小物だけで印象操作
服は同じ・上下の服は組み合えずに、着方や小物を変えて、さりげなく印象を変える方法。時間のない朝やコーディネートに悩みたくない日などに役立つ、定番コーディネートのアップデートを計画。
残りわずか! 「欠点のないTシャツ」

着ていて気持ちがいいのに透けにくい生地、ボトムのシルエットやテイストに左右されることなく、アレンジも効く使い勝手のよさ、ぴったりせずともすっきり見える体型カバーにも優れたシルエット。「こんなTシャツがあったらいい」から製作をスタートさせた、GISELeのオリジナルTシャツ。ぜひお試しください。
1
黒の長そでTシャツ
SWEET
「大きなリボンを主役に」


ターバンはリボンをフロントにしつつパールも効かせて“かわいい”を堪能
冷静さを保てるシャープな黒リブニットだから、ガーリーな小物をとことん詰め込み。パールのチョーカーはブレスレット的に巻いてターバンと距離をとると好バランス。
CASUAL
「海辺を連想させる開放感」


色も素材も心地よいエフォートレスな小物で黒を息抜き
タイトな黒ニットに脱力感をもたらす、わかりやすいヘルシーさ。ナチュラルなトーンでまとめつつ、ゴールドのきらめきを耳に宿すと、ラフには見えない大人な見た目は維持。
MODE
「インスピレーションは海外SNAP」


シックな黒をキャンバスに個性豊かな小物をちりばめてクセを出す
海外SNAPでたびたび見かける、黒トップス+カラーキャップのアイディアを参考に、リップもあえてラインをとって丁寧に。辛口な装いに、よく見るとユニークなピアスのギャップがにくい。
CHIC
「ビスチェのようにスカーフを」


ビスチェのように巻いてスカーフならではの気品で飾る
細身の黒をさらに格上げできるシルキーなスカーフの風合い。片耳だけのイヤカフが、適度な抜けとして作用。
2
白のスタンドカラーブラウス
CHIC
「シュシュありきの華やかなまとめ髪」


単純なアレンジが凝って見えるビッグなシュシュの存在感
スタンドカラーになったフリルが目立つよう、後ろでひとまとめ。ヴィンテージ調のゴールドイヤリングが高貴な雰囲気をあと押し。
SWEET
「パールの意外な使いみち」


アレンジ自在なパールのチョーカーをおだんごに巻きつけた新鮮なアクセント
フリルブラウスだけでも充分なところ、パールを効かせてさらなる甘さを。とはいえ使い方はあえてくずし、おだんごに適当に巻きつけるラフさでどこか親しみを。+赤チークで愛らしさをさらに表現。
CASUAL
「めざすは親しみやすい女っぽさ」


モダンなバレッタをサイドでとめつつ+眼鏡で「やぼったかわいい」をめざす
ブラウスのドレス感をおさえるように、まじめな眼鏡と優等生風のバレッタづかい。べっ甲柄だと少しほっこりするところ、モダンな黒だからかわいいだけじゃないスマートさも残せる。
MODE
「足すより引く美学」


さし色はクールなシルバーのみ。服の主張を生かしてほかは極力ミニマルに
大きなフープピアスと指には立体的なメタルボールのリング。フリルを引き締めるアクセントとしてはそれとなく効かせつつ、あれこれ盛らないことで服の立体感が生かせる調和のとれた装いに。
PATTERN_②
【シンプルな黒シャツ】
センスを感じるきちんと感


クセのあるパール系やラフにのせた赤リップで「更新されたエレガンス」
それだけで知的な黒シャツ。わかりやすい腕時計できちんと見せつつ、チョーカーで使った白パールや、パール的なシルバーでクラシックを今っぽく。あえてぼかし塗りした赤リップもポイント。
古着好きの男の子をイメージ


ピンバッジに見立てたピアスとカラーキャップでポップな色遊び
シャツを着くずすように、古着屋にありそうなキャッチーな小物をセレクト。目を引くピアスでシャツの左胸を飾ったら、+グリーンキャップのカラフルな配色の抜けに、穏やかなベージュのサングラスを。
黒×シルバーで後ろ姿もクールに


キュッと結んだ1つ結びをそのままにしないバレッタとピアス
ゆったりとしたシャツをシャープに見せるため、ヘアはおくれ毛なしのタイトに。結び目にアートのようなバレッタを添えたら、仕上げに太めのシルバーピアスで耳元にエッジを効かせて後ろ姿にまで配慮。
心地よさがにじむ女っぽさ


ニュアンスの出る質感で飾って黒シャツの印象をやわらかく
ハットについたゆれるリボンや、パールほど甘さが出ないころんとしたシルバーの光沢。質感やフォルムのさりげない女っぽさが、メンズシャツから浮かない飾りとして作用。ロングネックレスをブレスレットがわりに。
3
白のシンプルなトップス
CHIC
「デキる女のゴールドづかい」


