GISELe×EMMA LIMBER×二子玉川 蔦屋書店イベントレポート

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2019年11月2日、二子玉川・蔦屋家電(2F・Dining/東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズ)にて、GISELeでも大人気のスタイリスト・樋口かほりさんをゲストにお招きした書店イベントを開催しました。今回は、今秋にデビューしたブランド『EMMA LIMBER』(エマリンバー)にもご協力いただき、これから寒くなる季節に向かって主にアウターをメインにしたスタイルを提案するトークセッション、実際にスタイリストが個別におすすめの商品やスタイリングをアドバイスするパーソナルスタイリングも人数限定で行われました。樋口さんのほか、『EMMA LIMBER』デザイナー・山崎真理子さん、GISELeでもおなじみの人気モデル・アリサやヘア&メイクアップアーティスト・岡田知子さんも登壇し、盛況のうちに終了したイベントの模様をレポートします。

プロ目線で熱く語られたトークセッション


GISELe×EMMA LINBER×二子玉川 蔦屋書店イベントレポート
トークセッションでは樋口さん、デザイナー・山崎さんが登壇。続いて『EMMA LIMBER』のグリーンのドレスコートをまとったモデル・アリサ、ヘア&メイクアップアーティストの岡田さんが登場すると会場は大きな拍手で包まれました。今回、アリサのヘアメイクも担当した岡田さんによるメイク解説から、トークセッションはスタート。

メイクのポイントは?


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「華やかなグリーンのアウターとバランスをとるため、ヘアはタイトでミニマムに整え、今シーズン増えている赤みをおさえたボルドーブラウンのリップをメインに添えるメイクにしました。華やかな色の服をまとったときのメイクは悩むと思います。ノーカラーやブラウンでポイントをつけたメイクもいいと思うのですが、ビッグシルエットのスタイリングにあえてキリッとしたメイクに仕立てるのが今年っぽいと思います。アリサのようなショートヘアでなくても、ミディアムやロングならワックスを多めにつけて、おでこを出すスタイリングにするとキリッと感が増して、トレンドの華やか色のコートにフィットします。ぜひチャレンジしてほしいですね」(岡田さん)。

スタイリングについて


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樋口さんからは、アリサが着た『EMMA LIMBER』のグリーンのコートについて、「このコートは一見派手だけど、ヴィンテージ感のあるグリーンで気張って見えないドレスライクなデザイン。裏地にオリジナルのプリントが使われていたり、ベージュのパイピングなど、ディテールがとても素敵な仕立てになっているので、今回のスタイリングはそのあたりから要素を拾ってヴィンテージっぽく作ってあります。今年も去年と引き続き、どのプレスルームでも厚めのコートを多く見かけます。実際着て暖かいですし、厚手の方が上品に見えやすいです」とのコメント。続いてワンピースを合わせた今回のスタイリングに関しては、「長いコートにインナー(ボトムやワンピース)も長い丈のほうがシャレて見えます。ヴィヴィッドなカラーを着る際のポイントは、中がシンプルでも派手でも合うけど、今日はこういう柄の主張のあるワンピースを合わせて、あえて主張を分散するスタイリングにしました。ワンピースの柄の色はブルーグリーンみたいな色で、コートと少し色みを合わせているからちぐはぐに見えず一体感が出ると思います。同じ考え方で足元は、ワンピースの色を拾って足元まで白でつないで抜け感を出しています。今回はワンピースを合わせましたが、パンツで合わせたり、インに黒のリブニットを入れてカッコいい雰囲気に振るスタイリングもおススメですよ」と誌面ではなかなか見られないほど詳細なスタイリングレクチャーをしていただきました。山崎さんからは「腕のベルトは、つけると今回のスタイリングのようなパリッとした印象。はずすとフレアラインと、着方によって表情が変わります。腕まわりや後ろ姿の生地にたっぷり余裕をもたせることできゃしゃに見せることができることもこのデザインにした狙いの一つです。フレアを入れて後ろ姿が印象に残るコートにしたくて」と、随所にちりばめられたデザインのこだわりが語られました。普段は直接聞くことができない第一線で活躍するプロ3人の話に熱心に聞き入っている来場者の表情が印象的でした。

トークセッション後半、樋口さん、山崎さんへの質疑応答で語られた内容は以下の通り。

スタイリングアイディアはどこから沸くのか。


「街を歩いている人を参考にしています。例えば後ろ姿が素敵な人とか。そこからいいなと感じたポイントを盗ませてもらったりしています。あとは男性ブランドのショップにもたまに足を運ぶようにしています。ジゼルはメンズっぽいスタイリングも多く登場する雑誌なので、メンズのスタイリングから想像を膨らませて、スタイリングのアイディアを得ることも多いですね。私自身、あえてメンズのニットを着ることもよくあります」(樋口さん)。

仕事に取り組むうえで大事にしていることは?


