美人ブーツの選び方「脚と一体化する」どこまでも履き回せる名品

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欠かせないショートブーツだから、最短ルートで理想の1足に出会いたい。惹かれる「色」、服に好都合な「形」、やぼったく見えないヒールやソールの「幅」。3つの基準をパスした精鋭が集結。 ※( )内の数字はヒールの高さで、単位はcmです。



「つま先でわかる」 脚と一体化する「美しいブーツ」

スタイルUPに直結する、つま先も足首もスリムな形。肌なじみのいい風合い。合わせるものを選ばない、1足は持っておきたい対応力の高さも魅力。


1_どんなボトムにも好相性な「つま先狭め」
ポイントは「つま先の幅」。その幅が広すぎず・狭すぎないつま先の形が、服と合わせたときの「しっくりこない」を防止。


2_細い脚線を促す「横幅も細め」
どんな服を着るときもスタイルアップは譲れない。足幅の狭いデザインなら、ヒールの有無や高さを問わず、すっきりした見た目に導いてくれる。


3_安定感のある「低め」または「太め」ヒール
高すぎない5cm前後のヒールなら程よい高さがありつつも、歩きやすく疲れにくい。スカートやワンピースの甘さも程よくおさえられる、安定感のあるチャンキーヒールもおすすめ。



1.VINTAGE MOOD
「柔らかく上質なレザー」

黒バックオープンブーツ(3.5) 46,200円/ヘンリ エン ヴァーゴ


甲にさりげなくセンターシームを配し、スリムなフォルムを助長。印象をはき口の後ろ側に施された小さなカッティングも、足首をさらに華奢に見せるための工夫。華奢に見えながらも、横幅を持たせたヒールは、疲れず歩きやすさをフォロー。デニムからスカートまで、どんなボトムも受け止める、長く愛せる一足。




2.SLIM FIT
「タイツのようなフィット感」

黒切り替えブーツ(7.5) 12,900円/CHARLES & KEITH(CHARLES & KEITH JAPAN)


まるでタイツのように脚に吸いつく、抜群のストレッチ性。そのフィット感が、足首を極限まで細く見せ、女性的でしなやかな曲線をメイク。たとえばワイドパンツのすそからこのタイトなシルエットをのぞかせる。それだけで足元も瞬時に引き締まる、まさに美脚をかなえるためのブーツ。




3.BITTER SWEET
「赤みがかったブラウンで微糖に」

ブラウンブーツ(6) 31,900円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)


いつものブラウンを、ほんのり赤みがかった「ビターブラウン」へ。それだけで、足元に微糖な甘さと女性らしいやわらかさが宿る。マイルドな色みに加え、きゅっとくびれたヒールが、後ろ姿までレディに演出。黒ほど強くなく、ベージュよりもしっかり締まる。この絶妙な色合いこそ、重くなりがちな秋冬の装いに「ちょうどいい」抜けと差し色として機能。




4.EDGY SOLE
「モードに寄せる角のあるコバ」

黒メタルモチーフつきブーツ(6) 14,960円/EVOL


シンプルな黒ブーツを「普通」で終わらせない、靴底から張り出した構築的なコバ。この「角のある」ディテールが、装いにほどよいエッジをプラスし安定感のある6cmヒールで、歩きやすさも担保。いつものデニムスタイルも、この一足を合わせるだけでムードチェンジ。




5.ALL SLENDER
「ゴールドパーツが気品を底上げ」

ブラウンサイドモチーフつきブーツ(6.5) 39,600円/リミット ティル 2359(TOKEN)


つま先、足首、そしてヒール。どこから見ても美形を貫く、すべてが細身。流れるようなシルエットのサイドで静かに輝く、小ぶりなゴールドパーツで気品をさらに底上げ。脚と一体化するような無駄のないフォルムは、パンツはもちろん、タイトスカートと合わせても、その美しいラインを崩さない。




6.MIDDLE LENGTH
「脚線を縦に流すミドル丈」

黒ストレッチブーツ(5) 58,300円/TSURU By MARIKO OIKAWA


脚に吸いつく、ソフトなストレッチ素材。この「ぴたっとした」フィット感と、脚線をまっすぐ縦に流すミドル丈との相乗効果で、確実な細見えを実現。特筆すべきは、細身パンツの上からかぶせてももたつかない、その柔軟な対応力。安定感のある5cmヒールが、毎日のスタイルアップをストレスなくサポート。




