スタイリングに加えたい「あと少し」を海外コレクションのオフランウェイから拾い集めると…。見えてきたのは、服を足さずとも満たされる多彩な顔まわりの刷新アイディア。ファッション&メイクの最前線にいる、プロたちが注目したヘアとアクセサリーにフォーカス。
大げさなサイジングや長さ、意表を突く素材。「ほんの少しの大胆さ」が呼び込むなつかしさが着こなしのアップデートの特効薬に!
01_HANG DOWN
後ろ髪のようになびかせる
「スカーフをテール的にたらして使うテクニックが新鮮」(スタイリスト・渡邉恵子さん)。「シンプルなまとめ髪を棒状にするロングヘアジュエリーで一気にモードに寄せられる発見のあるスタイリング」(スタイリスト・出口奈津子さん)
02_LOGO BARRETTE
視線を集めるロゴ
「ロゴバレッタは今季のトレンド。あえて凝らないハーフアップにつけるのが、ハズし感があってかわいい」(スタイリスト・出口奈津子さん)。「ロゴ自体に力があるから、何の変哲もないハーフアップくらいでゆるっとこなしたい」(ジゼルエディター R・N)
03_LOTS OF HAIRPINS
重ねるだけでアクセント
「ガーリーにほんのりストリートのエッセンスが感じられるMIXスタイル。スタイリングの抜けの役割になる」(ヘアメイク・スガタクマさん)。「ふつうのピンとメッセージピンの配置が何げに計算されていてシャレてる」(ヘアメイク・木部明美さん)
04_FANCY PEARL
パールこそ大胆に
「整えすぎない、そっけないくらいの髪に無造作にパッチン。ただそれだけで品をまとえる」(スタイリスト・高木千智さん)。「飾るだけで横顔が華やかになる。真珠の品格に甘えて、大げさなモチーフをとり入れてみたい」(ジゼルエディター W・A)
05_RED HEADBAND
ぽっくり高さのある赤
「ヴィンテージ感のあるスタイルに赤カチューシャを合わせたバランス感覚が好み。個人的にもPRADAから出ている太めカチューシャが気になっているところ」(Shinzone PR・戸塚友理さん)。「ぽっくり感がいい」(スタイリスト・渡邉恵子さん)
06_ALICE BAND
ラクして品=黒カチューシャ
「女の子感をそぎ落として、レディクラシックに振れるアイテム」(ヘアメイク・スガタクマさん)。「トレンドのぷっくりとした太めのカチューシャがクラシカルかつフェミニンな雰囲気で気分」(AKTEクリエイティブディレクター・橋本江莉果さん)
07_BLACK SATIN RIBBON
「サテンの黒」がアクセサリー
「フロントはミニマム、後ろ姿は甘めレトロという二面性がいい。甘い要素が背中に集約しているから、大人でもこなしやすく、ポイントになる」(スタイリスト・高木千智さん)。「見ていてテンションの上がるヴィンテージ感」(スタイリスト・渡邉恵子さん)
08_BIJOU EARRINGS
ミニマムを打ち消すハズし
「“頭は小さく、飾りは大きく”のバランスがステキ」(スタイリスト・出口奈津子さん)。「タイトなオールバックに大ぶりビジューピアス。シンプルながらシャープな印象に整っていて好き」(AKTEクリエイティブディレクター・橋本江莉果さん)
09_SMALL CHIGNON
疲れないのに目を引くシニヨン
「栗毛にボルドーのシュシュとブラウスがマッチ。無造作ではなくクリーンにまとめているのもいい〈上〉」(Shinzone PR・戸塚友理さん)。「タイトなまとめ髪はモード感も清潔感も出るので好き〈下〉」(ジゼルエディター・M・K)