使い勝手のよさを理由に、ブーツといえばショート丈一択だったところに、流れを変えるロングブーツがカムバック。今までのようにエレガントには寄せず、むしろタフなマインドで。とあるメゾンの秋冬コレクションも参考に。
※( )内の数字は、ブーツのレングス×ヒールの高さで、単位はcmです(編集部調べ)。
INSPIRED BY “CELINE” A/W 2019
1.ゆれるフォルムをとどめるよさ
Aラインコートやフレアスカートなど、なびくシルエットでもシャープな女性像に近づけたいときに、軸を担うロングブーツが有効。
2.クラシックなのに新しい
たとえば正統派のスカートとロングブーツの組み合わせ。ボウタイシャツなど、ほかもレトロに振り切ることでスタイルが確立される。
3.半端なボトムも戻る気配
ロングブーツの勢いに比例して、中途半端なボトム丈も再注目される傾向に。ボトムの選択肢を広げるための靴としての解釈も。
LOOK 01
「黒にさらなる一貫性」
+ LITTLE BLACK DRESS
普遍的なリトルブラックドレスのムードをくずすことなく、同色の黒で支えて、強さを加えた今季ならではのALLブラック。密着感のあるソックスブーツで、シャープな印象を強化。
同色ワンピと一体になれるタイツいらずのメリット
黒ワンピース 30,000円+税/KNOTT(シジェーム ギンザ) ブラウンサングラス 2,990円(税込み)/ザラ(ザラ・ジャパン) オーバルリング、バーモチーフリング 各15,000円+税/ともにADER.bijoux 黒スクエアバッグ 52,000円+税/マージ シャーウッド(ユナイテッドアローズ 新宿店) 黒ニーハイソックスブーツ(64×5) 29,000円+税/TSURU by Mariko Oikawa
LOOK 02
「複雑なスカートを整える」
+ ASYMMETRY SKIRT
難易度の高いデザインスカートを引き立てつつも落ち着かせるのは、ボトムを支えるロングブーツだからなせるワザ。スカートとケンカしない、ひかえめなカラーがベター。
全部強いのにまろやかに見える表情豊かなグラデーション
ベージュデザインコート 64,000円+税/ハウス オブ ダグマー(エスケーパーズ) ベージュアシンメトリープリーツスカート 12,000円+税/ロペ マドモアゼル アイボリーロングブーツ(55×6) 36,112円+税/COS(COS 銀座店) スカートに負けじと、コートも個性的でも、ニュートラルカラーなら目立ちすぎない。上品なベージュのよさを保ちつつ、トーンダウンさせたいなら「白っぽいブーツ」がちょうどいい。
LOOK 03
「レザーでそろえてハイグレード」
+ RIDERS JACKET
ライダースジャケットにぶつけるように、足元も黒レザーでコーディネート。筒幅がややワイドなタイプなら、ライダースに負けない強さとして作用。今までにない堂々たるモノトーンが完成。
半端なスカートがあればWレザーでもハードじゃない
黒レザージャケット 110,000円+税、ベルトつきチャコールスカート 59,000円+税/ともにbeautiful people(ビューティフルピープル 銀座三越) 白バックボタンシャツ 23,000円+税/アストラット(アストラット 新宿店) ブラウンサングラス 36,000円+税/propo(プロポデザイン) 黒フレアロングブーツ(64×4) 29,000円+税/エトレトウキョウ 重厚なスタイリングに、クリーンな白がきわ立つ。デザインスカートも、「整う黒」となら簡単。