黒や白と同等の万能性をそなえながらも、中間色ゆえの「配色の間をとり持つ」バランス感覚に優れたグレー。そのどっちつかずな特性を生かし、黒と白を加えた「3色だけで」着回しにメリットをもたらすコーディネートの秘訣を総まとめ!
【着回したアイテムの一覧】
(※それぞれのコーディネートのクレジットは文末にあります)
STEP.1
「グレーを混ぜて」モノトーンを柔和に
強く見えすぎたり、甘くなりすぎたり。モノトーンスタイルを考えるうえで頻繁に直面する「〇〇すぎる」問題。黒と白、どちらのよさもいいとこどりした賢いグレーが入れば、それらをちょうどいいバランスに。
CHIC & MODE
「辛くも甘くもない=グレーだから」
黒だと強く、白だと甘いリボンタイ。どちらのよさも含んだグレーなら、理想の強さとして成立し、大ぶりでもリアリティのあるモードとして着地。
CONSERVATIVE
「黒に頼らずスマートでいられる色と形」
ひかえめな発色のまろやかな白。端正な黒で引き締めたい気持ちをおさえて、細身のグレーパンツを投入。濃すぎず薄すぎない色みが白をやさしく正し、大人の余裕が漂う姿に。
CASUAL
「スエットが大人びる冷静な配色」
ルーズなスエットとフレアスカートでラフに装ってもだらしなく見えないのは、品を保てるライトグレーだからこそ。
ELEGANT
「硬派な黒と白の表情をなごませる」
モヘアの風合いとコーデュロイの凹凸感で抑揚をつけたモノトーン。グレーのコートで包み込むことで静けさが加わり、愛嬌のある素材もシックに変貌。