どこまでも着回せる、シンプルな白ワンピースや白Tシャツ。涼しくなってきた今日この頃、だけどまだ暑い日も続くこれから。2つのアイテムを「寒くなるまで」オシャレに、徹底的に活用する着回し方をご紹介。
(CONTENTS)
①白ワンピースに「ぴったり似合う」5つのテーマ
②白Tシャツを軸に選ぶ「新しいデニム」
③実は「秋からの方が着回せる」ワンピース
「組み合わせて生かす」白ワンピース
季節に見合ったさわやかさや、清楚な雰囲気をもたらす一方で、透けや膨張、甘さなど気になる部分も多い色だから、ためらうこともある白。「なにかと一緒」に着ることで、懸念点が解消されてとり入れやすく。
①
「肩が出ない「Iラインのカットソーワンピース」

□半そでよりシャープ・ノースリより安心なそで
□長め丈をもたつかせないサイドスリット入り
白フレンチスリーブワンピース 8,910円/Mila Owen(ミラ オーウェン ルミネ新宿2店)重ねに向く、プレーンなストレート。つまりぎみの首元が品のいい見た目に一役。
+COLOR
新鮮な配色を楽しむなら

アクセント的に効かせるヴィヴィッド。映える色を小さくとり入れて、プレーンな1枚に変化球。重心が上がり、そのまま着るよりすらりと。
+MILITARY
テイストMIXを白ワンピでも

同系色でそろえて一体感。すでに適度なカジュアルさを持つカットソーワンピだから、なじませる意識で幼さを回避。ロゴに合わせて小物も黒でまとめ、色数をセーブ。
+WHITE
白ワンピを変える白

スカートを重ねて形を更新。カットソーワンピがペチコート的役割をはたし、いっそう透けにくく。
+BLACK
心地よいモノトーン

長い白をしゃんと見せるベロアの黒。いつもの黒スキニーより抜けが出る、ベロアの細身フレアで今っぽく。
+DENIM
白ワンピに似合うデニム探し

着くずせるシャツで奥行きを。さらっとした白ワンピースに表情をつけるように、オーバーサイズのシャツをON。すそを結んだり、そでをまくったりのアレンジが、のっぺり感を解消。暑苦しく見えないよう、色は薄めに。
②
ふんわりとしたボリューム「キャミソールワンピース」

□センシュアル度ひかえめなスクエアネック
□躍動感が高まる細かなギャザー
白キャミソールワンピース 28,600円/エトレトウキョウ 軽やかな薄手なのに透けにくいすそまでの裏地。ギャザーで上半身がぴったりするぶん、重ね着もしやすい。
+COLOR
新鮮な配色を楽しむなら

気負わずにスポーティなパステルを。すでに華やかなフレアワンピに、ヴィヴィッドは少し特別感がすぎるから。なじむパステルが適任。メンズ的なアイテムを選び、糖度はOFF。
+MILITARY
テイストMIXを白ワンピでも

ゆるくかぶせたジャケットで甘辛に。レディなフレアに負けない、カーキの無骨さ。サングラスでさらにエッジィに。
+WHITE
白ワンピを変える白

かっちりとしたジレでまじめぶる。開放的な上半身を隠せばプリーツスカートのようにも見えるから、平日にも向く装いの完成。
+BLACK
心地よいモノトーン

キャッチーなプリントTでカジュアルダウン。ユニセックス感漂う、オーバーサイズのプリントTをかぶせて、キャミの肌感や素材のフェミニンさをほどよく引き算。
+DENIM
白ワンピに似合うデニム探し

ラフに見せずにリラックス=濃紺で。心地よい白+デニムパンツのあせないコンビ。薄いブルーデニムではリゾート感が強いから、濃いインディゴで洗練さを加味。
「白Tシャツとブルーデニムだけで」
お次の白は、寒くなるまで活躍する白Tシャツ。季節を問わない定番のデニム。ひとえに白T・デニムといっても、形やデザイン、色みもさまざま。その日の予定や気分、自分の好みに合わせて、白Tシャツとデニムで「しっくりくる」。そんな組み合わせの実例。
DAY4
レディなカジュアル

立体的なノースリ+スリット入りでLADYなムード
白スリーブレスタックプルオーバー 14,300円/エモエレ(アダム エ ロペ) デニムスカート 39,600円/THIRD MAGAZINE バッグ 42,900円/nuer(ショールーム ロイト) サンダル 14,300円/SLOBE IENA(SLOBE IENA 自由が丘店) カットソーとスエットの間をとれる厚みと締まったすその、立体的な白。INしなくてもいい丈感でスタイルまでよく。
ラフだけど女性らしく