「スタイリストの仕事は時間が重要。やることがたくさんあるので、時間をうまく使うように常に考えています。疲れたときは服のことを何も考えずに、出かけたり、遊びに行ったりして切り替えることにしています」(樋口さん)。

ご自身の日々のスタイリングについて


「私自身は裏方の職業なので、ベーシックな服装が多いです。仕事柄、コーディネートを組む際、自分で服に袖を通してシルエットを確認したり、アウターを上に羽織ってバランスを見たりもするので、何かとベーシックが都合がいいんです」(樋口さん)。「自分自身がファッションを楽しむことを大事にしています」(山崎さん)。

『EMMA LINBER』を立ち上げた経緯と込められた想い


「若い頃は目立ちたい、モテたいで服を選ぶこともありましたが、だんだんと自分のモチベーションを上げてしなやかに着られる服を厳選したい、という気持ちが強くなり、それを表現できる服がつくりたいと感じたことがスタートです。いざブランドをつくるときに、一番に浮かんだのが「しなやかな(英語でリンバーがしなやかなという意味)」というワードでした。そして調べるうちに、アメリカの女の子の名前“エマ”に「やさしく包み込む」という意味が込められていると知り、2つのワードを組み合わせ、『EMMA LIMBER』というブランド名にしました」(山崎さん)。

フラットシューズでもスタイルアップがかなう工夫は?


「トレンドとしてフラットシューズやスニーカーが主流となっていますが、身長が低いと難しいと感じる方も多いかもしれません。フラットシューズなら、つま先の形にこだわって選ぶだけでも全身のバランスが違って見えるので試してみてください。なるべく先が細いものやスクエアトゥのほうが、スタイルよく見えやすいので、背の低い人におすすめすることが多いです。スニーカーならなるべくきゃしゃなものを。ボトムと合わせてもボリュームが出にくい形を選んでみては」(樋口さん)。

スタイリングで重要視していることは?


「いろいろあるのですが、あまり流行を入れすぎないことでしょうか。トレンドすぎると着るのが難しいので。洋服がカッコいい感じならヘアメイクで少し崩すとか。顔回りはパッと見の印象が強いので、スタイリングだけでなく、ジゼルの撮影現場でもヘアメイクさんに頼る要素はとても大きいです」(樋口さん)。

ルーズシルエットがだらしなく見えない着こなし方


「実際、先ほどのスタイリングカウンセリングのときにも、ベージュにベージュを着ると太って見えそうという質問を受けました。悩んでいる方は多いようですね。例えば私がスタイリングよくするのは、中(ベース)に黒のリブタートルのニットを着ること。こうすると軸が締まっているので上から重ねていっても膨張せず全体がまとまって見えます。今季ならベージュやブラウンが多いから、一枚持っていると活躍するのではないでしょうか。黒のほかには、ブラウンの濃いタートルニットもありですね。ベージュにトーンが合いますし、締まって見えるので、見え方が違ってきます」(樋口さん)。

樋口さんによるパーソナルスタイリングレクチャー


GISELe×EMMA LINBER×二子玉川 蔦屋書店イベントレポート

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イベントの後半には、応募者から10名にスタイリスト樋口かほりさんに個別でスタイリング相談できるパーソナルスタイリングレクチャーが実施されました。人気のスタイリストにアドバイスがもらえる貴重な機会。もともと樋口さんのファンという女性もおり、緊張した面持ちの参加者が多かったのですが、ひとりひとり丁寧に接して、スタイリングアドバイスをおくる樋口さんに徐々に緊張がほぐれ、楽しく談笑する様子がたくさん見られました。

『EMMA LIMBER』初のポップアップ体験イベント


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「しなやかに優しく包み込む」という意味が込められており、着ることが自信とモチベーションにつながる、デイリークローズを提案する『EMMA LIMBER』は2019年秋にデビュー。通常オンラインでのみ購入が可能ですが、今後、東京をかわきりに日本の主要都市を巡るポップアップ体験ストアを展開する予定とのこと。様々な場所で商品を手にとり、フィッティングができ、お気に入りの商品はQRコードを読み込んで、公式オンラインストアで購入することができます。今回のイベントは、実際に商品を手にとり、お気に入りの商品のQRコードを読み込んで、公式オンラインストアで購入することができる『EMMA LIMBER』初のポップアップ体験イベントとなりました。今回のイベントに登壇したデザイナー・山崎さんからは「自分が服に求めるものが変わったこと、自分のモチベーションを上げてくれる服を厳選して着たいという想いが『EMMA LIMBER』を立ち上げる原動力でした。1年前から企画がスタートし、“こんなブランドがあったらいいな”、“いつ会っても安定して素敵な印象の女性でいられる服”を、チームで試行錯誤を繰り返しながら形にしたブランドです。今日は実際にみなさんに『EMMA LIMBER』を披露することができ、対面で反応を見られる機会をいただき、うれしい気持ちでいっぱいです」など、熱いが語られるシーンもあり、来場者は熱心に耳を傾けていました。

豪華な来場特典も


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来場者には、イベント協賛プレゼントとして、『EMMA LIMBER』 20%OFFクーポンをはじめ、多くの来場特典がありました。さらに、雑誌購入者には、二子玉川 蔦屋家電限定のノベルティも。

■特典内容
・EMMA LIMBER 20%OFFクーポン
・EMMA LIMBER オリジナルノート
・a LITTELE a LOT トライアルキット(スキンケア)
・THE LAUNDRESS シュースプレー(消臭剤)

■蔦屋家電限定ノベルティ
・ANNA SUI BB メイクアップクリーム&メイクアップウォーター(サンプル品)
・THE LAUNDRESS ウールカシミア用洗剤(サンプル品)