「ニット・セーター」お手入れの基本|何回着たら洗うべき? 干し方は?

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洗濯時の形くずれや縮み、毛玉など、ほかの服より繊細でお手入れには注意が必要なニット。ステキなニットを今年も来年も着続けるため、あらためて把握しておきたい基本のケアや、洗濯&ニットのプロたちのこだわりのメンテナンス法などを教わりました。
※モデル着用のコーディネートはGISELeのバックナンバーで紹介したものです。

傷めないための第一歩
ニットのお手入れ「6つの基本」
洗い方や干し方、収納法などお手入れの仕方を見直すだけで、大切なニットの寿命がグンとアップ。6つの基本を覚え、MYニットをいたわって。

□1_WASH
洗濯は「手洗い」が最優先


「縮みを起こしやすいニットはまず手洗いを念頭に。1_洗面器などに張った水またはぬるま湯に、ニット用洗剤を入れてまぜる。2_次に畳んだ状態のニットを入れてやさしく押し洗い。形をくずしすぎないよう丁寧に。3_すすぎの仕上げに柔軟剤を入れ、同様の洗い方をするのがオススメ。」(レジュイール)

「洗濯機を使う場合に重視したいのが、ニットが中でなるべく動かないようにすること。ニットを畳み、その状態の大きさと同じサイズのネットに入れて洗いましょう。」(中村さん)


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□2_SELECT
水温は熱すぎず冷たすぎず


「洗濯時の水温は、水よりもぬるま湯を。水では汗の成分が抜けづらく、できるだけ皮脂汚れなどが落ちやすくなるぬるま湯で洗うこと。」(レジュイール)

「必ず洗濯表示の上限温度を確認し、まずはその温度を超えないように。しかし上限温度に近いほど、汚れ落ちはアップするので、できる範囲で高めの温度に。熱いお湯だとニット自体が縮んでしまうので、表示がなければ30℃くらいがベスト。」(中村さん)

□3_DRY
キレイな形を保てる「平干し」


「乾かす際は、しっかりと形を整えて乾かすことができる平干しを。色落ちを防ぐべく、陰干しにするのも忘れずに。購入するのもアリですが、自宅にワイヤーネットがあれば、両端にズボン用ハンガーのクリップ部分をとりつけると、簡単に平干しネットが作れます。ハンガーにつるすと水の重みでニットが伸びがち。もしハンガーを使うなら、肩の部分に厚みがあるものを選ぶといいでしょう。」(中村さん)


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