たった2着で必然的にオシャレを引き寄せる、まちがいない上下の組み合わせ。この先も着続けたいからこそ、飽きないための手数を知っておきたい。ものをかえる・見方をかえる。少しの違いで気分が変わる「これもいい」パターンを考察。
【合わせ方だけワンパターン】
失敗のないセット「ジャケットとワンピース」

コートは上から羽織るだけ。着心地よく、見た目はきちんと、そのうえスタイルもよく。スタイリングに求めたいことがすべてかなうありがたいコンビネーション。どちらもアイテムのバリエが多い今季は、新鮮なデザインでブラッシュアップを図って。
ジャケットを味方に「ワンピースに特徴を」

端正なジャケットでおおえるのをいいことに、まずはワンピで変化球。たとえばセットで着るだからハードルが下がる、センシュアルなデザインを。コラーゲンを含んだ、しなやかで肌あたりのいい素材に、おなかの大胆な開き。趣のあるチェックジャケットをレディに昇華。
長いワンピの丈に合わせて「ジャケットの丈も長く」

ワンピとの丈バランスを気にしなくていい、足首近くまであるコートのようなロング丈のジャケットを重ねて。ジャケットのハンサムな表情に箔がつき、マニッシュというよりモードな雰囲気。一見フェミニンな花柄のワンピも、ロングレザーとなら辛口。すその迫力が増し、たった2着でも十分な存在感。
ジャケットのようなシャツを起用

使い勝手もいい、すっきりとした比翼仕立てのデザイン。ジャケットのお堅さが抜けて、上品ながらもエフォートレスな佇まいを約束。シャツジャケットは、もたつきにくい短丈。すそ内側のコードをしぼれば、フォルムもアレンジできる。
【着方で差をつける】
「服は変えずに印象が変わる」着回しの実例集
服は同じ・上下の服は組み合えずに、着方や小物を変えて、さりげなく印象を変える方法。時間のない朝やコーディネートに悩みたくない日などに役立つ、定番コーディネートのアップデートを計画。(使用したアイテムは現在お取り扱いのない場合がございます)
1
ざっくりニット+デニム
白ニットと黒デニムのシンプルなモノトーン。ニットはインナーで変化をつけれるよう、ゆったりめ+厚みのあるタイプをチョイス。
「普通すぎ」の脱却

→クラシックな飾りを足す
インナーのフリルをのぞかせつつ正統派なレザー小物を散らして細部にも配慮を。タックインしたニットにベルトも加えた着方がきちんと感をあと押し。
「腰から下」の形に変化をつける

→スキニーでなくともブーツIN
長くて細い黒ブーツによってゆるめデニムでもシャープなIラインが誕生。すらりとしたロングブーツによる緊張感で、足元を引き締め。スキニーなどタイトなパンツが定説だったところ、テーパードにすることで太ももにわずかなゆとりが残るから、気楽に見える隙は残せる。
「着る以外」の使いみち

→ストールとは違うボリュームをニットで
デニムONデニムに緩急をつけるための脇役としてニットを活用。Gジャンが再熱している今シーズンは久しぶりにデニムONデニムもあり。とはいえのっぺり感や無骨さが気になるから、ストールよりも表情が出せるニットを巻いて、単調に見えないニュアンスをメイク。
2
黒のハイネックワンピース
カットソー感覚で着られる、薄手のニットワンピース。足首がのぞく丈を選ぶと間のびを防ぎ、足元の変化を楽しむこともできる。折り返さなくてもキレイに立つネックの高さと、体のラインを拾いすぎない適度なゆとり。
Iラインに変化をつける

→「+ビスチェとレーススカート」で甘く味つけ
体のラインが変わる同色の別アイテムを足すと、ワンピースの印象を保ったまま気になる間のびをセーブできる。ビスチェだけでなく、質感違いのフレアスカートを下にしのばせれば、ゆるやかなくびれが出現。しっかりと厚みのある編み地のニットビスチェ。軽い印象のチュールを下に仕込んで立体感を。
万能な「ワンピ+トレンチ」のセット

→合わせる靴で簡単に印象チェンジ
派手な色のスニーカーを仕込んでも正統派なワンピとコートの組み合わせだから、大人っぽさをキープ。靴を変えるだけでキレイにも、カジュアルにも。ボタンはとめずベルトでガウン風に、そでもぎゅっとまくってシルエットにメリハリを。
シンプルな色を頼りに挑戦

→「気になる色」をポイントづかい
スマートに導く黒の直線的なボックスシルエットに、コントラストがつく真逆の赤をリップのように少量きかせてアクセント。美しいシルエットのじゃまをせず洗練された装いに引き上げる。
3
ニットのセットアップ
すでにバランスが計算されたリラクシングなニットの上下。テーマ性を与えていくことで、どんな予定にもフィットするシーンレスな装いを堪能。
「地味も派手も避けたい」

→デザインパンツのように見立てた腰巻きでシックな配色に変化球
さりげない濃淡と腰まわりの立体感でIラインをワザありに。ボルドーブーツが、ダークトーンのひかえめなアクセントとして作用。最後にフードをかぶってもうひと工夫。
「ワンマイルでも手抜きなし」

→心地がいいだけで終わらせない。インナーの白シャツで好感度も加味
少量でも絶大な効果を発揮する、白シャツの力を拝借。ニットパンツをトレンカ風にアレンジした足元にはヒールの緊張感も加えて抜かりなく。
さまになるカジュアル

→気楽なシルエットのメリハリ役として白Tとロングブーツを投入
白Tを首とすそからのぞかせてコントラストをつくり、同色・素材の間のびを防止。ブーツINしてつくったシャープな足元ならニットパンツのラフさも軽減できる。
4
グレースエットとブルーデニム
カジュアルアイテムのスタンダード、スエットとデニムパンツをセットで着回し。どちらも薄めの色みを選ぶことで、重厚な冬の素材にも軽さを加えられる。
スタイルアップ

→前だけタックイン+ 「V字アクセ」の視覚効果を利用
白Tシャツを少しのぞかせて上下の淡い配色を黒小物とともに引き締め。全体的にぼやっと見えがちなシルエットに、縦に落ちる大ぶりモチーフのペンダントでメリハリよく。フロントだけラフにタックインして脚を長く見せることでバランスアップ。
小物でドレスアップ

→グレーの延長でシルバーを飾る
煌びやかな小物も、グレーと同系色のシルバーなら浮かずにコーディネートになじむ。
着込まずに暖かく

→アウター代わりの「ビッグマフラー」
心地よい肌ざわりでプラスの効果を生む、風合いも長さも満ち足りたマフラーを。アレンジ次第で見た目にも変化がつき、マンネリも回避。