衝動買いで失敗しない「長く可愛く着られる」似合う服の見つけ方

「買ってよかった」から考える

賢い買い物の秘訣は、「買って良かったと実感した時」から逆算すると見えてくる。合わせる服に悩まず済んだ、鏡を見た時にすらっとして見えた、他人から“似合ってるね”と思いのほか褒められた、など…。ニューシーズンの立ち上がり、湧き上がる衝動をおさえて考えたい、購入前の心構え。



「迷いがなくなる」

どんなデザインも受け止めるデニム、着くずしてもキレイを貫けるシャツ、いつでも大人のさじ加減に整えるジャケット。ハズさないスタイルを支えるベーシックな服のおかげで、忙しい朝や新しさを試すときに着方を悩まなくて済む。



品格が高まる「3つボタンの黒ジャケット」

グリーンフリースミニスカート、肩にかけたジャケット、バッグ/以上SEA(エスストア) 白ロングスリーブTシャツ/ATON(ATON AOYAMA) 眼鏡/CO ACH(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) ソックス/TW ローファー/KATIM


まるで紳士服を借りてきたような、ヒップまで隠れる着丈のどこかなつかしいルックス。どう着てもクラシカルに傾く3つボタンは、マーブル模様を採用し細部も抜かりなく。「きちんと着ても軽やか」というより「ラフに引っかけるだけでもかっちりとさまになる」肩パット入りのワイドなボックスシルエット。



「意図せずスタイルよく見える」

自分の体型に合わせたサイズや丈選びにこだわることで、着飾る以上に目にとまる姿に。脚を長く見せるハイウエストや腰まわりがすっきり整う細身など、コンプレックスをものともしない美シルエットは迷わず買っておいて損なし。


首元が美しく「小顔に見えるビッグシャツ」

グレーニットパンツ/マディソンブルー 白ビッグシャツ/ENFÖLD ネックレス(パールネックレスつき)/Joue te バッグ/VASIC(ヴァジックジャパン) シューズ/TOK YO WEEKLY JOURNAL(バロックジャパンリミテッド)


えりを抜いて着たときにいちばんキレイに見えるように仕立てられたシャツ。前見ごろに生地がたっぷりあるから、後ろ重心にしてもフロントが突っ張らず余白のあるシルエットを保てることで、結果首元が長く、顔も小さく、体の線も細く見える。そのまま着て正面のドレープ感を強めたり、タートルネックとのレイヤードしたり、1枚の中でアレンジも自在。



「急な予定に対応できる」

友達からの急なお誘い、前日に決まった打ち合わせ、時間の隙間をぬっていく弾丸旅行。スケジュールが突然変わってもTPOに合わせて装いたいから。正反対な場面でも対応できる、シーンレスなデザインは何枚あっても困らない。


シャツのふりしたダウン

ブルーオーバーダウンシャツ/miffew ベージュチノパンツ/Oblada(シンチ) シルバーピアス/ピルグリム(Z UTTOHOLIC) バッグ/ラシット(ラシット京王百貨店新宿店) ローファー/HARUTA 


ぱっと見はベーシックなオーバーサイズシャツ。実は中にふかふかの羽毛をそなえたダウンという意外性。ダウンの量を調整することでスリムに仕上げて、この時季の装いを1枚であったかく軽やかに仕上げる名選手。えり裏にはとりはずして使える汗よけパーツをセット。



(コーディネートのプライスなど詳細)
【全25コーディネートの一覧】≫「飽きない服の見つけ方」買ってよかったから考える「5つの心構え」