<INSPIRATION DETAILS>
7.EUPHORIA
海外ドラマ『ユーフォリア』。目の下で輝くグリッターや、目元を囲む赤系アイシャドウなど、斬新なメイクが見られる。
8.Charlotte Gainsbourg
ジェーン・バーキンの娘、シャルロット・ゲンズブール。ラフな髪型と女性らしいリップのバランス感が絶妙。〈リップ〉リップスティック ラブローン 3,000円+税/M・A・C
9.GIVENCHY
ジバンシイの春コレクションより。ピンク×パープルの大胆な配色がアイキャッチィ。
10.STELLA McCARTNEY
乾いたような風合いのベージュの服に、少しあせたようなニュアンスリップが相愛。〈リップ〉エッセンスリップオイルカラー 0A04 マリーゴールド 3,500円+税/シロ
11.HERMES
エルメスは、ナチュラルなトーンにしぼったメイクを披露。
12.MIU MIU
ギンガムチェックの甘さをハズすのではなく、あえてピンクパープルのリップをさしてガーリーな印象に。
岡田さん:ドラマや映画を見て、影響されることもあります。最近だと海外ドラマ『ユーフォリア』のゼンデイヤとハンター・シェーファーのメイクがすごく新鮮で。グリッターの使い方や色合わせなど、自分至上主義に見えて、実は緻密に計算されているから、バランスがよくて惹かれるものがありました(7)。
長澤さん:私はシャルロット・ゲンズブール(8)の無造作ボブヘアが好きです。女優としてはもちろん、音楽やカメラ、絵の才能も持つ彼女のことは、アイコンとしてベンチマークしています。中性的な顔立ちにあえてのピンクリップっていうのもいい。彼女のつけている色はM・A・Cのリップが近いかな(8)。
編集部:ほかに最近見て、印象に残っているものはありますか?
岡田さん:ジバンシイの大胆さとロマンティックさを兼ねたカラーバランスには感化されましたね(9)。
長澤さん:ランウェイからヘアやメイクのヒントを得ることもありますよね。この春夏はくすみカラーの服が増え、メイクもどっちつかずであいまいな色が多かった印象。ステラ・マッカートニーのルックのように淡い色づきのリップも今季らしいですね。シロのグロスで再現できるのではともくろんでいるところ(10)。
岡田さん:私はエルメスのショーで見た、肌づくりに注目しました。骨格を生かしたチークが新鮮(11)。
木部さん:丸いフォルムや甘い色に弱い私としては、ミュウミュウに目がいきました(12)。ギンガムチェックにくりくりヘア、ピンクのリップと甘さを凝縮していて、かつ甘ったるくなくキレもいい。大人だからピンクはNGなどと決めつけず、自分が好きなものを好きなように試せばいいと思います。ブルベ/イエベの区別は、ときに個性を殺すこともあると思うので、私自身はそれほど重要視していなくて。それよりも、自分目線で好きなようにメイクを楽しんでほしいですね。
TEAM HAIR & MAKE-UP
MAI OZAWA
mod’s hair所属。着る服とのバランスを考え、足し引きの計算がされた絶妙なメイクアップに支持が集まる。海外の美容ネタにも詳しい。
AKEMI KIBE
PEACE MONKEY所属。トレンドや独自のアレンジを随所にとり入れたメイク術で、モデルやタレントからの指名が絶えない。
TOMOKO OKADA
TRON所属。ファッションのトレンドをとり入れながらつくる、今っぽいうえ、女性らしい繊細さや色香もそなえたメイクが大人気。
AOI NAGASAWA
モデルの個性や特徴を生かしたメイクが得意。ニュアンスカラーを好み、毎回の撮影でモデルにほどこすポイントメイクの色みが絶妙。