「少しの違いでこんなに違う」目的別・黒白タートル
冬の装いの軸となる黒と白のタートル。出番が多いからこそ、こだわりたいのは「目的」に合った選び分け。「体の線を拾わないハリ感」や「重ねても響かない透け感」など、なりたい姿から逆算すれば、選ぶべき1枚はおのずと決まる。着膨れせずスマートに整う、質感と形の正解リスト。
(体の線はカバーしたい)
密着感をおさえた「直線を描ける適度なハリ」

透けないのにタックインはできる程度の厚み。さりげない前後差丈で、出して着ても見た目はすっきり。長いそでは折り返さずにクシュッとさせると、リラクシーな雰囲気に変化。
キレのいいニットとパンツで成立する「堂々たるシンプル」

1枚で着る前提でリブタートルを選ぶなら、くったりよりもしっかりとした生地選びが重要に。体の凹凸を目立たせないだけでなく、さまになる迫力まで得られる。アレンジの効くそでが端正な装いの隙につながるささやかな飾りに。
(レイヤードの見栄えを高めたい)
質感に差をつける「やや透けるもの」

繊細ながら保温性に優れたカシミヤ混。シームレスだから、ちくちく感がなくストレスフリー。わずかにたわむ首元やそでのニュアンスが、レイヤードスタイルをより軽やかに。
やわらかさは保ったまま、膨張感だけを黒で引き算

レイヤードをすっきりと導いてくれる黒インナー。シアーな黒なら重ねたときにごわつきにくいうえ、軽さと奥行きが出ていっそうメリハリよく。丁寧に重ねたレイヤードで、ニットの愛らしい柄も大人の遊び心に調整。
(黒タートルをラフに着たい)
形と素材で息抜き「オーバーサイズのカットソー」

ドロップショルダーかつすそ広がりで首まわりやアームホール、身幅も広め。締めつけとは無縁の、気楽に過ごせる1枚。しっとりとした風合いで、どことなく女性らしさもあり。
黒タートルだからルーズな上下も品よく着地

タイトなシルエットで選ぶと、黒のシャープなイメージと相まってシックにおさまるタートル。まとわりつかないカットソーなら、緊張感なくエフォートレスに装える。スウェットパンツにゆるくかぶせて、カジュアル度を微調整。
(顔まわりをキレイに見せたい)
折りたたまずすっきり見えるタイプ

折り返さずとも首元が自立し、首筋がすっきり美しく見えるハイネック。肌となじみつつ顔周りが明るく見えるオフホワイト。そで口からフリルが広がることで先端にメリハリがつき、単体でも重ねて着ても間のびしない仕立て。しっかりとした深めのリブで細見え効果も期待できる。
黒多めのシャープな印象でも、どこかやさしげ

白タートルの抜け感が上下つながった黒が持つ「圧迫感」だけを打ち消し、脚長効果のみ生かした計算高いモノトーン。肩からずらして着たシアーブルゾンでより女らしさを加味すれば、サロペット軸の黒白スタイリングでもボーイッシュに転ばない。
(肩ひじ張らない余裕が欲しい)
力の抜けたくしゅっとしている薄手ニット

薄手だけど体に張り付かない、インナーづかいに向いたソフトな質感。首元が適度にたるむしなやかな素材だから、かっちりしすぎず、気だるくキレイな見た目に。ネックやそで、すそがカットオフ仕様で、中に着ても着ぶくれしにくい。
深Vネックの胸元を品よくまとめる

ノーカラーのカーデやポンチョなどのVゾーンを見心地よくカバー。シャツだとかたくなりすぎるスタイリングに対しても、白タートルなら重くならず、リラックス感を保ったまますっきりとした抜けを得られる。
(きちんとしながらラクしたい)
しっかりおおってまとわりつかないシャツ未満

体のラインが目立たない、ゆとりを持たせたシルエット。適度に薄い生地なら、INしたときももたつかない。表面もきめ細かくスムースな風合いなので、1枚で着ても品よく装える。
淡色アウターになじむ締め役として

ライトグレーの明るさ、顔映りのよさをシャツとのレイヤードでさらに引き出す。トーン違いの白シャツを組み合わせることで生まれる奥行き感も「力の抜けた品のよさ」に貢献。シャツのすそのボタンを2つほど開けると、さり気なくボトムが見える面積が広がり、スタイルアップ。
「ポイントは首元」アウター同士で失敗しない重ね着テクニック
とくに冷え込みそうな日。正統派ジャケットやGジャン、薄手のブルゾンなど、1枚ではやや物足りないようなライトアウターとコートのオシャレな重ね方を吟味。暖かくなったらコートを脱ぐだけでいい、バランスの整ったコーディネート実例をお届け。
ひかえめに主張するツイードの質感

ニットにレザー、ツイードと質感に差をつけることで、黒だけ重ねても重たく見せないテクニック。タートルネックを仕込むことで縦に長く、すっきりした印象に。
隠れる面積を生かしてライダース

カッティングやジップデザインが効いた存在感の強いライダースは、上からコートをかぶせることで「飾り気のある黒」程度の落ち着きに。脱いでもハードに見えすぎないよう、タートルではなくモックネックで抜け感のバランスを意識。
かさばらないダウンベスト

ALL黒にわずかな主張が加わるダウンジャケットの足し算。黒一色なのに表情豊かなトップスレイヤード。軽やかなプリーツを添え、黒にありがちな重みをカット。鮮やかなソックスと黒サンダルのコーディネートも、新しい靴を買う前に試しておきたいリフレッシュ法の1つ。
トラッドなジャケットに引っかけるだけ

ダッドなムードのチェック柄ジャケットとスラックスの組み合わせ。シルエットを整える黒のウールコートでタテに流せば、辛口なムードはキープしながら、なつかしさのあるジャケットに切れ味と奥行きを足す役割も。
脱コンサバがかなうブラウンレザー

かさばりにくく、キレも出せるシャツジャケットはレイヤードによるもたつきをなくすのに好都合。レザー素材でとり入れることで、重みや色みによるもたつきも軽減できる。
タートル代わりのナイロンブルゾン

ニットだとどうしてもリラックス感が出やすい黒トップスも、辛口なナイロンに置きかえてエッジを効かせれば、シャープな印象を貫ける。フリースインナーつきのブルゾンだから、トップスのように着たときもあたたかい。
趣のある配色と風合いのカーディガン

シンプルな装いに味わいをもたらす、レトロなクルーネックカーディガン。ジャケットのきちんと感にニットのリラックス感が合わさることで、コートのなかでも気張らず着られる。
リッチなファーにつりあう黒デニム

女性らしい気品が漂うフォギーな質感に対して、キャップやデニムジャケットでメンズっぽいラフさぶつけてボリューム調整。重さやムードの足し引きを行えば、個性の強さも日常着を飾る華やぎとしてほどよく仕上がる。
ほっこり見せないデニムのキレ

コートの上からさらにニットをひと巻き。間にデニムが入るおかげで、防寒を重視した装いでもおのずと見た目はスマートに着地できる。
もこもこブルゾンをきちんと着る

着こなし方の発想を少し変えるだけ。例えばアウターとしてとらえていたボアジャケット。もともと保温性の高いアイテムのフロントをきっちり上までしめて、トップスとして採用。ネイビーの配色コントラストが効いて、単調さも回避。定番の黒コートの中に仕込めば、アウターONアウターの重ね着の完成。
(差がつく色のとり入れ方)
【全23スタイルの一覧】≫「配色例をひとまとめに」差し色づかいが上手くなる「カラータートルの重ね方」
