リップひと塗りで色っぽく「一瞬でムードが変わる」アクセ代わりの色

全ての画像を見る



血色感や立体感を与え、塗るだけで健康的かつ華やかな印象に。くすみをカバーし、肌を明るくキレイに見せる。そんな理想的なチークとその使い方を6つのトピックスでご紹介。




今季は「頬にもブラウン」を

まずは知っておきたい最新事情。今シーズンはブラウンチークが数多く登場。やわらかな発色を利用して、いつもより大胆に、頬全体に広くのせて。品格を漂わせられるほか、さりげなくシェーディング効果があるところにも惹かれてしまう。



【使用したコスメ】

1.RMK ピュア コンプレクション ブラッシュ 15 3,630円/RMK Division

2.モノ ルック アイズ P-04 揺翡翠 4,290円/SUQQU

3.アディクション リップ セラム ティント 012 Bare Honey 3,520円/アディクション ビューティ



【メイクのHOW TO】

2をブラシにとり、アイホール全体にふわっとのせる。まぶたの中央には重ね塗りをし、しなやかな立体感をメイク。表情にとけ込むブラウンチークを広範囲になじませて、大人っぽくスマートな顔立ちへと導いて。


頬の高いところから鼻下まで、1を縦長に広くのせる。中心部は濃くなるようにレイヤードし、境目がわからないようにやさしくぼかす。


3を使ってさりげないオーバーリップに。



【お勧めのチーク&アイカラー】

ブラッシュ N 957 5,060円/NARS JAPAN さりげなく光を反射し、気になる毛穴や色ムラを自然にカムフラージュ。ひとはけで洒落感ある発色をかなえる。

シマリング グロー デュオ R 01 4,950円/THREE さまざまなパールの効果で、生命感のあるツヤを実現。ナチュラルな血色になりすますニュートラルブラウン。右はハイライトカラー。

エレガンス プレジール アイズ 01 3,850円/エレガンス コスメティックス 淡く繊細なアイシーブルー。まぶたにピタッと密着し、つけたての美しさが持続。





「ナチュラルに盛る日」のチーク

飾り立てているわけではないのに、なんだか目を引き、印象に残る美しさの秘訣とは。顔の印象を左右するチークにフォーカスを当て、選び方・使い方を人気ヘア&メイク岡田知子さんが解説。



「ウォームピンク」で意志あるメイクを引き立てる

「頬骨の高いところに塗布するのもよいですが、このLOOKのように頬全体に色が乗るように広く縦長に入れると、抜けのある洒落顔になれます。アイメイクやリップメイクとのバランスをとるのが難しいという方は、パールの入っていないものを選ぶと、さらになじみがよくなります。」(岡田さん)



【使用したコスメ】

A.バイユア セラムフィット ボリューミング グロースティック 04 2,090円/Hamee 体温でとろけ、なめらかなうるおいを与える。ハイライト、チーク、リップ、アイカラーなど多岐に使えるマルチスティック。

B.ルナソル フェザリーアイブロウジェル 00 3,300円/カネボウ化粧品 眉にぬれたようなツヤとハリをかなえる。

C.YSL メイクミーブラッシュ パウダー No.06 8,360円/イヴ・サンローラン・ボーテ 毛穴をブラーしつつ、自然体で色っぽい血色感をもたらす。さわりたくなるふんわり質感。

D.パウダー キス リキッド リップカラー ハビット 4,840円/M・A・C(メイクアップ アート コスメティックス) ムースみたいに軽やかなつけ心地。唇の縦ジワをなくす、なめらかな質感。



【メイクのHOW TO】

上下のまぶたにAを指で塗り、目元につややかさを出す。Bのアイブロウマスカラで眉毛をほどよく立ち上げ、メリハリづけ。チークは広く、薄く塗るのが今の気分。


目の下あたりから頬全体をやさしく染めるようにCを塗布。


つややかな目元に対してさらに変化をつけるべく、仕上げにマットリップをコーディネート。唇に沿ってDを直塗り。





「色というよりツヤを足す」光沢を放つペールピンク

シンプルな黒の服もメイクで見違えを。ほのかに頬を染めるチークを主体に考えれば、服の持ち味を打ち消すことなく、新たなイメージを投影できる。服とコントラストをつけるために、選んだのはやわらかなペールピンク。頬全体に広げれば軽やかさが生まれて、黒の見え方に変化が。



