デニムを買いかえるなら? 今季の傾向、スタイリスト目線で選ばれたもの、あのブランドの新作まで。寒くなってくるこれからも、デニムを着るのがまた楽しくなる、新しいトピックス。
インディゴデニムを格上げする「ブラウンのアイテム」
デニムに奥深さが欲しいなら、紳士の持ち物からヒントを得た渋めの色=ブラウンがよさそう。実際にメンズライクなテイストをとり入れるも、ヴィンテージを選ぶもよし。デニムのなかでもきちんと感のあるインディゴデニムのさらなるクラスアップにチャレンジ。
和ませ・高める「ブラウン小物」
ベルトの赤みを帯びたブラウンやローファーの深みのあるこげ茶色、バッグのまろやかなキャメルカラーなど、同系色の中でも差をつけることで装いも単調にならない。ゴールドの金具や高めのヒールなど、レディなディティールを散りばめれば、紳士な合わせも淑女に好転。すべて濃厚な色合いだから、白を差して抜けづくりも忘れずに。
デニムを上品に飾るケーブル編み
より上品なイメージを加えるため、合わせるトップスや小物はデニムと相性のいいブラウンを選択。透けのあるヒールで抜け感を出しつつ、温度調整もできるカーデを肩巻きすればシンプルなワンツーでも単調に見えない。
ふかふかしたブラウンと無骨なGジャン
濃厚なインディゴのGジャンがもつラフさに対して、女性らしい気品が漂うフォギーな質感を投入。オーバーサイズのデニムジャケットには、ビッグフォルムのファー素材で強気に出るくらいがベストバランス。一番外側の色みも落ち着いて、親しみやすいカジュアルに着地。
「色も形も最優秀」インディゴデニム
「よく穿くデニムに似合う服=出番の多い服」というセオリーをもとに、その軸となる新しいデニム選びの詳細をレポート。まずはデニムなのに知的なイメージも持ち合わせた、ネイビーともいえるインディゴデニムからピックアップ。
【STYLIST】
(渡邉恵子さん)品がいいのに親しみやすいシンプルスタイルの提案に定評。 (岩田槙子さん)モードなのにきちんと感もある、バランスのとれたスタイリングが得意。自身が150cm台ということもあり、スタイル良く見える服選びにこだわりが。
海外セレブご用達ブランドからデニムが登場
2019年に誕生し、スエットやキャップなど、90’sのスポーツウエアから着想を得たアイテムを展開するアメリカ発のブランド「SPORTY & RICH」。新作デニムは、大人っぽさとリラックス感を両立させた細身のストレート。
インディゴストレートデニムパンツ 39,100円(参考価格)/スポーティー&リッチ(ザ・ウォール ショールーム) 気楽なトップスを合わせたときもスマートに見える、直線的なシルエット。海外のファッショニスタからも人気が高く、SNSでもたびたび注目を集める「知る人ぞ知る」注目のブランドのデニムなら、シンプルな装いにも箔がつく。
女性らしいカービィな形と色が最高
デニムパンツ 26,400円/リーバイス® ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン) 「かつてマリリン・モンローが愛用したことでも知られる名作の701。ウエストもくびれて見えて、ヒップラインもキレイに見える、細すぎないまっすぐなストレート。深みのあるインディゴが、いつものトップスを格上げします」(スタイリスト・渡邉さん)
抜群にキレイな「ややワイド」のストレート
デニムパンツ 34,100円/カオス(カオス丸の内) 「撮影で使い、すごくシルエットがキレイだなと思い購入したカオスの1本。リジットデニムならではの生地のかたさとハリはあるけど、程よいワイドシルエットなので、履き心地もよく動きやすい。深みのあるインディゴカラーのおかげで、きちんと見えもかなう」(スタイリスト・岩田さん)
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