ダメージデニムで引き立つ甘く透けるロンT
白ロングスリーブTシャツ 27,500円/チノ(モールド) ブルーストレートデニムパンツ 41,800円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) バッグ(GINZA SIX限定) 33,000円/VASIC(ヴァジックジャパン) サンダル 64,900円/ネブローニ(プルミエ アロンディスモン)
透け感のある上質なロングスリーブTシャツが、ダメージデニムのハードさを程よく中和。膝部分の大胆なダメージ加工が印象的なデニムは、アイスブルーの色落ちで全体を淡いトーンでまとめたのも、ラフすぎに見せないポイント。
ハンサムなトラッド風

えりつきTシャツ+スラックス風デニムでハンサムに
えりつき白Tシャツ 11,550円/アダム エ ロペ インディゴストレートデニムパンツ 33,000円/BAUM UND PFERDGARTEN/エディット フォー ルル(ベイクルーズ カスタマーサポート) サングラス 53,900円/DMY STUDIOS(ジャーナル スタンダード レサージュ 丸の内店) バッグ 52,800円/プンティ(エルディスト ショールーム) シューズ 30,800円/ヘンリエンヴァーゴ(プルミエ アロンディスモン)
えりつきの白Tシャツを選ぶだけで、カジュアルさに品が宿る。深めのインディゴを効かせたストレートデニムは、スラックスのような端正さがあり、ぐっとハンサムな印象に。サングラスや大ぶりのバッグを添えれば、シンプルなのに都会的。トラッドな要素が加わることで、白T×デニムの定番が見違える。
レトロな90年代風

太めロールアップ+掠れたロゴの懐かしさが新鮮
白Tシャツ(一部店舗限定) 3,990円/Gap ブルーセンターラインデニムパンツ 29,700円/エトレトウキョウ 手に持ったブルーデニムジャケット 49,500円/NEEDBY heritage(ゲストリスト) パンプス 69,300円/PELLICO(アマン)
90年代を思わせる、フレンチスリーブのピチロゴTシャツ。裾を大きく折り返したブルーデニムを合わせれば、一気に90年代のムードに。さらに手に持ったGジャンで奥行きをプラス。足もとはあえて華奢なヒールで締めることで、ボーイズ感に女性らしさをブレンド。
都会的なリラックス

深V&ノースリでサロペットを女性らしく
白VネックノースリTシャツ 13,200円/HER. ブルーサロペット 39,600円/upper hights(ゲストリスト) ベロアシュシュ 58,300円/ALEXANDRE DE PARIS(アレクサンドル ドゥ パリ GINZA SIX店) バッグ 7,480円/MOUSSY(バロックジャパンリミテッド) ローファー 16,390円/A de Vivre 小物は品を意識すると、サロペット姿が大人っぽく。
秋までも「秋からの方がオシャレに着回せる」キャミワンピ

インナー次第で雰囲気が変わり、アウターを重ねても、もたつきにくい。シンプルなニットにもう1枚重ねて気分転換を図ったり、上から厚手のゆるニットをかぶせてスカート風に見せたりと、秋冬の服レパートリーとしても実は便利。
全部黒でまとめた「ドレッシー未満」

ワンピースの深Vや立体的なリブが功を奏して退屈知らずなALL黒へ。必然的に差のつくVのニットワンピ。ノースリぎみでさらにすっきり。
黒+グレーの配色でLADYにドレスアップ

キャミワンピの下にグレーのタートルネックをIN。足元にはショートブーツ、コートもグレーで統一して、可愛いキャミワンピースをキレイなムードに転換。
新たなミリタリーを想起させるテイストMIX

メンズライクなブルゾンで引き立つワンピースの女らしさ。デコルテを見せたぶん、足元にはレギンスを合わせて肌感を調整。
カジュアルな小物で心地よさを追求

ニットカーデをひっかけて、リラックス感に意表をつくデコルテの女らしさ。ふわふわの羽織りものや、首元が開いたゆるニットとも好相性なキャミワンピース。胸元の開き具合や、ストラップの太さもちょうどいい。
肉厚なガウンでリーンなシルエットを形成

ワンピースの丈と同等のコートがわりのニットガウンでIラインに変化球。編み地や厚みに変化をつけて、ニットONニットに挑戦。ワンピのきゃしゃさに加えて、上から巻いたベルトバッグのアクセントで、ありがちな膨張を回避。