夏のパンツに似合うから「ひと足先に黒ブーツ」ミニ丈ともバランスがとりやすい「ボリュームフォルム」


ワードローブが食傷ぎみ。そんなマンネリを打破するカギは、服よりも小物の選びにあるのかもしれない。なかでもワンパターンになりがちな足元にフォーカスし、よくはくボトムとの相性で導き出された「これもいい」組み合わせをラインアップ。
※( )内の数字はヒールの高さで、単位はcmです(編集部調べ)。



短め丈のスパイスとなる「夏の黒ブーツ」

さっぱりとしがちな短め丈にこそ、肌を隠せてボリュームまで補えるブーツが最適。ワーク風の黒で選ぶと辛口な要素、女性らしい細身フォルムを選べばスマートな要素がそれぞれ加わり、ショートパンツのやんちゃな印象も軽減できる。


足首にフィットしながらボリューム感も残せる

サイドゴアショートブーツ(3.5) 46,200円/ファビオ ルスコーニ(ファビオ ルスコーニ ルミネ有楽町店) スエットハーフパンツ 28,600円、キャップ 10,450円/ともにエイトンステイプルズ リネンシャツ 15,400円/スピック&スパン(スピック&スパン ルミネ有楽町店) バングル 5,900円/COS(COS 青山店) バッグ 8,998円/THROW by SLY(バロックジャパンリミテッド) 足首まわりがすっきり見える厚底ブーツなら、ショートパンツともバランスがとりやすく、スエット素材もきりっとした面持ちに。着脱しやすいサイドゴア仕様もこの時期にはとくにうれしい。



【MORE!】
「ウエスタン風のベルトデザイン」

ベルトつきブーツ(3) 71,500円/KATIM カーヴィーな切り替えデザインで、ほっそりしたフォルムも単調に見えない。内側部分がサイドゴアで着脱しやすい設計。



ソール部分のスタッズでさらにクールに

スタッズつきブーツ(5) 29,700円/ダニエラアンドジェマ どこかもの足りない日に効く、ミニマルなボディと小粒なスタッズデザイン。クッション入りの中敷きに軽量ソールで、見た目以上に快適なはき心地。



スニーカー感覚で履ける「ソックス仕様のレザーブーツ」

リブニットドッキングブーツ(4.5) 8,900円/オリエンタルトラフィック(ダブルエー) くつ下をはく感覚で着用できるスニーカーのような気楽さも魅力。凹凸感のあるソールがスポーティに働き、スタイリングにギャップを生み出す。



STYLING SAMPLE

カジュアルを品よくまとめる「ほっそりした黒レザー」

どう着てもスマートに整う白+ネイビー+黒のカラーリングなら短い丈も臆せず試せる。かっちりしたミニバッグとプレーンなブーツを黒レザーでまとめれば、大きめのロゴでラフに傾いたテンションもキレイに引き締まる。



一気にレディに傾ける「黒のピンヒール」

カジュアルなパンツにキレを加える目的で先の鋭いピンヒールブーツを再稼働。シャープな黒を足元に置くことで、大きく開いたUネックのロンTもゆるく映らず、肩に羽織ったジャケットの抜けとして上手く作用。



映えるブラウスを「浮かせない」

首まわりにタックを寄せた広がるブラウスのボリューム感とつり合う足元として、ブーツをセット。サンダルやパンプスでは出しづらい、「欲しい重み」だけをおぎなえるのも大きなメリット。



キレイな甘さに振れる「ロングブーツ」

ミニスカートのようなフレアシルエットの甘さともなじみやすい、黒のロングブーツ。より肌の面積を隠せるから、ミニ丈にも手が出しやすく。パンツのタックがももを目くらましして、ロングブーツでまっすぐな脚線を演出。



ルーズに着たシャツを落ち着かせる

ラフに着てふくらみを出したビッグシャツのボリューム感を上手にそいでくれる、ミニボトム+細くて長い黒ブーツ。トップスとの対比で、脚線が華奢に見える効果も。



ブーツ未満の組み合わせ「ソックス+パンプス」

ブーツの重量感が気になるときに活躍する、ソックスとパンプスの組み合わせ。ブーツのような見た目をつくれるうえ、色や素材などを組み替えればブーツ以上に幅が広がる、足元のコーディネート。



すっきり感が増す「黒ソックスと黒パンプス」

ニットキャミソール 23,100円、肩にかけたニット 31,900円/ともにebure(ebure GINZA SIX 店) ハーフパンツ 27,500円/ケラウズランブラ(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) 靴下 3,630円/パンセレラ(真下商事) バッグ 8,250円/BRIGITTE TANAKA(ROSE BUD ルミネエスト新宿店) パンプス 17,050円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)


ニット地のタンクトップにデニム素材のハーフパンツというリラックス感が出る上下を引き締める目的で、黒黒の組み合わせに。華奢な印象をつくりながら、ブーツほどかたくならないことで、ワンツーのラフさにもよくなじむ結果に。



シンプルを丁寧に「茶系のグラデーション」

チノハーフパンツ 31,900円/RHC(RHC ロンハーマン) シャツ 23,000円/yuvae. インナー 9,900円/Nave(NAVE) キャップ 8,470円/ザ シンゾーン(Shinzone ルミネ新宿店) ソックス 3,630円/パンセレラ(真下商事) パンプス 16,900円/アテニア


面積の大きいシャツやパンツはベージュ系で、足元に行くにつれ濃度を高くコントラストを調整。小さいポイントに濃い色みを置くことで統一感のある見た目でも絶妙な強弱を表現。



ボーイッシュを高めるための「足元での女らしさ」

グレーショートパンツ 9,900円/THROW by SLY(バロックジャパンリミテッド) 中に着た白Tシャツ 11,000円/ニコラ ジェンソン(リノウン) 白スエット 13,200円/+81 BRAN CA(UTS PR) ネイビーバッグ(8月展開) 13,200円/TSU RU By MARIKO OIKAWA 白ソックス(2Pセット) 2,640円/THE RAILROAD SOCK(メイデン・カンパニー) 黒パンプス 42,900円/KATIM


ボーイッシュなナイロンショーツに女らしい組み合わせをぶつけることで、ラフすぎずドレッシーすぎないベストバランスに。モノトーンや先細パンプスなど、一見浮きそうなほどの品のよさが、ショートパンツを単純なカジュアルで終わらせない秘訣。



品格が上がる「小さなモノトーン」

柔和にまとめた配色にもきりっとした女性らしさがそなわる、白ソックスと黒パンプスの組み合わせ。オーバーサイズのシャツとラフに合わせて、気だるくキレイな仕上がりに。



テイストMIXも正しく整う「ソックスとローファー」

かっちりとまとまるソックスとローファー合わせでMIXスタイルを正統派なイメージに着地。レディにもメンズにも似合うブラウンローファーが、要素を重ねたコーディネートを上手くまとめてくれる。