ラクであることを前提に、きちんと感のある見た目や美しいシルエット。力を入れずともだらしなさはなく、力みもない「ちょうどいい」が手に入るパンツを集結させました。キーワードは「心地よくキレイに」。
(TOPICS)
【1】涼しくキレイに穿ける「美形なリネン」
【2】無骨に見えない「清潔感のあるデニム」
【3】フランクさを保って「クールにナイロンやスウェット」
【1】涼しくキレイに穿ける「美形なリネン」
ナチュラル素材の心地よさはそのまま、ONの日にも対応するきちんと感は求めたいから。リネンとは思えないほどスマートに装える、しゃんとする1本を厳選。
力まず迫力を生む「厚み」

重厚な見た目に反して着心地は軽い
リネンならではの理想のバランス
リラックス感が増すリネンのワイドパンツは、ひらつきにくい厚みが重要に。しっかりとした生地に加えて、深いタックとハリをそなえたトラウザー感覚ではける1本は、暑い季節の軸アイテムとして見のがせない。。知的な表情が引き立つ、濃いブラウンをセレクト。
ゆるみをおさえる「クリアな白」

透け感のある編み地で
ボリュームトップスを軽やかに
天然繊維ラフィアとリネン・コットンをMIXした軽量感が魅力。ニットのようなざっくりとした編み目により、ルーズなパンツの間のびを回避。黒並みに緊張感のある真っ白な色みで、ラクしてスマートな仕上がりに。直線的なフォルムにより、長め丈のトップスとでももたつく心配は不要。
細身なのにぴったりしない

あたりが出にくい「細身リネン」
高密度で織り上げたコシのあるリネン素材が、気になるヒップラインをカバー。ウエスト下のタックにより、スレンダーなレッグラインが手に入る。さらりとしたリネンながら、シワになりにくいイージーケア仕様。
全身リネンでも「きちんと」

ナチュラルな風合いでスリーピースを
日常づかいへ引き寄せ
ドライな質感と黄みがかった色みで白自体がやわらかく見えるから、ハンサムな形でも力んで見えない。上はコンパクト、下はワイドのメリハリのあるサイズ感で、ワントーン合わせがバランスよく仕上がる。カジュアルな素材でデニムやスウェットなどラフな服にも似合うため、セットだけじゃなく単品でも活躍。
スタイル・テンション・好感度「すべてが上がる」

ワードローブを引き上げる「ムードメーカー」
品のいい微光沢と手にとりやすい軽やかさを併せもつ、シルクリネンのワイドパンツ。素材の風合いが出るヘリンボーンの編地がフレッシュなイエローをとっつきやすくトーンダウン。幅広・直線フォルムで脚線をごまかし、足元のサイドスリットですっきりキレイに印象づけ。
部屋着のような着心地で「エレガント」

完成された上下バランスに
ビーサンでワンポイントの隙づくり
ハリとやわらかさが調和したウールリネン地。型くずれもしにくい上質素材は、肩ひじ張らないやさしい着心地で、よそ行きにも対応できる上品な見た目を実現。ジャケットはベルトのおかげで胸元が開きすぎず、トップスみたいに素肌の上に着られる。
【2】無骨に見えない「清潔感のあるデニム」
旬といってもいいほどデニムに注目が集まる今は、手持ちを見直すいいチャンス。目新しさとキレイの両方を呼び込める、カジュアルが前に出ないラインアップ。
洗練された白に映える「美しいゴールドの裏地」

白っぽくまとめたマニッシュな装いを輝きで彩る
深めの股上で形はメンズライクなストレート。適度にくだけて見える形くらいで選ぶと、白パンツでもかしこまりすぎないルックスに。
【STYLIST’s COMMENT】 「上品だけど華やかさもある、落ち着いた白×ゴールドの配色が新鮮。ひかえめすぎず、かといってぎらつかない絶妙な輝きは、歩くたび高揚感を味わえるはず。」(岩田さん)
スキニー未満の「細身テーパード」

深いVネックの緊張感とともに
ニット+デニムを形で更新
腰まわりにはゆとりを、ひざ下はほっそりと見せるボーイズテーパードの「ANN」。細身でもはきやすいストレッチの効いた素材。
【STYLIST’s COMMENT】 「ワイド人気は引き続きですが、今季は細身も増えた印象。上にコンパクトなトップスを合わせやすい、スキニーまでいかない絶妙なシルエットに惹かれました。」(岩田さん)
知性を補う前後のセンタープレス

縦長シルエットを助長するべく
顔まわりのさし色で目線を誘導
前後に入ったセンタープレスにより、補整力に優れた厚手生地の細身のストレートをいっそう切れ味よく。後ろにも同様の加工をほどこし、淡色をスマートに装うことが可能。キックバックが強く、補整力に優れたオリジナルのストレッチデニム生地を使用。
クセのない「ワイドストレート」

白Tだけでさまになる「濃インディゴの美脚デニム」
ワイドシルエットの存在感を生かす、ウォッシュやクラッシュなど加工感のないシンプルな1本。ルーズなフォルムなのにウエストやヒップまわりはコンパクトだから、後ろ姿まで抜かりなくすっきりと。ハリのある生地は、脚線をまっすぐ見せるだけでなく、穿くほどに味わいが出る風合い。
黒デニムらしくない「素材感」

やんちゃなイメージを払拭する「ドレスライクな素材と形」
デニムながらモードにも装える、レザーライクな微光択。黒でも辛口になりすぎない、キレイなエッセンスが黒デニムをデイリーユースに仕立ててくれる。スタイルがよく見える、ゆるすぎず細すぎない使い勝手のいいシルエット。
【3】親しみやすさを保って「ナイロンやスウェット」
キレイを想像するときにイメージ外の素材だからこそ、上手くいったときにイメージ以上にまとまる可能性を秘めている。しゃかついた素材やストレスフリーなスウェット素材の中で、キレイめにも向くデザインをセレクト。
見た目も着心地もクール

悪天候にも強い、ゴアテックス素材を採用した軽やかなショートパンツ。上はトラッドなチルデンニットなのに“優等生”になりすぎないのは、合わせたボトムがしゃかしゃかとしたアクティブなショートパンツだから。真逆のテンションを掛け合わせることで、まじめなモノトーンに個性をもたらす強さを加算。
「カジュアルを整えられる」スウェットパンツ

目のつまったネイビーにセンターシームを入れた、スラックスのようなディテール。肉感を拾わないストレートなフォルムで、部屋着感なくONの予定にも穿いていけるルックスに。装飾を省いたデザインに、すとんと縦に落ちる素材感も美形な所以。
スタイルアップに効く「コクーンシルエット」

丸みをおびたデザインで甘口なモダンスタイル。くびれをつくるワイドなウエストバンド。カーヴィな形がヒップと太もものハリを同時にカバーし、黒と合わせても強く見えない「くすんだ白」をセレクト。
ハンサムなジャケットにも似合うスラックス見えのワイド

ハイウエストのパンツがきわ立つ、ショート丈のタンク。ジャケット+黒パンツのスタンダードな装いも、パンツのシルエットやインナーの丈感を変えるだけで、今どきのリラックスモード。
ヘルシーに使える「辛口カーキ」

光沢素材にワッシャー加工をほどこした、クールになりすぎないカーキのサロペット。ツヤめくパンツに付属するダブルストラップを肩にかけたひと手間で、ヌーディな印象をいっそうきわ立たせて。腰位置を上に引き上げ、脚線もあらわにならないスタイルアップフォルム。
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