【使用したコスメ】

A.ジルスチュアート メルティーシマー ブラッシュ 04 2,860円/ジルスチュアート ビューティ シルバーパール入り。目頭の下あたりからこめかみまで、大きめのブラシを使って広範囲に塗布。ブラシをななめ上下に数往復させると、偏光パールがキレイに輝き、表情の華やぎがアップする。

B.ケイト メタリックジュエリーリキッド EX-1 1,980円(編集部調べ)/カネボウ化粧品 指にとってから、まぶたの中央になじませる。

C.ラスティング フィニッシュ オイルモイスト ティント S S002 1,760円/リンメル リップは直塗りし、青みピンクのニュアンスを加えたら完成。



【メイクのHOW TO】

目頭の下あたりからこめかみまで、大きめのブラシを使って広範囲にA.を塗布。ブラシをななめ上下に数往復させると、偏光パールがキレイに輝き、表情の華やぎがアップする。

B.のリキッドシャドウは指にとってから、まぶたの中央になじませる。C.のリップを直塗りし、青みピンクのニュアンスを加えたら完成。





ニットに似合う「レディな温感」

アイとチークのほてったワントーン。ニットのあたたかな印象はそのままに、ほっこり見せないために使ったのは、暖色のクリームチーク。広範囲に塗布すれば、肌の内からじんわりと熱を放つような赤みが加わり、色香に満ちた仕上がりへ。



【使用したコスメ】

1.ソレイユ ネージュ ブラッシュ ハイライト デュオ 01S 11,550円/トム フォード ビューティ やわらかなコーラルピンクが、骨格をきわ立たせる。

2.RMK リクイドアイズ EX-02 3,850円/RMK Division シルバーやブルーのパールがきらめくピンクのリキッドシャドウ。甘さの中にエッジが効いている。

3.モイスチャー グレイズ リップスティック 105 5,830円(ケースとのセット価格)/SUQQU ピンクパールを配合したまろやかなティーブラウン。



【メイクのHOW TO】

_目の下あたりから頬全体に広く1.を塗っていく。上下の色を混ぜ、少量ずつ肌にのせるとより自然で美しい発色に。上まぶたにも1.を塗布し、一体感を出すのがポイント。

_下まぶたのキワに2.を細く塗り、ぼかす。3.は直塗り。



5
血色感と立体感を得られる「ほっぺに2色」のチーク使い

重ねるのは同じトーンの違う質感。2種の色みとテクスチャーを重ねることで、つるりとした肌に立体的な光がもたらされ、チークの完成度が引き上がる。シックなモーヴにピンクのつやめきを足し算し、めざすは、愛嬌がある大人の表情。ピンク系の中でもモーブな色味と、透け感のある色味を重ねて立体感を演出。フォギーな質感よりツヤも引き立つ。



【使用したコスメ】

a.レ ベージュ ヘルシー グロウ ブラッシュ モーヴ グラッセ  10,670円/シャネル 上質感の漂う肌に。

b.グラムトーンカラーカスタード E X02  3,300円/THREE クリアパールをベースとし、内側から発光するようなツヤを実現。

c.イラボレート ジェル アイライナー 04 3,080円/セルヴォーク アイライナーでさりげなく目元を引き締め。目元が締まる濃密発色。使い勝手のいい1.5mmの極細芯。



【メイクのHOW TO】

_aのモーヴチークを、頬の中心から横長に広げ、鼻筋の高いところにもうっすらと塗布。

_aを塗った部分と重なるように、頬骨のやや上にbをのせ、指で横長に広げていく。モーヴ系チークは、ピュアなピンクと一緒に使うと、親しみやすくヘルシーに着地。

_チークだけが浮かないよう、下まぶたの粘膜部分にcでラインを引く。



チークのポイントは「順番」と「入れる方向」

ペタル リキッド リップ アンド チーク 〈上から〉 03,04 各3,300円/トーン


「リップをつけたあとの最終調整として、チークを入れることが多いです。メイクの雰囲気と骨格のバランスを見て、頬骨に沿って横長に入れるか、こめかみに向かって入れるかなど、チークを塗る位置や面積を検討します。


一般的に内側に向かって入れるとかわいらしく、外側に向かって入れると大人っぽく仕上がります。


このチークは、気張った感なくカジュアルに使えるところが好き。顔色も良く映り、奥から血色がにじむような感じ。華やいだ色、という以上に透明感で染め上げるような色づきです」(木部明美さん・ヘアメイク)