「新しい自分に出会いたい」|高橋愛、7年ぶりのショートカット

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女優、モデルとしてはもちろん、ブランドプロデュースなどファッションの分野で幅広く活躍している高橋愛さん。「実はもう32歳。新しい自分に出会いたくなりました」と決断したのは、ばっさり髪を切ること。お願いしたのは数多くの俳優、アーティスト、モデルから信頼を集めるBEAUTRIUMの川畑タケルさん。GISELe webオリジナルコンテンツ第1弾として、海を見渡す鎌倉・七里ガ浜のサロンで、愛さんが生まれ変わっていく一部始終を記録しました。

「実は、ずっと切りたくてしょうがなかったんです」


「約1年前からずっとショートカットにしたかったんですが、お仕事の関係もあったり、なかなかタイミングが合わなくて。前髪をつくったり、パーマをかけたり、ボブにしたり……やりたい髪型はほぼやり尽くして。『ショートにしたい!』というよりはとにかく『新しい自分になりたい!』という気持ちが強かったかもしれません。だから、切ったらすぐに伸ばしたくなるかもしれないけど(笑)、それがまた楽しいと思うんです。ショートにするって決めたときから、ずっと憧れの川畑タケルさんに切っていただけたらと願っていたので、楽しみで仕方ありません」


Beforeはあごラインの重めボブ。パーマが残ってウェーブがある状態。

「ショートね!似合うと思うよ!問題はパーマかな」


「ショートにするのはモーニング娘。を卒業する直前のタイミング以来だから、7年ぶり。こんなショートがいいかな、とか色々考えてはきたけど、基本は川畑さんに全部ゆだねてお任せします」と愛さんは男らしい発言。「ショート似合うと思うよ!髪質はいいんだけど、パーマが強く残ってるから切ったときにどうしても膨らむと思うんだよね。あとは……絶壁気味だから、後ろ姿がつぶれないようにしないとね。そこをどうしていくか、切りながら考えてみよう」


「これは絶壁とパーマとの戦いだな(笑)。やっつけるから、見ててね。」
「心強いです。お願いします!」


「愛ちゃんはあごのラインが綺麗だから、それがしっかり見えるようにカットしていくよ」


「強敵のパーマとは対話しながらね。切ったときにいい感じでふんわりしてくれるラインを見つけたら、後頭部がふっくらするから絶壁を倒せるの。パーマをいかして、絶壁をやっつける作戦だね」
「まだ後ろが見えないけど、どんどん軽くなっている感じがします」



ときに冗談を交えながらも手元に迷いは一切ない。


「わあ!ショートだ!うれしいです!」
ついに正面からも全貌が。


「これね、クロエ・セヴィニーの写真集なんだけど、こういう“なんでもない感じ”がいいと思うんだ。狙ってない、“なんでもない普通の感じ”がカッコいいし、俺は好きなんだよね」
「すごく素敵です」



「前髪をワイドにとって、サイドはボリュームを抑える。こうすると顔がキュッと小さく見えるんだよ。骨格矯正だね。可愛いコはバングが広いほうが似合うんだよ。もっと可愛くなるの。顔が目立つようになるからね。サイドは……またパーマとの対話だね(笑)。狙ったところだけがふわっとするように、うまくいかそう。そろそろ完成だよ」
「うわぁ……!」