要所に効かせたゴールドとシュシュのボリュームが品をアシスト
カジュアル度の高いスエットには、わかりやすい華奢なゴールドで品格を。シュシュを腕につけて華やぎを足し、どことなくブラウスのような面持ちに。
SWEET
「ヴィンテージな甘さで飾る」


クルーネックのさっぱり感を埋めるべくスカーフとピアスのダブルづかい
首に巻いたスカーフは、先端を中に入れてインナーっぽくアレンジ。耳元にはごろんとした大ぶりのイヤリングをプラスして、そっけない顔まわりをクラシックな女っぽさで飾りつけ。
CASUAL
「品をそこなわずリラックス」


ターバンだけだとリラックス。シルバーの輝きで洗練さが加わる
ターバンで顔まわりをすっきりとさせたからこそ映えるフープピアスのアクセント。それだけでも充分だけど、仕上げにマルチな赤を使い目まわりを彩ってシンプルすぎを回避。
MODE
「いろんなシルバーをつめ込む」


形状を気にせず重ねたシルバーでスエットに欲しい強さを補う
長さもデザインも異なるシルバーのネックレスやチョーカーをレイヤード。耳元にもイヤカフをつけながら、色はシルバーに徹することで、ただ合わせただけじゃない、計算高さもにおわせる。
定番服でも「印象が変わる」夏の着回し新定番
変わらずオシャレの軸になる服=定番。たとえば白スカートもシルエットや素材をレースに変えるだけで、同じ色でも表情は一変。ベーシックなTシャツも、あえてメンズサイズを選ぶことで、シンプルな中に余裕とこなれ感が生まれる。ディティールやサイズ感を見直すことで広がる、新しい着回しの可能性を、実例とともにご提案。
「締めつけない・拾わない」 動きやすい美脚ワイド

□くびれをつくる「ワイドなウエストバンド」
□「カーヴィな形」がヒップと太もものハリを同時にカバー
□黒と合わせても強く見えない「くすんだ白」
スタイルアップに効く「コクーンシルエット」

丸みをおびたデザインで甘口なモダンスタイル。くびれをつくるワイドなウエストバンド。カーヴィな形がヒップと太もものハリを同時にカバーし、黒と合わせても強く見えない「くすんだ白」をセレクト。
辛口な黒をマイルドな印象に

辛口なモノトーンスタイルの気分転換に、ライダース×ワイドパンツでたまにはやんちゃにふり切って。真っ白ではなく、黄みがかった白だから、ソフトな雰囲気を残せる。しゃがんでもシワになりにくいポリエステル混。
ミニとロングのいいトコどり 「アシンメトリーな形」

□「前は短く、後ろは長い」ことで大人のミニ感覚ではける
□脚の細見せがかなう「構築的なボリューム」
□「スキンコンシャスなデザイン」は締まる色で採用
「潔くモードを貫く」


凝ったデザインどうしは地味な配色で冷静に
トップス&スカートともにアシンメトリーなデザインにしたことで、むしろバランスのとれた見た目に。シルエットで十分インパクトが出るから、色は落ち着かせるのが鉄則。硬派な黒小物を合わせて細部はシンプルにそぎ落として。
「都会に似合うスポーティ」


ドレスライクな黒に甘えてほかはラクする
タフタ素材による立体的なラインとすそをたくし上げたようなドレープ感で、ドレスに近い華やかさをキープ。黒でリンクさせれば、スニーカーやブラトップの真逆のテイストも洗練されたMIXスタイルに。撥水加工があり雨の日も活躍。
白スカート「+繊細なレース」

□カジュアルに使える「コットン素材」の白レース
□「しなやかなAライン」でトップスの長さを選ばず済む
□薄手だけどインナーが透けない「ペチコートつき」
強さを和らげる

空気をふくむフレアスカートでレザートップスのエッジを緩和。歩くたびにゆれ動くコットンレースでやさしいムードをキープ。
ルーズな上下に抑揚づけ

上下ゆったりめの合わせも、細かなレースで間のびをセーブ。ティアードとレースのダブル効果で、ゆるやかなシルエットに奥行きをメイク。スリットをつくるようにビッグシャツのすそをざっくりとあけて、視線を縦に流すひと工夫を。
アクセみたいに少量づかい

すそからのぞかせるだけでマニッシュなコート姿に親しみがわく。糖度高めの白スカートをあえて合わせることにより、硬派なロングコートの緊張感がなごむ。小物感覚で抜けづくりに徹するために、コートの前は閉じてスカートの面積を減らす意識を。