大きいシャツこそ「雑に着る」まじめに着ないほうが可愛い「これからのビッグシャツ」

秋はシャツの季節。ボタンの開閉やすそのIN・OUTなど。どこまでも表情の変化が見込める、ビッグシャツにふたたび注目。



「無造作のほうがいい」ビッグサイズの着方

たとえば白ではないキレイ色のシャツも。色の主張をやんわりと削いでくれるリラックスしたシルエット。あえてバサッと雑に着たり、中途半端に見せかけたり。無造作な動作で退屈しない着こなしに。



まじめとふまじめのちょうどいいバランス

カレッジ小物の選択もメンズライクをあと押し

色の印象に合わせて品よくこぢんまりまとめずに、堂々と着る。たとえば全身ルーズにさせたり、小物までハンサムに振り切ったり。そのほうが、やさしく甘い色みとバランスがとれるから。



濃厚な配色に「素肌を効かせる感覚」で抜けを

赤の主張を分散する首・腕の2点の肌見せ

オーバーサイズによる「力みのなさ」を頼りにすればはっきりと、鮮やかな色もとり入れやすい。着こなしは計算高くというよりも、むしろ適当に。どこか不完全なバランスだからこそできる「隙」がねらい。メリハリを意識しないルーズなバランスも、濃い色どうしなら抑揚がついて決まりやすい。



シンプルがぼやけない「立体ロールアップ」

そでに立体感を出しながら、すそはラフにINして無造作

丁寧に、立体的につくったそでのロールアップだけで成立させない。立ててから前だけ軽く折り返したえり、フロントだけのタックINで抜け感を出したすそ。すべてそろってはじめて「王道ベーシック」がぼやけず、目を引く存在感。



ニットパンツがルーズに見えない「アンバランスな着方」

「シャープなのにゆるい」そんな矛盾でカジュアルを刷新

「ほぼメンズ」の上下。柄のアクセントとサイズのズレで生まれたニュアンスを「デザイン」と解釈することで、気楽なパンツもカジュアル以上へ。



ビッグシャツは「真っ白から少しレトロに」

コーデュロイやデニムなど、ヴィンテージライクな風合いでシャツ自体を正統派から脱却。深みのある生地と大きめのサイズで、肌寒いときの手軽な羽織りとしても重宝。


ベージュコーデュロイシャツ 20,900円/ヘルシーデニム(ゲストリスト) 白ニットトップス 11,550円、白ニットレギンス 12,650円/ともにルージュ・ヴィフ(ルージュ・ヴィフ ラクレ ルミネ有楽町店) スカーフ 19,800円/マニプリ サンダル 24,200円/ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店) 体に寄り添う、薄手のコーデュロイシャツ。細うねがやさしい配色に抑揚を。



デニムなのにシャープなストーングレー

グレーデニムシャツ 30,800円/スリードッツ(スリードッツ表参道店) タフな見た目に反して、やわらかい手ざわりが魅力。肩口のタックによりひかえめなボリュームスリーブに。



シワ加工したような表面のギャザーで味わいを

アイボリーシャツ 39,600円/ロンハーマン 切りっぱなしのえり口で、古着風のこなれ感が。凹凸のある生地とクリーミィな色みが相まって、白っぽい配色に深みを出せる。



渋色のネルシャツで紳士の休日風に

バーガンディチェックシャツ 41,800円/PHEENY ブラウンの延長で使えるバーガンディ。コシがあることで、オーバーサイズなのに型くずれしにくい。ひかえめな起毛感。



グレイッシュなオリーブが新鮮

オリーブシャツ 23,100円/TODAYFUL(Life’s 代官山店) ヴィンテージ加工で落ち着きのある色みに、フライフロント、ロングカフスとさまになるポイントを装備。



まじめな柄を色とサイズでおだやかに

ブラウンストライプシャツ(ブラトップつき) 42,900円/Venit(ハルミ ショールーム) 体が泳ぐサイズ感でメンズライクな雰囲気に。同色柄のブラトップつきでインナーにも悩まない。



人気スタイリストが「よく使う」テクニック
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