シャツの印象が変わる「隙間を飾って埋める」アイディア
えりを抜いたり、すそやそでのボタンをはずしたり。よく見るとシャツには「隙間」が多くある。無防備な状態のままにしない。間を見つけて、飾って埋める、8つのアイディア。
ベルトループの隙も見逃さない

「余ったすそをくるっと巻く。さらに余った部分をデニムのベルトループに通し、ウエスト部分をセルフデザイン」(樋口さん)
メンズサイズは「肌感」で飾る

「ビッグシャツの隙間からふいにのぞく、デコルテの不確かな色っぽさ。甘さはフリルやスカートなどわかりやすいアイテムで演出するよりも、メンズライクなものをベースにしたほうが気恥ずかしさも紛れやすい。体が泳ぐシルエットによって華奢な体も想像しやすく」(樋口さん)
「ネックラインに沿わせるように」チョーカーを

「ノーカラーにもの足りなさを感じたとき。ネックラインをなぞるようにチョーカーを添えて、ささやかなドレスアップを」(樋口さん)
「もう1つのえり」として柄スカーフ

「ざっくり開いたデコルテにネックレスもいいけれど、「服の一部」のように主張するスカーフを仕込み、わかりやすい変化を」(樋口さん)
すその下に隠れたメッセージ

「キャッチーな見た目に惹かれるものの、子どもっぽさは避けたい「ロゴ」問題。端正なシャツでおおって存在感をセーブ」(樋口さん)
小さな黒で知性を飾る

「ルーズなシャツが無条件で引き締まる、シンプルで小さな知的な黒。どんな色のシャツにも対応できる万能性を発揮」(樋口さん)
ラルフローレンが似合うメンズがヒント

「シャツの着こなしは、ラルフのメンズのルックに出てきそうなスタイリングをイメージするのもいいと思います。合わせた眼鏡はセリーヌで購入。黒は強いかな?と思ってネイビーに。ヘアが適当なときや服がごくシンプルな日もこれ1つでもつ。バッグに入れておくとなんとなく落ち着きます」(樋口さん)
首を覆うトップスを仕込んで立体感を

「たとえばオーバーサイズのシャツを利用して、コンパクトなタートルを仕込み、奥行きを。寒暖差が気になる時季にも使いたいライトなレイヤードテクニック」(樋口さん)
白もぼやけない「ニットとニットの間にシャツ」

「カーディガン+白シャツだけだと少々退屈。ケーブルニットのイメージを塗りかえるかのように、白に白を重ねてベーシックの刷新を。ニットは外は厚め・中は薄く」。その間にシャツを挟んで。オフ白、純白など、白の微差を駆使して奥行きを意識し、パリッとした白シャツのえりをわざと雑に立ててくだけた印象に」(樋口さん)