服も色もシンプルで「2色だけで見た目が良くなる」コーディネート実例集

全ての画像を見る




むしろ黒よりも使える「ブラウンの選び方」

黒のように合わせやすいけれど、黒よりも重く見えない。ベーシックカラーでありながら、今季のトレンドでもあるブラウン。服選びから配色、コーディネートが可愛くなる簡単テクニックまで。ブラウンを味方につけるための10トピックス。



1
ブラウンは「ビターな色味」を選択

ベージュ系やオレンジ系など「色幅」があるブラウン。その中でも最も使えるのは品よくおさまる「こっくりとした色味」。



「リッチな」スポーティ

コーデュロイ茶ジャケット 110,000円/MACKINTOSH(メゾン イエナ) インディゴデニムパンツ 28,600円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) バッグ 49,500円/PUNTI.(エルディスト ショールーム)


旬はブルゾンをはじめとしたスポーティなムード。装いに親しみをもたらす一方でボーイッシュにも転びがちなアイテムは、ブラウンの品格を借りて都会的にシフト。素材はコーデュロイ。スタンドカラーや金ボタンなど、クラシックな要素が入るとより端正な面持ちに。




「穏やかな」マニッシュ

茶タートルネックニット 9,680円/レイ ビームス(レイ ビームス 新宿) 黒ジャケット 75,900円/Sov.(フィルム) 黒パンツ 46,200円/グリードインターナショナル サングラス 18,700円/STATUS ANXIETY.(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) バッグ 52,800円/VASIC(ヴァジックジャパン) ローファー 16,390円/A de Vivre サスペンダー/スタイリスト私物


インナーに、ぬくもりのあるブラウンを起用し、お堅い黒セットアップをマイルドな表情に組み合わせることで黒が持つクールさもより引き立ってくるから互いにとってプラスの効果を発揮。




2
ブラウンなら「肌見せ」も上品なムード

重厚感のある色により、着込まずとも温度感を上げられるのもブラウンのよさ。あたたかみのある色とのギャップで引き立つ色香。



スエット素材のオフショルダー

茶オフショルダースエット 20,900円/ウィム ガゼット(ウィム ガゼット ルミネ新宿店) カーキスカート 29,700円/SACRA(インターリブ) バッグ 188,100円/ZANCHETTI(ショールーム ロイト)


すぼまらないすそや長めのそでが、けだるいムードを助長。光沢のあるサテンスカートと合わせて、トップスのリラックス感にブレーキを。




かすかに透ける」ブラウス

茶ブラウス 38,500円/LE PHIL(LE PHIL NEWoMan 新宿店) グレーパンツ 28,600円/TSURU By MARIKO OIKAWA インナー/スタイリスト私物


かすかな透け感による素肌のニュアンスで、クラシカルなブラウスをモダンな印象に。ブラウンとも相性がいいグレーの渋色パンツで甘さを微調整。




3
黒のかわりに「ビターなブラウン」

引き締まる色=黒と同等の役割を果たすのが、ダークチョコレートのような色。黒よりもほどよくカドがとれて、締まった印象はキープしつつも、どこかマイルドな表情に。



コーディネートの「輪郭を整えるため」のブラウン

茶ロングコート 71,500円/TICCA 黒シャツ 53,900円/SACRA(インターリブ) 黒フレアスカート 30,800円/HER. バッグ 36,300円/クリスチャン ヴィラ(デミルクス ビームス 新宿) ブーツ 38,500円/TSURU By MARIKO OIKAWA


黒とわずかに差がつくブラウンで包み込み、オール黒ののっぺり感を排除。黒とグラデーションをつくるイメージでブラウンを投入。スマートな見た目は保ちながら立体感を生み出す。




4
ブラウンに「似合う素材」を活用

ファーやボアなど「ふわふわ素材」こそブラウンの出番。



ボアベストでデニムサロペットを品よく底上げ

ボアベスト 55,000円/チノ(モールド) 茶トップス 14,300円/サロン アダム エ ロペ、ブルーハイルーズデニムパンツ 71,874円/インク(ともにサロン アダム エ ロペ) バッグ 33,000円/ORSETTO(オルサ) シューズ 69,300円/SACRA(インターリブ)


インナーもブラウンを選び、ボアの主張をなじませて。




カフェオレのようなファーベスト

黒サテンスカート 20,900円/LE PHIL(LE PHIL NEWoMan 新宿店) ファーベスト 69,300円/STUDIO AR(THIRD MAGAZINE) バッグ 37,400円/ORSETTO(オルサ) シューズ 53,900円/DOUBLE STANDARD CLOTHING(フィルム) 


