その洗剤が間違い?洗濯のプロが教える「Tシャツの寿命が延びる」洗剤選びの正解【4選】

全ての画像を見る

見直し!Tシャツの洗濯方法


夏ワードローブの軸となるTシャツ。出番が多い服だけに、キレイな状態を少しでも長く楽しみたいから。今からできること、あらためて知りたいことを、洗濯・洋服のプロに聞き込み。

【CHECK-1】
洗剤・洗濯方法が寿命を左右


▶「服がダメになる要因は生地がへたってしまうこと。これは着用頻度や生地の質、織り方によって幅があります。しかし1回1回の洗濯の質を高め、へたりの進行を遅らせることで2年から3年、さらに長くもつように。数あるケアの中から、素材や形に適した洗剤・洗濯方法を選ぶことがいちばん重要です」(小石川良美さん/「とみおかクリーニング」ブランドマネジャー)

☑脱水は1分が目安。柔軟剤は適量を

「繊維を守るために、脱水時間は1分程度に短縮するのがオススメ。柔軟剤を入れれば脱水のダメージも軽減できます。ただし入れすぎるとすすぎのときに残ってしまい、生地の通気性が低下して、結果的に汚れやすくなってしまうので適量を守って」(永井良房さん/100%水洗いクリーニング専門店「Licue」工場長)

☑乾燥機のかけすぎには注意
「乾燥機を使う場合は、洗濯後すぐ5分程度軽めにかけ、あとはハンガーで自然乾燥。シワがのび、ゴワゴワとした手ざわりになるのも防げます。長時間の乾燥で繊維の水分が一気に飛んでしまうと、その隙間を埋めようとして生地が縮んでしまうので注意」(永井さん)


☑オシャレ着洗剤でけば立ち防止


ドライアップ 300mL 605円/サンスター ドライクリーニングでは落ちにくい汗汚れもすっきり落とす。「Tシャツも毎回オシャレ着用洗剤を使うことで繊維が長もちします。ドライアップはけば立ちをおさえてくれてオススメ。5分程度つけ置くだけでなめらかな仕上がりに」(machimohoneyさん/インフルエンサー)

【CHECK-2】
素材別・洗剤の選び方


▶いつも何気なく使っている洗剤が、実は素材を傷めている可能性も。生地と相性のいい洗剤の選び方を改めてチェック!

コットン・ポリエステル・ウールやシルクの素材別
≫【3選】洗濯のプロが認定「Tシャツの素材別」ベストな洗剤をすべて見る

【取材した方々】


「Licue」工場長・永井良房さん
100%水洗いクリーニング専門店「Licue(リクエ)」で工場長を務める、洗剤や繊維・素材の扱いを知り尽くした洗濯のエキスパート。
http://licue.com

インフルエンサー・machimohoneyさん
肌にやさしいオーガニックアイテムを紹介するインスタグラムが人気。元アパレル勤務の経験を生かした、身近なものを使ったお手入れの豆知識が豊富。
@machimohoney

とみおかクリーニング・小石川良美さん
創業70年「とみおかクリーニング」ブランドマネジャー。ベテランの職人が、布団から着物まで、あらゆる製品のクリーニングを行う。

OKULAB・永松修平さん
洗濯機のエンジニアとして長年クリーニング業界をけん引。コインランドリー“Baluko Laundry Place”、洗濯代行“Laundry Out”を経営。

リネット・近藤高史さん
12年以上のクリーニング現場経験者。集荷から配達まで行う“自宅にいたままクリーニング「リネット」”の品質責任者を務める。