オシャレを左右するのは「白の仕込み方」ベーシックな服に合わせやすい「差がつく白トップス」




服を持て余すことがなくなる「ユニクロの白トップス」

結論は白タートル。便利なロンTのような着幅もあって、それより暖かくどことなく女性らしい。首をゆるめに覆うシルエットは、ゆるっとしたニットやアウター全般にも好相性。さらには手持ちのシャツやスエット、あるいはコンパクトなリブタートルを中に仕込んで再活用したりと、手持ちの定番も再生させる有能さ。重ね着も着回しも1つで上手くなる、白タートル使いの好例をご紹介。




肉感を拾いすぎない余裕のある身ごろ

白タートル 8,990円(一部店舗のみ販売)/UNIQLO カシミヤ素材で、肌あたりも良好。薄すぎない生地&横幅のあるシルエットで、インナーも透けにくい。ハイゲージでさらに上品。




渋色タートルを中に仕込む

スリムなニットに重ねて奥行きを

身幅のある形なら、中にもコンパクトなトップスを入れても好バランス。




ショート丈のゆるトップスを重ねる

脚も長く体のラインも華奢に見せる

脚長見せの効果がある短め丈。黒×白で濃淡つけてさらにすっきりと。




大きく開いたVネックと一緒に

白が入るとカラーニットも整いやすく

重ねて着る前提の大きく開いたVネックニット。抜けの出る白・鋭いVネックと一緒ならカラーニットもバランスよく仕上がる。




ボリューム感をそぎ落とせる

レトロなブラウンをほっこり見せない

抜けを生む白のタートル。ネック幅が広いため、重みのあるニットとも好バランス。




かわいい色をマイルドに

甘い配色はクルーネックでメンズっぽく

スエット感覚で着られる、丸首&プルオーバータイプで、ひかえめな甘さに着地。起毛感のある白を仕込み、しなやかな印象もキープ。




白を重ねて1枚のトップス的

フリンジでワントーンに表情づけ

色をそろえると、大ぶりなフリンジも悪目立ちしない。深いVネックで、中に着た白タートルとも一体化しやすい。




「定番の白」の上手な使い方

ポイントは①暗色を「見慣れた白で軽くする」 ②「主役で使わない」で冬の白はうまくいく。縦につないだり、間からのぞかせたり、上にかぶせたり。定番の白トップスでできる、重たい服に抜けを出すテクニック。軽さをつくると同時に、単純なスタイリングにひねりを加えたいときにも効果的。




CHECK-1
【Iラインのオール白に締まる色を重ねる】

Iラインをつくるように、中に着たタートルと細身パンツを白で統一。そして上からスウェットやニットをかぶせるだけ。白によって全体のトーンが上がることで、ビッグスエットのボリューム感を軽減しつつ、重ね着の鮮度も上がる。上下のシルエットの差や配色にコントラストをつければ、白も膨張して見えない。




CHECK-2
【上下ルーズは白Tでゆるみを止める】

ゆったりしたニットとフレアスカート。ルーズなシルエットにメリハリをつけるため、インナーの白Tを「すそ」からちら見せ。ウエスト部分で白を効かせると、腰まわりのもたつきも防げる。またカラーニットなどを1枚で着るよりも、中に白を入れることで色の印象も中和され、着やすく、少しの白が入ることでコーディネートに奥行きも出てバランスアップ。




CHECK-3
【Vネックニット風に白シャツをON】

冬は眠りがちなシャツ。ニットの中に着るのが常套手段だけど「外で羽織り的に」活用。白シャツ+タートルの正統派なレイヤードは、シャツの胸元をざっくりと開けてかたさをほぐして。顔まわりにシャープなラインをつくると、暗色のボトムを合わせても重厚感が出ない。