学用品 使用済朝顔プラスチック鉢からできた JAPAN BLUE 熊野筆 “KACHIIRO”

PHI株式会社
「日本の伝統工芸品 広島熊野筆の持続可能な継承・発展」×「環境教育」×「地域資源循環」を体現したアップサイクル品 2025年8月1日より発売開始

持続可能な社会の担い手の育成に取り組むPHI株式会社(代表:繁田知延)は、未利用資源である学用品 使用済朝顔プラスチック鉢を活用し、新たなアップサイクル品を開発いたしました。

[本製品を通じて解決できる社会課題 / 解決策]
 
 課題1. 広島 伝統的工芸品「熊野筆」の現状

  化粧筆 / 書筆として全国的に普及している広島 伝統的工芸品「熊野筆」は
  近年、生産量が伸び悩み、職人の数も減少傾向にあります。
  日本の伝統を継承・発展していくにあたり、
  子どもを中心とした若い世代へのアプローチが急務です。

 課題2. 教育現場 プラスチック製品の廃棄

  全国の小学生が育てている学用品「朝顔プラスチック鉢」の年間生産量は約300トン。
  お役目を終えた鉢は主にご家庭で廃棄されており、有効活用されていない状況です。

 課題3. 環境教育の課題

  2023年3月に環境省が全国の教職員向けに実施した
  「令和2年度環境教育等促進法基本方針の実施状況調査(アンケート調査)」(LINK)によると、
   ・授業時間の確保が難しい
   ・適切な教材の準備ができない
   ・カリキュラムマネジメントが難しい
   ・教え方や取組方法が分からない    という課題があることが分かりました。
  

 これら課題をまとめて解決すべく、学用品 使用済朝顔プラスチック鉢からできた
 JAPAN BLUE 熊野筆 “KACHIIRO”を開発いたしました。

[JAPAN BLUE 熊野筆 “KACHIIRO” 製品概要]

化粧筆


書筆

実践的な環境教育の一環により、小学校の皆さまと一緒に使用済朝顔プラスチック鉢を洗浄し、回収。
回収後は特殊洗浄破砕を行い、熊野筆(化粧筆/書筆)の持ち手部分にアップサイクルしました。
また、持ち手部分に徳島の天然藍を練り込むことで「JAPAN BLUE」を表現しています。

製品名「KACHIIRO」の由来

 その昔、戦国時代の武将達は、 鎧の下に「褐色(かちいろ)」の藍染を施した
 衣を身にまとうことで、藍染本来の抗菌・防虫効果のみならず、
 勝負運がついて戦に勝つ「勝ち色」としても験を担ぎ、重宝しました。
 本製品は、徳島の天然藍を活用することで「褐色(かちいろ)」を表現しております。
 「縁起物」として、贈答品用途等でもお買い求めいただければと思います。

尚、書筆に関しては、使用済朝顔プラスチック鉢回収拠点の小学校の皆さまにも還元し、
実践的な環境教育に活用することで、持続可能な社会の担い手の育成を推進してまいります。

[販売店舗]
●広島駅 ekie「しま商店」
 HP:LINK
 住所:JR山陽本線広島駅在来線線路上空及び新幹線高架下
 営業時間:8:00~21:00
 TEL:082-568-9195
 取扱製品:KACHIIRO 化粧筆3本セット

●広島駅 minamoa 「fudedobijin」
 HP:LINK
 住所:JR山陽本線広島駅南口側
 営業時間:10:00~20:00
 TEL:082-236-6604
 取扱製品:KACHIIRO 書筆

●ひろしまIPPIN 本店(おりづるタワー内)
 HP:LINK
 住所:広島県広島市中区大手町1丁目2番1号
 営業時間:10:00~18:00
 TEL:082-569-6801
 取扱製品:KACHIIRO 化粧筆3本セット / KACHIIRO 書筆

※取扱店舗は順次PHI HPにてupdateしてまいります。

[商品詳細]
・化粧筆 3本セット
  価格:11,000円(税込)
   チーク
    毛質:山羊毛、毛丈:35mm、全長:140mm、重量:約14g
   アイシャドウL
    毛質:山羊毛、毛丈:15mm、全長:135mm、重量:約5g
   アイシャドウS
    毛質:山羊毛、毛丈:12mm、全長:135mm、重量:約3.2g

・書筆
 ・五角筆
   価格:1,760円(税込)  
   毛質:山羊毛/ポリエステル毛、毛丈:24mm、全長:205mm、重量:約7.5g

 ・小筆
   価格:1,760円(税込)
   毛質:山羊毛/ポリエステル毛、毛丈:24mm、全長:128mm、重量:約6g

 ・大筆
   価格:2,750円(税込)
   毛質:山羊毛/ポリエステル毛、毛丈:27mm、全長:115mm、重量:約12g 

[株式会社晃祐堂 土屋武美氏 コメント]

 今までは廃棄されていたプラ鉢をアップサイクル。
 伝統的な藍染を加え、新たに生まれた熊野筆。
 この化学変化を、ぜひ手に取り、感じとってください!
 HP:LINK

[株式会社アートモリヤ 守谷玲太氏 コメント]

 日本が世界に誇る熊野筆と藍。
 歴史的に見ても職人の技術と藍色の組み合わせは世界を唸らせてきました。
 現代ならではの革新的なアイテムをお見逃しなく!
 HP:LINK

[PHI株式会社 繁田知延 コメント]

 関係者全員の想いが込められた、意義深い取組に昇華することができました。 
 本取組の実践的な環境教育により「持続可能な社会の担い手」を育成しながら、
 世界に誇れる日本の文化の継承・発展に微力ながら貢献できれば、と切に思います。
 HP:LINK

本取組に興味を持ってくださった教育機関/自治体の皆さま
下記「お問い合わせLINK」より お気軽にご連絡をお願いいたします。

子ども達と一緒に、持続可能な社会に向けた一歩を踏み出しましょう!

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