定番服でも「今っぽい」 スタイリストが使っているテクニックとは?

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よく着る服をもっと生かすために。ベーシックスタイルを底上げするテクニックを、GISELeの人気スタイリスト、樋口かほりさん・岩田槙子さんに総取材。シルエットや配色、改めて覚えておきたいバランス感覚に優れた組み合わせの基本など、明日から役立つワザをまとめてご紹介。



DENIMデニムフリークな樋口さんが指南-
【デニムにかける3つの着方】



1.サイズ感でハズす


ビッグサイズのニットと細身のデニム。そのシルエットの対比は上品に仕上がるワントーンにもいい効果。トップスをビッグサイズにするだけで今っぽい印象に(樋口さん)



2.白を重ねて肌感を減らす


冬のデニムスタイルの1つに加えたいのが、濃紺のデニムパンツにロンTや靴下を挟み、肌を見せずにキレイめに仕上げること。派手色ニットもロンTを1枚中に入れて、白を効かせるだけで着やすくなります。肌が見える部分を少量の白で覆うのがポイント(樋口さん)



3.足元に黒以外のショートブーツ


ごくシンプルな白や黒トップスとデニムの組み合わせも、今季は種類も豊富なショートブーツで白やカラーブーツを合わせてみるのも、簡単にベーシックを今っぽく見せる方法。さらに羽織るだけで女性らしさを作れるストールは、デニムを履く日におすすめです(樋口さん)



SILHOUETTE-今っぽさは「心地よさ」前提-
【美形を貫けるゆったりシルエット】



1.上下でコントラストをつける


たとえば黒とオレンジ、インナーの白と、色に差をつけると、それぞれがきわ立ち締まって見える。着こなしにキレが出るVネックは今季らしいレイヤードにもおすすめです。黒とカラーボトムなど、上と下で色をはっきり分けるのも、ゆったりとしたシルエットに抑揚をつける方法の1つ(岩田さん)



2.さし色に黒を


黒いスカートをのぞかせたり、小物を黒にしたり。身幅のあるワンピースも黒を少量、ポイント的に効かせることで簡単に全体が引き締まった印象に。とくに主役の服自体が暗色じゃないときは、小さく黒を散らすと整ったバランスに仕上がります(樋口さん)



3.オーバーサイズは厚みのある生地で


ゆるいものどうしを手抜きに見せないポイントは、濃紺×グレーの紳士な配色や、厚みのある素材を入れるなど「かっちりした要素」。上下ともにオーバーサイズのときは、厚手の素材でシルエットにあまり動きが出ないようにすれば、きゃしゃな体も演出できます(樋口さん)



BROWN-ブラウンの名手・岩田さん直伝-
【茶系アイテムの選び方】



1.パンツは細身で都会的に


ブラウンの色み自体レトロな雰囲気でほっこり、地味に見えがち。パンツもそうですが、スカートも細め、あるいはまっすぐのIシルエットでとにかくシャープに見えるものを基本に選ぶといいと思います。スリット入りもおすすめ。ワイドだとややおじさんっぽくなるので、ボトムの形はいちばん重要(岩田さん)



2.「濃い」茶色のリブニット


黒のように締める力がありつつ、マイルドに仕上がるブラウンはレイヤードにおいても、ハイネックやタートルのリブニットが黒より重宝します。とくに暗めのブラウンなら甘すぎず、いろんなテイストの服にも合わせやすい(岩田さん)



3.抜けもつくる茶色のパンプス


淡い色みのボトム、リラックスした服が全盛の今季は、パンプスも黒だと強いかな?と思うことも。そんなときについ合わせてしまうくらい、便利なのがやわらかさのあるブラウン。私的にも秋に、あらためて新しいブラウンパンプスを購入。合わせる機会も例年以上に多く重宝しています(岩田さん)



UPDATE-更新は「さりげなく」がモットー
【シンプルをアップデートする服】


1.マニッシュなパンツをワンサイズUP


ぶかっとしたようなサイズ感を、ウエストで締めて履くハイウエスト。今っぽいゆるっと感も演出しつつ、脚も長く見せれるタイプはキレイめなパンツで持っておきたい1本です。ハリのある素材やセンタープレス入りなら、よりきちんとした印象に(岩田さん)



2.黒のレザーアイテム


ブーツや小物もそうですが、シンプルスタイル合う使いやすい異素材といえばやっぱりレザー。アウターではなくスカートはもちろんトップスでもエコレザーを使用したもので可愛いものが増えたなという印象です。とり入れるならやっぱり黒。着飽きた黒を変える黒としても、やさしい服に辛さを加えるときにも便利(樋口さん)



3.甘めな装飾トップス


タイつきブラウスや、今シーズン豊富な甘いデザインのつけえりは、シンプルスタイルのアップデートにもうってつけ。デコラティブなトップスを起用するときは、色づかいを絞ってボトムは黒スキニーやデニムなどカジュアルなものか、シンプルな細身のパンツがベター。極力ミニマルに仕上げることで洗練度が増します(岩田さん)



【STYLIST】

樋口かほりさん

大人に似合うカジュアルをモットーに、「ベーシック+α」のコーディネートが毎号人気。GISELeの表紙も担当。


岩田槙子さん
辛口なスタイリングが得意。着まわし企画も多数担当する豊富なスタイリングアイディアを持ち、季節を問わず常に新しいシンプルスタイルを提案。