安心感に手堅さ。そんな「守り」のほかに加えたい、今シンプルを要する理由とは？「ふつうにかわいい」に甘んじることなく、いい幅を出すためのシンプルに対する４つの視点。
Simple is not BORING. ｜ 繰り返したくなる何かがある
まず「シンプル＝飽きる」の思い込みを疑う。遠ざかる期間があったとしても、戻りたくなる力がある。ただし２周目は、すでにあるほかのシンプルを重ねたり、異なる色の似た服を買って気分転換をはかったり。シンプルのおさらいと応用を繰り返すことで、スタイリングバリエがまた広がる。
相似した無地のロングを重ねて新たな１着を生み出す発想
ベージュドレスシャツ 38,000円＋税／カレンテージ（ブランドニュース） 中に着た黒リネン2wayロングカーディガン 24,000円＋税／nagonstans キャップ 6,400円＋税／シップス（シップス有楽町店） ピアス 1,990円（税込み）／ZARA（ザラ・ジャパン） たとえば着つくしたロング丈のシャツとカーディガン。同時に使うことでスタイリングも気分も一新。落ち着く２色を合わせ、満足度の高いバイカラーをセルフメイク。
Simple is BEAUTIFUL. ｜ シルエットが生きてくる
ムダがないから見えてくる、服の形。逆をいうと、「ごまかせない」ということにもなる。シルエットこそトレンドがものをいうけれど、まずは「自分をよく見せてくれる形」にこだわれば、それだけで飾らずとも自信が持てるはず。
たった１枚で洒落て見える堂々たる「ズルい白」
白ロングTシャツ 21,500円＋税／ザ・リラクス（ザ・リラクス フィッティングハウス） サングラス 19,000円＋税／A.D.S.R.（4K） バッグ 1,900円＋税／原宿シカゴ 神宮前店 ソックス 2,500円＋税／ENFOLD パンプス 26,000円＋税／ファビオ ルスコーニ（ファビオ ルスコーニ 六本木店） ラインを拾わず縦に流れる美しい白。実はカジュアルな白Tというのも何度も着たくなる理由の１つ。
Simple has POTENTIAL. ｜ 足して変わるのびしろがある
ベーシックな上下で完結したワンツーに、たとえばベルトを適当にたらしてみる。そんな些細なことで、見慣れたシンプルの表情が変わる。ジャケットをはおったり、アクセサリーを飾ったり。シンプルな２着から発展する、いろんな表情を目撃したい。
ベルト１つで動きを感じさせるシンプルなモノトーンの潜在能力
黒ノースリーブトップス 4,000円＋税／ダブルスタンダードクロージング（フィルム） 白テーパードパンツ 19,000円＋税／カレンソロジー（カレンソロジー新宿） ベルト 5,500円＋税／TODAYFUL（LIFE’s 代官山店） バングル 25,000円＋税／NORTH WORKS（UTS PR） サンダル 13,900円＋税／Ade Vivre 足し算のしがいのある、どこをとってもミニマルなモノトーンを軸に。
Simple is TIMELESS. ｜ 新しさにとって都合がいい
毎日のように着たいシンプルな服は、何かを新調するときに、「これに合うかどうか」の判断基準としても役に立つ。いつもの服に合えば、目新しい色さえも自然と同じように繰り返したくなる。頼れるシンプルから「着たい」の連鎖が広がっていく。
あせないジャケットとデニムを言い訳に「夏の色」に手を伸ばす
黒ウールジャケット 89,000円＋税／ATON（ATON AOYAMA） イエローリブタンクトップ 7,000円＋税／nagonstans ウォッシュデニムパンツ 18,000円＋税／BLACKBY MOUSSY（バロックジャパンリミテッド）バッグ 10,000円＋税／STORY OF TOMORROW（ジャック・オブ・オール・トレーズプレスルーム） サンダル 5,990円（税込み）／ZARA（ザラ・ジャパン）