GISELeスタイリストが今、リアルに欲しいニットを調査。さらに、私物ニットから欠かせない相棒、インスピレーション源まで、ニット周辺の個人的こだわりにもせまります。 ※商品クレジットのないものはすべて本人私物です。
スタイリストに聞いた「ニットを着る日のコスメ」
【スタイリスト・渡邊恵子さん】
上品な中にも親しみやすさのある絶妙なさじ加減と、実用性もふまえた提案に支持が集まる。自身のスタイリングはメンズ服をバランスよくとり入れたカジュアルが鉄板。
ニットに合わせて香りとネイルも衣がえ
「“Maison Margiela”の真冬の暖炉をイメージしたオードトワレと、“CHANEL”のネイル。この企画でニットを引っぱり出す中で、思い立って黒を追加。ニットの風合いに黒のツヤがかわいい。」(渡邉さん)
ニットの表情を変えるヘアの質感
「海からあがったようなヘルシーなドライヘアを演出する“サーフスプレー”と、女性らしいツヤを与える“ユナイテッドアローズ”のヘアオイル。同じニットでもニュアンスが違って見えます。」(渡邉さん) ふんわりと軽やかな仕上がりのサーフスプレーはココナッツの香り。ヘアオイルはマンダリンやネロリといった柑橘系の香りで、重衣料をまとっても気分は軽やか。
マットでも過剰なツヤでもない「自然なツヤ感」
「ヘア&メイクの岡田さんにすすめてもらったのが出会い。初タッチアップしたその日に会ったライターさんに肌をほめられるミラクルがあり、一気に信者になりました」(渡邉さん)
コーディネートが可愛くなる「ニットとその周辺の選び方」
「起毛感のないハイゲージやドライな質感のカジュアルなニットが好き。1着でいろいろな表情を楽しみたいので、インナーとして白のロンTやシャツなどを合わせるのが定番。
印象の異なる白インナーを15着ほどそろえ、肌あたりのカバーも兼ねています。挑戦的なものをとり入れるよりは、好きな色や風合いはゆずらずにその中でバリエーションを楽しみたい」(渡邊さん)
真新しさは求めずに・手持ちのニットをマイナーチェンジ
ピッチの太さと配色にひとめボレ
タートルニット 22,000円/TSURU By MARIKO OIKAWA 「大好きな黒×ベージュに惹かれて、つい手にとったアイテム。コントラストがきつすぎず着やすい」(渡邉さん)
「季節を逆行する夏っぽい小物と、コートがわりのボリューミィなストールをMIX」
タートルニット 22,000円/TSURU By MARIKO OIKAWA ブラックデニムパンツ 35,200円/ANATOMICA(アナトミカ 東京) 黒サングラス 48,400円/プロポ(プロポデザイン) ベージュストール 165,000円/ヘリル(にしのや) 黒ローファー 17,930円/A de Vivre かごバッグ/スタイリスト私物
足元で差のつくふわふわ
シャギーソックス 各1,200円/バナナ・リパブリック 「小さいながらも長めの毛足で存在感のある靴下は、すそからのぞかせるだけでスタイリングに抜けが出ます」(渡邉さん)
秋冬に持つかごが新鮮
「数年前“メヌイ”で購入。夏のイメージですが、秋冬に持つのもオシャレだと思い再び使い始めました。“COACH”のキーホルダーやふわふわなクマなど、キャッチーなアイテムで飾りつけたい気分。(渡邉さん)
モード感と抜けをこれ1つで
眼鏡 24,310円/Polo Ralph Lauren(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) 「都会的な印象とレトロな黒縁ゆえの力が抜けた感をそなえていて、GISELeの服装によく合う」(スタイリスト・渡邉恵子さん)
無骨なフォルムで手元をクールに
「何年も前に購入したカルティエのウォッチはあせない私の定番。丸いフェイスや文字盤のデザイン、黒のベルトと、メンズライクなのに上品さもあるたたずまいで、カジュアルな服装にも合わせやすい。(渡邉さん)
スリムな深色ローファー
ローファー 52,800円/PHEENY 「好みのオーバーサイズを着るときは、細身の靴でシルエットを調整。しなやかなスエードだから窮屈さがないのもうれしい」(渡邉さん)
ほっこりしないミニマルなスニーカー
「ニットと相性のいいデニムなど、カジュアルなボトムをはくときほどスニーカー合わせに悩むことが多い。なので、ポインテッドトゥパンプス感覚でキレイめにはける、「THE ROW」の先が細い形は唯一無二の存在。白は何色のバッグでも合うので、コーディネートがしやすいです。(渡邉恵子さん)
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