秘訣はアンバランスな「新バランス」
ゆるいと細い、色をそろえる。そんな無意識にルーティン化している着方に甘んじず、いつもに磨きをかけるため。よくある組み合わせに少しのズレを生み、落ち着きと鮮度を同時に得る。「アンバランス=いいとこ取り」ととらえた、新たなスタイルバランスをご紹介。
「丈だけハンパに」ふまじめなコンサバ

丈も色もなじませないことでルーズなシルエットにメリハリがつく
オーバーサイズのシャツに、ひざ下丈のフレアスカート。長くも短くもないあいまいな丈を組み合わせることで、キレイなのに堅く見えない、理想のアンバランス加減に。1枚では難しさを感じる中途半端な丈は、2つ組み合わせることで悪目立ちせずむしろ調和がとれる。
「ビッグサイズで親しめる色がある」甘くないパステル


ロンTを潔く大きくしたようなボーイッシュなワンピース
フェミニンな色をルーズに着る。メンズライクな脱力感がそなわることで、辛口好きにも着やすいパステルに。ぶかっとしたワンピースでいっそう堂々とふるまうと、やさしい色なのに存在感のあるルックスが完成。ほんのりと色づく淡いブルーで、長そでのワンピースでも軽さを維持。ぶかっとしたサイズ感と細身の黒小物との対比で、体の華奢見せがかなう。
「3色以上でも落ち着く」ひかえめなカラーブロック

甘い色だけで構成した、ピンクが主役にならない新バランス
ワントーンスタイルの延長で、近しい色どうしを集めていく。たとえば、ベージュを基準に、同系色の浅いブラウンやピンクを混ぜ合わせると、地味でも派手でもない絶妙なさじ加減が出来上がり。多色づかいするときは、セットアップや先細パンプスでシルエットはとことん端正に。
(コーディネートのプライスなど詳細)
【全20スタイルの一覧】≫オシャレ上手は「違和感がちょうどいい」コーディネートが可愛くなる「ギャップ」のつくり方
