今すぐとり入れられる即戦力があり、まとうだけで気分がアガる。「出だしのいい服」として、まずはそんなスカートに目を向ける。導かれるスタイリングやこれから必要な新しさなど、スカートを決めてから見えてくるメリットとは?
PROLOGUE
「スカートにはいいことが待っている」
「軸となる服」を裏づけるべく、スカートにそなわる利点をあらためて検証。冬から春にかけての「今」にこだわった、スカートだから成立する4つのプラスの効果。
A / impressive
KEY WORD / 「立ち姿だけで美しい」
TYPE / khaki satin
ロングスカートの魅力の1つといえば、流れを感じさせるシルエット。さらにそこに、「素材の力」を加えてみる。たとえばツヤめく風合いなら、ただそこにたたずむだけで「絵になる姿」へと導いてくれる。
華があるのに甘すぎないカーキサテンの特性
カーキサテンマキシスカート 10,000円+税/Ungrid カーキMA-1 5,900円+税/原宿シカゴ 神宮前店 黒リブタンクトップ(3月上旬発売予定) 8,000円+税/styling/(styling/ 新宿ルミネ1店) ブーツ 30,000円+税/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店) サテンのロングでもエレガントになりすぎないのは、渋いカーキのおかげ。MA-1でさらにボーイッシュなアレンジを。
B / two faces
KEY WORD / 「強くもあり、やさしくもある」
TYPE / leather pleats
ゆれるスカートにレザーの重みを加えることで、意外性のある迫力が生まれる。そもそも抜け感をそなえたスカートだから、重厚でいながら隙もある。レザー自体があたり年の今季だからこそ、手にしてけっして損はない。
せっかくならライダースでセットアップ風の完成度
黒レザープリーツスカート 45,000円+税/FLORENT 黒レザーライダースジャケット 35,800円+税/MOUSSY(バロックジャパンリミテッド) スニーカー 9,500円+税/コンバース(コンバースインフォメーションセンター) プリーツ仕立てのおかげで、黒レザーにありがちな平坦さもナシ。旬なオーバーサイズのライダースとなら、さらなる迫力が見込める。
C / sharpness
KEY WORD / 「そぎ落とすことも知っている」
TYPE / I-line & slit
広がるだけがスカートではない。凹凸のないストンとしたスカートなら、今の時期にありがちなスタイリングの「もたつき」に、切れ味のよさを与えてくれる。スリット入りなど、ディテール次第ではよりシャープな印象に近づける。
レイヤードの重みをそぐように直線的なフォルムを加える
ベージュペンシルスカート 13,000円+税/TODAYFUL(LIFE’s 代官山店) インナーつきトレンチコート 42,000円+税/PUBLIC TOKYO(パブリックトウキョウ 渋谷店) デニムジャケット 2,900円+税/原宿シカゴ 神宮前店 サンダル 72,000円+税/ロシャス(ジャーナル スタンダード レサージュ 青山店) トレンチ&デニムの奥行きも引き立てる。
D / expressive
KEY WORD / 「動けばさらに表情が広がる」
TYPE / flare & super long
わかりやすく「なびいてゆれる」スカートの特性をダイレクトに楽しむ。フォルムだけで華やぐ存在だから、色みはひかえめでも十分。前だけじゃなく、サイドに後ろ、動作に沿って表情を変えるニュアンスさえも武器になる。
ワントーンに表情を添える優美な躍動感
共布ベルトつきロングスカート 15,000円+税/RIM.ARK(バロックジャパンリミテッド) 白タートルネックニット 9,000円+税/STUDIOUS(ステュディオス 渋谷店) バッグ 43,000円+税/カパフ(メゾン イエナ) ショートブーツ 22,000円+税/TODAYFUL(LIFE’s 代官山店) 上から下まで穏やかな白系に統一することで、品のよさがさらに高まる。