シンプルな服が持つポテンシャルの高さを利用すれば、着方ひとつで新たな表情を引き出すのも簡単。よく着る服自体で変化をつけたり、遊びをひとさじ加えてみたり。小さな工夫で大きくイメージを変えられる、即効性のあるアレンジ術をご紹介。
1つのコーディネート「着方とつけ方を変えて」 7パターンの着回し
オーセンティックなスタイルを飽きずに着続けるために。買い足さずとも印象が変わる、着方のアレンジ術。小物は同じでも「つける部分を変える」などひと工夫で「いつもの服でいつもと違う」オシャレの楽しみ方をご提案。
秋からはTシャツをニットに変えるだけ。ハイウエストのデニムも、ベルトを巻いたときにその上が「余る」タイプをなど、ベーシックな服も「できる着方に差が出る」デザインを選択。
首もとや頭、バッグに巻いたりと多彩な使い方ができるスカーフ、首から下げるだけでなく、アンクレットとしても使えるネックレスなど、シーズンを問わずに使える小物をセット。
1.
「腰から上」を変える
【スカーフをネックレスの一部として】
スカーフを細長く折り、チョーカーのようにタイトに巻く。ゴールドやシルバー、ビーズなど、いろんなテイストをさらに重ねていくことで、首元だけで白Tを凝った印象に。
【ターバン風にひと巻き】
顔まわりに華やかさを足したいとき、幅広に折ったスカーフをターバンがわりに活用。視線が上がることで、スタイルアップにも貢献。髪になじむカラーのスカーフでトライ。
2.
「腰まわり」を変える
【+ベルトでデザインデニムのように】
ベルトはループに通さずに腰に巻き、はき口をひと折りする。ハイウエスト×ベルトの整然としたラインが一転、ギャザーのような動きが出て、デザインデニムにさま変わり。
【ブレスレット的レイヤード】
クラッチバッグのように持ち、チェーンストラップをブレスレットと一体化させるように手首にくるりと巻く。Tシャツなど、うでが出る季節の余白を埋めるアクセントに。
【ショート丈にアレンジ】
すそを中央でひと結びして、くるっと中に入れ込むと、クロップト丈Tシャツが完成。すそをしぼったことで立体感が生まれ、あらわになるウエスト部分を細見せできる。
3.
「腰から下で」変える
【下で巻くとアンクルブレス】
シルバーのロングボールチェーンネックレスを足首にレイヤード。シルバーアクセサリーの冷たい質感を加えることで、夏のソックス合わせに軽さが出る。
【どことなくメリージェーン風】
パンプスの上からスカーフを一周させ、ふんわりとリボン結びをするだけで、華やかなストラップ風に。パンプスの女らしさを底上げでき、レディなデニムルックへ昇華。