細身なのに窮屈じゃない「疲れない・合わせやすい・脚を長く見せる」黒ショートブーツの選び方


これからのスタイリングを支える重要な役割を果たすブーツだから、納得のいく1足を見極めたい。合わせやすい色であることを前提に、その色ごとにこだわりを細分化。



(CONTENTS)
細身だけど「窮屈じゃない」万能な黒ブーツ
まるでブーツのような黒スニーカー
「可愛いけれどカッコいい」ブーツスタイル実例集




「窮屈じゃない」細身の黒ブーツ


合わせるものを選ばない、対応力の高さで1足は持っておきたい安定の黒。その中でも万能な細身シルエットのショートブーツは、すっきりとして見える一方で締めつけも気になる。そんなマイナス点もない、ソフトな風合いや伸縮性を持たせた新名品をピックアップ。 ※( )内の数字はヒールの高さで単位はcmです。




【SELECT POINT】

1_どんなボトムにも好相性な「つま先狭めのスクエア」
ポイントは「つま先の幅」。その幅が広すぎず・狭すぎないつま先の形が、服と合わせたときの「しっくりこない」を防止。


2_細い脚線を促す「横幅は細め」
どんな服を着るときもスタイルアップは譲れない。足幅の狭いデザインなら、ヒールの有無や高さを問わず、すっきりした見た目に導いてくれる。


3_安定感のある太めのヒール
ヒールに高さがありつつも、歩きやすく疲れにくい。スカートやワンピースの甘さも程よくおさえられる、安定感のあるチャンキーヒールがおすすめ。




靴下のようにフィット

ラウンドトゥブーツ(4.5) 51,700円/プリティ・バレリーナ(F.E.N.) はいていることを忘れてしまうほど足と一体化してくれる、伸縮性の高いストレッチ素材が心地いい。


ストッキングとブーツの間

ストレッチブーツ(5) 33,000円/TSURU By MARIKO OIKAWA 足にぴたっとすいつくような、薄い生地が特徴。太めのヒールがほどよく重みを分散してくれる。




「見た目もはき心地も疲れにくい」黒

ゴールドミラーヒールブーツ(3.5)/オゥ バニスター(アバハウスインターナショナル オンラインストア) ゴールドヒールがアクセント。全体に個性を出すと派手に見えるけど、ヒールならいい意味で目立たない。定番の形をゴールドのヒールでアップデート。




ぐらつきをおさえるローヒール

ポインテッドトゥブーツ(5) 49,500円/ペリーコサニー(アマン) 華奢な形でもヒールが低いから足に負担がかかりにくいのもうれしいポイント。くたっとしたレザーで軽やかに。


ヒールに頼らずスタイルUP「まるでブーツのようなスニーカー」

ブーツにはない長所を含んだスニーカー。スニーカーにはない長所があるブーツ。両方のいいとこどりをした名品をピックアップ。フラットなソールで抜群の安定感。おまけにスタイルUP効果も抜群。



まるでブーツ感覚で使える分厚いソールの黒

UGG CA805 24,200円/UGG®(デッカーズジャパン) ヌバックレザーを全面に施した高級感あるCA805のatmos Exclusiveカラー。ソールが約5.7cmで足長効果も抜群。クッション性の高いソールで、一日中履いても快適な履き心地。




全天候対応の革靴「ヨークのJOURNEY LEATHER」

レザードローコードスニーカー 44,000円/YOAK(UTS PR) ブーツのような存在感たっぷりのALL黒+レザー。撥水、防水、防汚加工をほどこしたレザーを使用し、シーンを問わずガシガシ履ける。マニッシュなスタイルと相性のいい、メンズライクなフォルム。




タフなソールとはうらはらにスニーカーらしい軽量感」

厚底レザースニーカー 39,600円/OAO(OAOサポートセンター) トラッキングシューズのような、重さのある見た目ながら独自のミッドソールを使用し、見た目以上の軽さを実現。フレアスカートやティアードなど甘めなスカートのクールダウンにも適任。




スニーカーに求めたいことが詰まった一足

DELECITY 17,600円/オニツカタイガー(オニツカタイガージャパン お客様相談室) 軽量に仕上げた存在感のあるチャンキーでフラットなフォルムのソール。フットワークも軽くなるような、抜群のクッション性。履いていて疲れない、合わせやすい、ラフすぎない、脚を短く見せない、などスニーカーに求めたいことが凝縮された1足。




「可愛いけれどカッコいい」ブーツスタイル実例集

スマートなブーツを軸に、その長所を存分に生かすべく「カッコよくてキレイ」に振り切ったコーディネートをご紹介。スタイルよく見えるのは前提、ブーツに似合う服も分かる。カジュアルとコンサバの間をとった、地味でも派手にもならない、華やかなコーディネートの実例集。



