お手本は▶アヌーク・エーメ
1932年パリ生まれ。50~60年代を代表する演技派女優。代表作は『男と女』『81/2』。しっかりとした骨格のハンサム顔を生かしたクールなトレンチコートの着こなしは今もなお、世界中でお手本とされる金字塔。
意志の強さを前面に
アヌークの持ち味といえば、すべてのパーツがとんがったしっかりした骨格。意志の強さを感じさせる「男顔」をメイクに落とし込むなら……。
攻略すべきは「影」をもたらすローライト。そぎ落とすというよりも「四角っぽく整える」イメージで影をプラスオンしていくことで、ブレない軸を感じるカッコいい女性像に近づけます。
Use it!
A ヴァリアンブラッセ(コントゥア) 01 5,500円+税(セット価格)/カネボウインターナショナルDiv. B MiMC ミネラルクリーミーチーク 09 3,300円+税/MIMC C スティロ スルスィル ウォータープルーフ 802 4,500円+税/シャネル D ルナソル スタイリングアイブロウマスカラ 01 2,800円+税/カネボウ化粧品 E ルージュ アリュール インク 156 4,200円+税/シャネル
MAKE_01
A のブラウン2色をまぜ、ほお骨の下に沿うように影を足す。チークB は血色感程度の薄め。
MAKE_02
ペンシルC で足りない部分を補ったら、眉マスカラD でふさふさ感をプラス。
MAKE_03
リップはマット系のヌーディカラーEをオン。
FIN!
お手本は▶ソフィー・マルソー
1966年生まれ。13才で1/1700のヒロインの座を射止めたデビュー作『ラ・ブーム』で一躍、国民的アイドルに。「フランスのバラ」と称される屈託のない笑顔が代名詞。『007』第19作(99)ではボンドガールをつとめた。
にじみ出る愛らしさ
「フランスのバラ」と名高いソフィーといえば、くしゃっとした笑顔の童顔、タレ目がトレードマーク。
いい意味で素朴でうぶな「隙ありなメイク」のカギとなるのはサーモンピンク。主張せず、肌にとけ込む血色を仕込むことで、自然体な大人のハッピーフェイスに。タレ目シャドウで「何か違う」ひっかかりをつけることも忘れずに。
A ルナソル シャインフォールアイズ 01 5,000円+税/カネボウ化粧品 B プレスド チークカラー N 102 5,300円+税/レ・メルヴェイユーズ ラデュレ(限定) C メタリック リップス イン ラスト 3,000円+税/M・A・C(限定)
MAKE_01
二重幅にA の左下のベージュを入れてさりげなくまぶたのトーンをアップ。
MAKE_02
A の右下のブラウンを上まぶたのきわから下まぶたの目尻側1/4まで「く」の字になるように入れ、タレ目風に。
MAKE_03
チークB をほお骨のトップから下に向かってのばす。縦長に血色感を出すことで愛らしいニュアンスが出る。リップにもチークと同系色のコーラル系C をリンクさせて。
FIN!
Photography_Saki Omi(io・model) Hair&Make-up_Tomoko Okada(TRON)
Styling_Keiko Watanabe( KIND) Model_Valentina Composition&Text_Wakana Akiya