7.FLAT SOLE
「ローヒールなのにスレンダー」

黒スエードサイドゴアブーツ(1.5) 45,100円/シーセイ(アイネックス)


ヒールは1.5cm。それでもラフにならないのは、サイドゴアとつま先を極限までスレンダーに仕上げた、研ぎ澄まされたフォルムのおかげ。今季豊富なスエード素材が、ミニマルな黒に親しみやすさと温かみをプラス。「ローヒールでも美脚」という、大人のわがままをかなえる一足。重いコートの日も、たくさん歩く日もにも。




8.LIKE PATTERN
「無地以上・柄未満」

黒型押しメタルチップブーツ(7.5) 22,000円/NICAL


一見シンプルな黒ブーツに、奥行きをもたらすクロコの型押し。この「無地以上・柄未満」という絶妙なバランスが、コーディネートを選ばず、無難も回避。つま先に効かせたシャープなシルバートゥは、黒一色に抜けを生むと同時に、レトロなムードをモダンに引き締めるアクセント。高めの7.5cmヒールで、スタイルアップも抜かりなく。




「カジュアルよりもキレイ」 ブーツスタイルの実例集

スタイルよく見えるのは前提、ブーツに似合う服も分かる。カジュアルとコンサバの間をとった、地味でも派手にもならないコーディネートのテクニック。



ゆるニット+シャープなブーツでメリハリシルエットを形成

ゆる長ニット・Iシルエット・ロングブーツ。スタイルも女らしさも今っぽさも、欲しいバランスのすべてが詰まった鉄板のコーディネートレパートリー。カーディガンのゆったりとしたシルエットを生かし、カーディガンの中はコンパクトなIシルエットでまとめてスタイル良く。




服は全部短め丈・ブーツは長く

クラシックなチェック柄なら短め丈も上品。ミニボトムを合わせつつ、足元は黒のロングブーツでヒザ下までをスキニーのように覆って。




同色ワンピと一体になれるタイツいらずのメリット

普遍的なリトルブラックドレスのムードをくずすことなく、同色の黒で支えて、強さを加えた今季ならではのALLブラック。密着感のあるソックスブーツで、シャープな印象を強化。




服はベージュ・ブーツは白

レディでありながらマニッシュという、絶妙なテイストの混在感。ベージュをメインにした白+ベージュ配色なら、白ブーツも浮かずにバランス良くなじむ。紳士的なゆったりとしたロングアウターもカッコよすぎず、マイルドな雰囲気。




「厚底だけど女らしさもある」

きちんと感のあるジャケットとワンピースのドレスダウンに辛口なブーツを。スリムな筒まわりと適度な厚底だから幼く見えず、女性らしい装いになじみながらもスパイスに。




ベージュでつなげてトップスにキレイ色を

温度の高いベージュの空気を変える「素材はあたたかく、色は涼しい」ニット。首もとが埋もれる手前のハイネックで温感はしっかりキープ。




長いアウター・ブーツで「ミニをはさむ」

肌をまるでアクセントカラーのように「少し」見せるくらいのバランス。モノトーンでまとめるのを基本にしつつ、ミニに柄やキレイ色をとり入れたり、間にカラータイツなどを効かせるなどのアレンジも有効。




ゆれ感のある軽やかなスカートを細身ブーツで引き締め

暗色のロングスカートこそ、緊張感を解くニットで印象をマイルドに。すそに向かってゆるやかに広がるシルエット&ほどよいボリュームデザインで、王道のジャケットスタイルも簡単に刷新。




ヒールレスでぴたっとしない形のロングブーツを合わせて

ビッグシルエットのトップスは定番。ロングブーツもぴたっとしない、余白があるものを選ぶことで脚を華奢に見せつつカジュアルな印象に。コンパクトなレギンスやスキニー、タイツなどをINしたアレンジも上手くまとまる組み合わせ。




柄スカートを「黒で挟んでバランス良く」

単純なワンツースタイルでもさまになるプリントスカート。黒のニット、黒ブーツという定番の黒アイテムが、甘さを引き締めつつも、スカートが色浮きして見えない。これからのおすすすめは、柄自体は小さく、そしてカラフルな目立ちすぎずも、埋もれない柄。




定番服が見違えるカラーブーツ

シャツやニット、リジッドデニム。どこにでもある、だけどやっぱり頼れる定番服の組み合わせこそ、ブーツの遊びが生きる。インディゴに好相性な赤をブーツで足元に効かせて。