黒で挟んで柄スカートをバランス良く

単純なワンツースタイルでもさまになるプリントスカート。黒のニット、黒ブーツという定番の黒アイテムが、甘さを引き締めつつも、スカートが色浮きして見えない。これからのおすすすめは、柄自体は小さく、そしてカラフルな目立ちすぎずも、埋もれない柄。




クロップド丈のパンツ+ショートブーツのバランス

足首まで届かないクロップド丈のパンツとショートブーツの組み合わせも、ストックしておきたいテクニックの1つ。肌を隠すなら黒やトップスの色に合わせた、ダークブラウンのタイツを仕込んで。黒×ピンクよりもやさしげなニュアンスを感じさせる濃いめブラウン×ピンクの配色。




服はベージュ・ブーツは白

レディでありながらマニッシュという、絶妙なテイストの混在感。ベージュをメインにした白+ベージュ配色なら、白ブーツも浮かずにバランス良くなじむ。紳士的なゆったりとしたロングアウターもカッコよすぎず、マイルドな雰囲気。




お堅いネイビーをゆれ感のある軽やかな素材で力みなく

暗色のロングスカートこそ、緊張感を解くニットで印象をマイルドに。すそに向かってゆるやかに広がるシルエット&ほどよいボリュームデザインで、王道のジャケットスタイルも簡単に刷新。




ワントーンに表情を添える優美な躍動感のあるスカート

上から下まで穏やかな白系に統一することで、品のよさがさらに高まる。白の色味や素材感、トップスとボトムの丈感やシルエットに差をつけることがオール白をバランス良くまとめるポイント。




ブーツをつなげてさらに大人っぽく

パターン化しがちな装いの気分転換として指名したい柄ワンピース。総柄でも派手さとは一線を画す、主張ひかえめな小花柄とレトロな配色。一枚で着るのはもちろん、カーディガン、ジャケットなどをはおっても浮かずになじみ、ほどよい華やぎに貢献。足元は黒のロングブーツで辛口に引き締めることで、いっそう大人な表情に。




旬のタイつきブラウスでデニムを端正な表情に

淑女なブラウスには、濃紺のキレイめデニムを相棒に。ビターな色味のブラウンは白やベージュ、薄いグレーなど薄色ボトムとも好相性。黒のようにコントラストがつきすぎないから、マイルドな印象。




ベージュでつなげてトップスにキレイ色を

温度の高いベージュの空気を変える「素材はあたたかく、色は涼しい」ニット。首もとが埋もれる手前のハイネックで温感はしっかりキープ。




LADYなネイビー+ブラウン

特徴のあるデザインも静かに受け止めるネイビーなら、ロングファーも品性のある見た目に。タートル&プリーツスカートのAライン&ワントーンを軸にすれば、相性のいいブラウンをはじめ、合わせる小物やアウターの幅も大きく広がる。




コートの中にジャケットを仕込んで奥行きづくり

カジュアルなコートの中にも1枚仕込んでおくだけできちんと感も加わるテーラード。あたたかいうえ凝って見えて、コートあり・なしでさまざまな日常のシーンにも適応。




ゆるいニットにシャープなブーツでシルエットにメリハリを

ゆる長ニット・Iシルエット・ロングブーツ。スタイルも女らしさも今っぽさも、欲しいバランスのすべてが詰まった鉄板のコーディネートレパートリー。カーディガンのゆったりとしたシルエットを生かし、カーディガンの中はコンパクトなIシルエットでまとめてスタイル良く。




ブラウンで採用すれば大胆なフリルもビターな甘さに

ティアードデザインやアシンメトリーな形の、躍動感のあるシルエット。おかげでロングアウターとの暗色合わせも重量感が出すぎない。




白シャツやリジッドデニム。定番服が見違えるカラーブーツ

シーズンはじめにあふれる新しい服。だけど活躍するのはやっぱり定番。その定番どうしの組み合わせを、カラーブーツでブラッシュアップ。




ベージュとの親和性も図りやすいレースをインナーづかい

シャツワンピースのボタンの開けぐあいで甘さを調整。白を挟んでトップスとブーツの色味をそろえてバランスよく。




ラフなワンツーにも強弱が欲しいときに

ヒールを合わせたいけれど、パンプスだとレディすぎるときの白ブーツ。ニットとデニムの手ごろなコンビの手抜きを防止。




カラーブロック配色の足元も潔く白でパキっと

旬なブラウン×鮮やかな赤。こっくりとした色を着たい日の足元は肌に近いニュアンスカラーなら服をじゃませず、重量感だけを引き算。