全方位で美脚 「後ろ姿にも差がつく」黒デニム
理想的な「ゆるくも細くもない」シルエット。そして前からだけでなく、デニムを穿くうえで見逃せない後ろ姿まで配慮が行き届いたデザインならさらに高い満足感が得られるはず。さらに「スタイルアップを約束する=ヒールじゃなくてもスタイル良く見える」名品のみを厳選。
選ぶ色は「真っ黒じゃないスミ黒」を

真っ黒よりも軽快に見えて、ブルーでは出せない落ち着きも感じさせる、調和のとれたワントーンにも欠かせない黒デニム。真っ黒ではない、グレーがかったスミ黒のデニムで、重さや膨張などの懸念も解消。脚を細長く見せるややフレアのクロップド丈。軽さの出るスミ黒のデニムでグラデっぽいワントーンに。
「あの女優デニム」をオマージュ

マリリン・モンロー愛用の「くびれて見える深い股上のストレート」を再現
ボリュームトップスをウエストインしたときの“重心の上がり方”や、スニーカーでもサンダルでもすっと脚が長く見える絶妙なストレート感。何気ない佇まいに、確かな美しさを仕込んだデニム。ただ着るだけでシルエットごと整う感覚。

カットオフデニムパンツ 25,300円/レッドカード トーキョー(アバハウスインターナショナル オンラインストア) ロゴTシャツ 19,800円/beautiful people(ビューティフルピープル 伊勢丹新宿店) シュシュ 11,440円/Jennifer Ouellette(ZUTTOHOLIC) スニーカー 11,000円/ムーンスター(ムーンスター カスタマーセンター)
お尻は丸く、脚はまっすぐに補正。くびれを引き立てる深いウエスト位置、ヒップラインに沿ったカーヴィなカッティング、裾はほんのりラフにほどかれたような切りっぱなし。スミ黒と呼ぶにふさわしいフェードカラーが、シンプルなのに奥行きのある表情に。
HI-RISE
ベルトいらずの「スーパーハイウエスト」

高さをとったベルト部分と後ろのスラッシュポケットで脚長に
ウエストをキュッとホールドしながら、脚のラインは驚くほどナチュラルに。ベルトを使わずともきれいに決まる——そんな理想をかたちにした「スーパーハイウエスト」デニム。

ハイウエストワイドデニムパンツ 16,500円/SeaRoomlynn ブラウス 28,600円/ビリティス・ディセッタン(ビリティス) バッグ 41,800円/ROH SEOUL ミュール 23,100円/オゥ バニスター(アバハウスインターナショナル オンラインストア)
視線を引き上げるように高く設定されたウエストライン。幅広のベルト部分が腰まわりを包み込み、トップスをインしたときのくびれ感を自然に演出。後ろ姿にもこだわって、ヒップの高い位置に配したスラッシュポケットが立体感と脚長効果を発揮。ヒールでもフラットでも、スタイルが盛れるというより整う感覚。
BIG POCKET
「小尻に見せる」ポケットのサイズと位置

ジェーン・バーキンから着想を得た深い股上は後ろポケットを大きめに
深くとった股上が腰まわりをスッと引き締めながら、ヒップには小さめのバックポケットを配置。サイズ感だけでなく、その“やや高め”な位置こそがポイント。視線を自然と引き上げ、ヒップラインをコンパクトに整えてくれる。

黒デニムパンツ 20,900円/ROLLA’S(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) ニット 9,350円/アーバンリサーチ ドアーズ(アーバンリサーチ ドアーズ ルミネ新宿店) 中に着たタンクトップ 6,600円/AKTE サングラス 26,400円/ザ ベッドフォード ホテル(キングスター) バッグ 19,800円/VASIC(ヴァジックジャパン) ローファー 36,300円/シーセイ(アイネックス)
どこか無防備で、自然体。それでいて絵になる後ろ姿。そんな理想を追いかけてたどり着いたのは、ジェーン・バーキンが愛したハイウエストデニム。余白を感じる後ろ姿は、ラフなのに気品が宿る。シャツをインするだけで、媚びないフェミニンが完成。計算され尽くしたディテールで、定番デニムに今のムードを。
「売れ続ける理由がある」黒デニムの名品
デニムを買いかえるなら? 今季の傾向、スタイリスト目線で選ばれたもの、あのブランドの注目作まで。デニムを着るのがまた楽しくなるトピックス。
【Oblada】
色も形も穿き心地もベストなデニム

