記憶に残るあの映画のワンシーンからよみがえる、魅力的な白シャツの着こなしの回顧録。着つくしてしまったように感じるシャツも、まだまだポテンシャルを秘めている可能性。時代を反映したテクニックが、むしろ目新しさへのヒントに。
(関連記事)
≫シャツは「ゆるめ&大きめ」がHIT!海外ストリートで見つけた白シャツのアレンジ術【12選】
Summertime
『旅情』(1955)
パールの実力を証明する究極のシンプル
ベニスに観光で訪れた、オールド・ミスのジェーンを演じるキャサリン・ヘプバーン。劇中でも愛用していた一粒のパールでシャツを飾ったシンプルさ。無造作に着こなしたシャツにさえ品をもたらす、パールの力を実感。
PRETTY WOMAN
『プリティ・ウーマン』(1990)
インナーを見せる前提の気だるいレイヤード
ジュリア・ロバーツ演じるビビアンらしい、キュートかつセンシュアルなシャツのレイヤード。ざっくりとデコルテの開いたインナーも、清潔感のある白シャツの効果でヘルシーなムードに転換。そでまくりで抜けを。
Pulp Fiction
『パルプ・フィクション』(1994)
赤いリップとそろったバングスが
きわ立てる攻めた白シャツ
ユマ・サーマン演じるミアのアイコニックなシャツスタイル。フィット感のあるサイズに、見せすぎない胸元の開きぐあい。女らしさのギリギリをねらいつつ、ミステリアスな雰囲気も含ませたハイレベルなバランス。