毎号反響を呼ぶスタイリスト・樋口かほりさん。過去に手がけたスタイリングと自身の私服からもわかる、ファッションセオリーをあらためて大解剖。リアリティのあるスタイルを生み出すうえで大切にしている「言葉」から、ワードローブづくりのヒントが見えてきた。
※クレジット表記のないものは、すべて樋口さん私物です。その他モデル写真は、過去のGISELeに掲載したものです。
CUSTOMIZE
新しく買う前に
好きなものこそ、何度も身につけるから飽きる運命。ただ新しいものに目を向けるのではなく、新しい「発想」で別の1つに見えることも。今あるものをベースにした復活の手段とは?
DENIM
「レイヤードしたくて、えりをカット」
トレンチコートの下にGジャンを重ねたいけれどスッキリ見せたいなと思い、ノーカラーにカスタム。過去には私物のGパンのすそをカットし、リボンとしてスタイリングに使用したことも。
BASKET
「好きな布で飾るだけ」
手芸屋さんで買った布を適当に結び、かごバッグに変化を。服に合わせて変えるのも楽しい。バッグの中の汚れ防止にも役立ちます。
SUSPENDERS
「ベルトのその先」
Tシャツだけだともの足りないし、ベルトだとまじめすぎるときに。ボトムとトーンをそろえれば、サスペンダーによくある子どもっぽさもセーブできる。これはメンズに愛用者の多い「PHINGERIN」のもの。