黒デニムパンツ/Oblada(シンチ) 「ルーズなサイズ感と締まったウエスト。ラクに履けて脚線をキレイに見せるカーヴィなシルエット。股上は深めながら、ハイウエストなので脚は自然に長く見えます」(スタイリスト・塚田綾子さん)
【THE SHINZONE】
どんな靴も似合う「こだわりの9分丈」

黒デニムパンツ/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) 「ヒールもフラットもさまになるように計算された丈感。ウエストのフィット感と、膝からすそにかけてのテーパードがかったシルエットは、どの方向から見てもキレイ。そんな理由からも合わせやすいのでつい、スタイリングにもこのデニムを使いがち」(スタイリスト・船戸唯さん)
【MOUSSY】
とくに人気のデニムパンツ

黒デニムパンツ/MOUSSY(バロックジャパンリミテッド) 迫力のあるワイドなシルエットも相まって、シンプルな白Tシャツを合わせてもモードな仕上がり。
「クロップト丈を着ると、おなかがのぞくよう計算されたアシンメトリーデニム。発売以来、種類豊富なMOUSSYデニムのなかでも売り上げ1位・2位を争うほどの人気商品です」(プレス/髙橋さん)

黒デニムパンツ/Levi’s® Vintage Clothing(リーバイ・ストラウス ジャパン) お尻をすっぽりと包み込むハイウエストで、マリリン・モンローのように女性らしい、カーヴィーな後ろ姿を表現できる「701®」シリーズ。ブルーの展開が中心だったところ、待望の黒を昨年リリース。
1934年に女性用の5ポケットジーンズとしてLevi’s®から初めて登場したとされるのがこの「701®」。おへそを隠すほどに高く設定されたはき口でお尻は丸く、股下はまっすぐのラインを描く。ステッチも黒で、ワークシーンやフォーマルにも向く見た目へ昇華。
【GU】
伸縮性抜群の究極スキニー

黒スキニーパンツ/GU リラックス感を保ちながら、しっかりとヒップカバーできる安心感。ステッチまでもが黒で統一され、どんな装いもシャープに整えてくれる。 「素材やシルエットのアップデートを重ねながら、愛され続けるスキニーパンツ。本格的なデニム生地で、股下部分が締めつけすぎずにすっきりはきやすいと大好評です」(プレス/荒木さん)
「仕事中も摩擦や汚れを気にせず過ごしたいから、ふだん着はプチプラブランドで探すことが多いです。この黒スキニーはストレッチ性が抜群で動きやすい。シルエットもキレイに出て穿き心地もいい。黒スキニーは何本か持っていますが、最近はもっぱらコレ」(スタイリスト・船戸唯さん)
【12選】 とくに「スタイル重視」 細く見えるデニムパンツの名品
体のラインを拾わない、もたつかない、ヒップのボリュームが目立たない…限りなく多い理想のデニムに求める条件。そんな希望を満たす至極のデニムを選抜。
黒との合わせも「色味に差がつく」グレーに近い色

黒デニムパンツ 18,700円/NEEDBY heritage(ゲストリスト) 「ゆるすぎない」絶妙なゆとりを持たせた、脚のつけ根からすそまで、同じ幅でまっすぐに伸びる美しいストレート。色も真っ黒ではなく、グレーに近いスミ黒なら上下黒にも軽さが出る。小さくても映える赤のバッグをオール黒のさし色に。
ワイドに頼らない「ハイウエスト+フレア」

デニムパンツ 27,500円/ホリデイ(ホリデイ/フラッグシップサロン オフィス) 脚の始まりを高く見せる、ハイウエストのブルーデニム。腰まわりはフィットさせながら、膝下から広がるベルボトムデザインで、脚線がまっすぐ・伸びて見えるシルエット。ごわつかない生地感で、しゃがんでも窮屈感のない穿き心地。
「ヒップラインに丸みを作る」股上深めのハイウエスト

ダークグレーデニムパンツ 24,200円/ソフトハイフン ローファー 17,930円/A de Vivre 股上を深めにとったハイウエストで、ヒップラインをコンパクトに包み込むような美しいシルエットを形成。ひざから下もスキニーのようにぴったりしないから、抜け感も出て似合う靴の幅も増える。