、落ち着いたグレーが大人っぽさをプラス。軽めの羽織りやワイドパンツなどとも合わせやすく、コーディネートの幅を広げるバランサーとしても優秀。
上品に着られる「汗に強いシャツ」

吸水速乾性、UVプロテクトをそなえる、アウトドアブランドならではの軽やかな機能素材。くたっとしない適度なハリと厚みが、ゆったりとしたサイジングでも品をキープ。はらりと羽織るだけで気だるくキレイなバランスにまとまる、かしこまりすぎない穏やかなブラウン。
見た目も着心地もクール

悪天候にも強い、ゴアテックス素材を採用した軽やかなショートパンツ。上はトラッドなチルデンニットなのに“優等生”になりすぎないのは、合わせたボトムがしゃかしゃかとしたアクティブなショートパンツだから。真逆のテンションを掛け合わせることで、まじめなモノトーンに個性をもたらす強さを加算。
1年で3000枚売れの名作

「撥水に加えてUVカットと4wayストレッチ機能をあわせもつ、高機能な素材「UR TECH」シリーズ。水着の上に着られるうえ、黒だから街にもとけ込む仕上がりに」(プレス・高見澤志帆さん) ミニワンピ風に着られる、体型を拾わないチュニック丈。
「ビーサンでもスタイルよく見える」水に強いパンツ

「脚線を細見せできるスキニーフレアシルエット。ほどよいストレッチ性ではき心地がとにかく快適。撥水性のあるドライタッチなテクスチャーなのに落ち感があるため上品」(プレス・小嶋奈南美さん)
すその内側にあるファスナーを開閉すると、スリット風デザインに変化するLE PHILの中でも特に人気の名作。センタープレスまで入った「ややフレア」シルエット。ヒザより上の位置からゆるやかに広がる形にデザインすることでヒザ下を長く見せる効果が。
水を弾くスポーティなナイロン素材

シンプルなトップスを合わせるだけでさまになる、軽やかな広がり。ウエストのバックはゴム仕様。ナイロンを高密度で織り上げた、透けない設計。
シルエットが美しいドルマンのハーフスリーブ

撥水機能に加えて、UV加工も兼ね備えた万能さ。詰まった首とウエストをシェイプしたデザインで脚長バランスに。
かかとも浮かずに歩きやすい幅広のアッパー

ななめに入った大胆なカッティングと、ソールのゴールドラインがスタイリッシュ。
ミニマルな見た目で全天候対応

「ソールと側面はラバーコーティング、上部は撥水性があるキャンバス地のスニーカー。機能性シューズ特有の「いかにも」なゴツさがなく、シンプルな服装にもすんなりなじむミニマルなルックス。雨の日だけなく、ふだん履きとしても有効な全天候対応スニーカーです」(ブランドディレクター・コイシミキさん)
どんな色のボトムにも合わせやすいチョコブラウン

まじめなスクエアトゥを、だ円形のゴールドモチーフで華やかに。
キレイに使える「涼しい素材の夏小物」
季節感を添えたいとき、軽やかさやちょっとした遊び心が欲しいとき。あらゆるタイミングに、ラフィアやラタンなどの天然素材でできた小物が便利。
親しみやすい「モード感で引き締める」

ドライな質感と印象的なフォルムのおかげで、シャープで凜としたイメージの服とも好相性。辛口なのに気張りすぎないさじ加減が使いやすい。
【選びのポイント】
□落ち着く色によるミニマル配色
□そぎ落とされたシルエット