ふんわりトップスの腰から下はシャープに徹して。スカートからつなげるように足先もほっそりと先細な形を意識して、ボリュームを逃がして。




5
定番を「ひとクセブラウン」に更新

気分を変える刺激も欲しい。新しさと出会うなら、安心感のある定番アイテムの中での更新を。



チェスターを穏やかなレオパード柄に

レオパード柄コート 93,500円/THIRD MAGAZINE イエローシャツ 42,900円/ATON(ATON AOYAMA) 黒パンツ 28,930円/エイチ ビューティー&ユース パンプス 18,150円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)


ブラウンベースだから派手に見えず、マイルドに落ち着くレオパード柄は今季そのバリエも豊富。端正なブラウンを大人しいだけで終わらせない、いいスパイスとしても有効。攻めた柄をなごませる、コートの丸みのあるシルエットも魅力の1つ。




シャツをレザーに変えて

茶シャツ 126,500円/HAIKURE(ショールーム ロイト) 茶スカート 22,000円/BIYŌMA(ツカモトコーポレーション) スカーフ 9,900円/PURE CASHMERE NYC(ジャーナル スタンダード レリューム ルミネ新宿店) パンプス 38,500円/PIPPICHIC(ベイジュ)


ぬくもりのあるブラウンにマッチするネオンカラーをスカーフでとり入れ、タイのようにアレンジ。




ジャケットを「ヴィンテージ風のレザー」に

ブラウンコーデュロイパンツ 33,990円/エイチ ビューティー&ユース 中に着たキャミソール 20,900円/hLM(ヒューエルミュージアム ギンザシックス) ジャケット 22,000円/Ungrid ヘアバンド 16,500円/リエスタジオ(アルアバイル) バッグ 41,800円/ROH SEOUL ミュール 36,300円/TOKYO WEEKLY JOURNAL(バロックジャパンリミテッド)


エイジング加工を施した、しなやかなフェイクレザージャケット。コクのある濃ブラウンに使い古したような無骨な質感がとけ込み、穏やかで深みのあるテイストを表現。メンズライクに着こなせる直線的なオーバーサイズは、すそのベルトを絞って丸みを帯びたシルエットにアレンジも可能。




6
+「暖かいパステルカラー」を起用

キレイな色全般と好相性なのもブラウンの魅力。かわい気を宿すパステルカラー、その発色もマイルドなベロアやコーデュロイなど「ぬくもりのある素材」でとり入れるのが、合わせやすくておすすめ。



ベロア素材のカットソーでチノパンを洒脱な印象に

茶パンツ 39,600円/DOUBLE STANDARD CLOTHING(フィルム) ピンクロングTシャツ 12,100円/ガリャルダガランテ(ガリャルダガランテ 青山店) 手に持ったベージュファージャケット 44,000円/PRANK PROJECT(プランクプロジェクト 青山店) ローファー 16,390円/A de Vivre


ロンTにワイドパンツにローファー。メンズっぽい組み合わせも、ドレッシーなベロア+甘いピンクで女性らしく。




ミントカラーのコーデュロイパンツ

茶カーディガン16,500円/anuke(ánuke 新宿LUMINE2店) グリーンコーデュロイパンツ(ひもベルトつき) 19,800円/アダム エ ロペ バッグ 93,500円/MAISON CANAU(ヤマニ) シューズ 63,800円/ブレンテッラ(ビームス ハウス 丸の内)


さわやかさが残る色みでコーデュロイがクリーンに見違え。端正なブラウンのえりつきカーデと合わせてばいっそう好感度高く。




7
「ブラウンだけで」とことんクラシックに

茶コーデュロイジャケット 68,970円/エイチ ビューティー&ユース 茶リボンブラウス 25,300円/HER. チェックスカート 74,800円/マディソンブルー ハット 23,100円/FERRUCCIO VECCHI(THIRD MAGAZINE) バッグ 218,900円/トッズ フォー ロンハーマン(ロンハーマン) ブーツ 121,000円/DOUBLE STANDARD CLOTHING(フィルム)


なつかしさがトレンドともいえる今シーズン。古きよきムードのおかげで、自由なレイヤードも「品のいいクセ」として着地。趣のある質感や柄を総動員しても、やりすぎに見えないのは包容力あるブラウンだから。