たかがシャツ、されどシャツ。体が入ることで空気を含み、表情を変えられて自由が効くオーバーサイズ。そんなベーシックアイテムを、いい意味で雑に、気だるく、無造作にこなす、シャツの着方のバリエーションをご紹介。
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「無造作な着方」が似合うビッグシャツ
たとえばベージュのシャツ。そもそも品がよく、だからこそ無難にそでをとおすと地味にも陥りやすい。あえてバサッと雑に着たり、中途半端に見せかけたり。無造作な動作で退屈しない着こなしに。
PATTERN-1
ピンクの甘さを引ける「とめないボタン」
えり、そで、すそ。全部中途半端に、ラフに開けて甘さを回避
えりとすそは極力ボタンをとめずに、そではまくらず、開けたまま。「ねらった無造作」をもって、ワントーンに動きがついて新鮮。
PATTERN-2
スカートの迫力とつり合う「スリット風の鋭さ」
すその「鋭角」でのっぺり見えずにシャープなラインを形成
シャツをそのままシンプルに着て流すと、スカートの個性だけが浮いてちぐはぐ。スリット風に大胆に開けたすそのひとクセで、シャツも「ふつう以上」にもっていけば解決。
PATTERN-3
シンプルがぼやけない「立体ロールアップ」
そでに立体感を出しながら、すそはラフにINして無造作
丁寧に、立体的につくったそでのロールアップだけで成立させない。立ててから前だけ軽く折り返したえり、フロントだけのタックINで抜け感を出したすそ。すべてそろってはじめて「王道ベーシック」がぼやけず、目を引く存在感。