1.「神秘的でスタイリッシュ」 チョーカー 46,200円、リング 16,500円/ともにバンボレイラ(フラッパーズ) 1本ずつ染めた天然草木を巻きつけたジュエリー。ゴールドによるタフさと、ナチュラル素材によるしなやかさが共存。
2.「抜群の存在感を放つ」 黒バングル 7,040円/ブランチ・ジュエリー(ZUTTOHOLIC) ウッド製で軽いつけ心地。マットな質感とフラットな形が、クールな印象をあと押し。華美じゃないのに目にとまる、大人っぽさもプラス。
3.「強さを保てるALL黒」 ハット 6,990円/Gap 低めのクラウンを選べばかご素材でもほっこりしない。黒の面積が多くなる幅広フォルムを選んでシックに調整。
4.「カーキとの合わせがシック」 バッグ(12×18×18) 24,200円/ムーニュ(トゥモローランド) 持ち手はなめらかなレザー。開き具合を調節する垂れ下がったコードも飾りの一部。
5.「色気も薫る甲浅&リボンつき」 バレエシューズ 37,400円/スペルタ(フラッパーズ) かさっとした質感によってキレイな甘さに落ち着く、黒のバレエシューズ。甲に添えられたストラップがシャープな印象をあと押し。
6.「アンバランスな形がエッジィ」 バッグ(21×23×4.5) 30,000円/コントレ アリー(トゥモローランド) ユニークなポリゴン型。黒のフレーミングのおかげで、一風変わったフォルムもリアルに引き締まる。
7.「つややかな黒が万能」 サングラス 61,820円/ケイト×オリバーピープルズ(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) かわいた質感のナチュラル小物がもつ気楽さを適度に締めたいときにうってつけ。
8.「ほどよく緊張感のある白」 メッシュシューズ 19,800円/オゥ バニスター(アバハウスインターナショナル オンラインストア) ざっくりとしたメッシュ編みのおかげで、すっぽり履ける甲深でも肌なじみがいい。編み目に引っかけたパールのリングもポイント。
9.「黒の模様でシックに昇華」 ハット 7,700円/Ungrid アーティな柄がリラックス感の強いハットをモードに転換。無地のワンピースなど、脱力感のある服装のときに重宝。
10.「装いが整う適度なボリューム」 バッグ(19×25×25) 38,500円/バケット バゲージ(アイネックス) パタンと倒すだけで手持ちと肩がけをストレスなく移行できる、長さの異なるハンドル。
11.「キャップなのに品がいい」キャップ 7,700円/kiehtova(フーブス) 微光沢のある黒。ボーイッシュというよりも、かぶることで女性らしさが増す丸みを帯びたシルエット。
品を保って「遊び心を足す」飾り気のあるデザイン

ヘルシーさと洗練されたイメージを両立し、少々浮かれたデザインでも大人っぽさを保てる。一点投入で、いつもの上下が夏らしく楽しげに。
【選びのポイント】
□ほっこり見えないさし色づかい
□アクセントを担う目新しいデザイン

1.「足首に巻くリボンがキャッチー」 レースアップサンダル(0.5) 71,500円/HEREU(ショールーム セッション) ワンピやハーフパンツに合わせたい、足首までのデザイン。黒のリボンが引き締め効果を生み、夏らしいサンダルでも足元をシャープに。
2.「服の一部として作用する大げさなリボン」 ショルダーバッグ(11×25×9.5) 14,850円/エロイーズ(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) 360度どこから見ても印象に残る、大胆なリボンストラップの肩がけバッグ。ラフなトップスに華やぎを与える装飾的な役割にも。
3.「キレイ色が素材の持ち味を引き立てる」 バッグ(23×43×12) 18,900円/CHARLES & KEITH(CHARLES & KEITH JAPAN) 涼しげなミントグリーンが、ライトな素材感とマッチ。グラデーションのような曖昧なカラーリングのおかげで、カラーもなじみやすい。
4.「シャープな形が強さを上乗せ」 サングラス 16,500円/ステータス アングザエティー(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) キャットアイサングラスと一緒なら、ユーモラスな小物をクールに楽しめる。強気なフォルムはやわらかい色みでマイルドに。
5.「愛らしい小花をちりばめた一足」 サンダル 55,000円/パロマ バルセロ(アマン) 立体的なフラワーモチーフで足元を飾りつけ。黒レザーをラフィアで縁どり、大人っぽいカジュアルを表現。
6.「レトロマリンな色づかい」 ショルダーバッグ(20×15×15) 12,100円/ジャーディン デル シエロ(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) 白のブラウスなど、さわやかな装いと合わせたいヴィンテージライクなデザイン。
7.「旅のお供にも最適」 バッグ(36.5×54.5×28) 36,300円/キロメートル パリ(ロンハーマン) ホテルまでの道のりを刺しゅうで表現したという、ウィットに富んだコンセプトも魅力的。
8.「カラフルだけど合わせやすい」 バッグ(44×45×15) 25,850円/メイド イン マダ(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) 色数が多くあっても、質感がナチュラルだからコーディネートに浮きにくい。
(キャミワンピースで考えられること全部)
【続きを読む】≫黒ワンピース1枚を「あの手この手で可愛く着回す」コーディネートの実例集
