オシャレな人はどうしてる?増え続けるシューズやバッグ「賢く可愛く」しまう方法

ワードローブをムダなく活性化するためには、賢いクローゼット収納が必要不可欠。そこで手持ちの服を最大限に活用するアパレル関係者に、独自のルールを聞き込み調査。服好きならではのアイディアの数々が、実用とときめきを満たすクローゼットづくりのヒントに。



SPECIAL THANKS
小山田早織さん(@saorioyamada) スタイリスト、岸悠里さん(@y________ri425) VASICプレス、後藤真央さん(@g_120972、@loro___store) LORO青山店PR、小林杏奈さん(@hupianna) グラフィックデザイナー・Web store 運営、月川あやさん(@tsukiaya_) フリーランス、寺本真由さん(@cocoon117) フリーランスPR、長谷川桃花さん(@moka_room__) 会社員、濱邉晴日さん(@__sunnyday614) lloomie ディレクター、ハルナさん(@__halna) インフルエンサー、FUMINAさん(@nagetroom) スタイリスト、minamiさん(@mnmii) 衣装製作・ANNE HOUSEHOLD GOODSデザイナー、森夏子さん(@natsuko__mori) TODAYFUL デザイナー、Rinaさん(@lazyrinaroom) 会社員



かさばることも多い「バッグの収納アイディア」

毎朝つい同じものを手にしてしまいがちなバッグ。デザインのほかに用途や実用性を基準に収納すれば、その日の予定に最適なバッグ選びが可能に。



容量別にまとめて並列

「仕事には大容量のビッグサイズ、お出かけの日にはミニバッグなど。たくさん持っているレザーバッグは、容量ごとに分類すると、その日の予定に最適なマチのバッグを選びやすくなります」(月川さん)



つるし収納にカーテンレールを活用

「スタイルのハズしとなるビッグバッグは、床に置くと面積をとってかさばりがち。窓のカーテンレールにフックをかけてつるすことで、見やすくなるうえに、スペースの有効活用にもつながります」(ハルナさん)



タイプに合わせて収納方法を変更

「クローゼットは日々のコーディネートが組みやすいように、色別に分けて収納しています。モノトーンの洋服がほとんどなので、白い服と黒い服で整理。自立するバッグは上の棚に置き、ショルダーバッグやトートバックはフックにかけて空間を有効活用」(永倉さん)



バッグはすべて保存袋に収納

「バッグはそのまま置いていると汚れや埃が気になるので、ひとつずつ保存袋にいれて保管。すべて同じ種類の無地の袋なので、どこにどのバッグがあるか私だけが把握しています(笑)」(岸さん)



ケアアイテムも見える位置に

「毎日の洋服ケアを習慣化するために、ケアアイテムも常に見える位置に。とくに“STEAMERY”のブラシ(写真左)は、粘着力のないローラー。衣類やレザーバッグを傷めずに髪の毛の汚れや埃をとり除けます」(小山田さん)





千差万別「シューズの収納アイディア」

偏愛コレクションから選ぶか、少数精鋭を保つか。スタイルの完成度を左右する靴の収納も、ワードローブ次第で変化するもよう。



靴を軸に考えられるオープン収納

「コーディネートを考えるとき、まず最初にその日にはくスニーカーから決めることも。オープン収納にすることで、気分の靴を直感で選びやすくなります。通気性がいいので、靴のにおいが気になりにくくなる利点も」(小林さん)



近くに置いてスタイリングを想像しやすく

「特別な日にはく靴も目につく洋服のそばに置くことで、常に新鮮な気持ちでスタイリングができ、結果コーディネートの幅が広がります」(FUMINAさん)



シューズラックでスペースを拡大

「スニーカーは、IKEAのシューズオーガナイザーを使用して、縦に重ねています。スペースが増えるから、靴箱もすっきり。かかとの部分を手前にして、とり出しやすさも意識」(ハルナさん)



モノが多いことを逆手にとって

コンパクトな部屋に2人で住んでいて、お互い服が好きなので物量も多め。物が多いことを逆手にとって、あえて見せる収納にしています。ゴチャゴチャさせないように、いかに圧迫感なく見せられるかを意識。大好きなスニーカーは、入っていた箱までいとしいので、処分せずに棚に積み上げてストック。増えていくのが目に見えてわかって充足感があります。(misaさん・販売員)


1軍の靴を「インテリア的に見せる収納」

「ステンレスのシューズラックに、メインで使う靴を見せる収納。ふだんあまりはかない靴は箱に入れて保管しています。靴自体モノトーンが多いので、自然と統一感のある見た目に。アートを飾ることで、よりインテリアとしてとけ込ませることができます」(永倉遥さん)



鞄やシューズのセルフケア方法

買ったばかりの形や風合いを保つためには、日々のメンテナンス・ケアが重要課題。洗濯のプロに、レザーやスエードなど、バッグやシューズによくあるセルフケア方法を徹底取材!


【MAINTENANCE SPECIALISTS】 (リネット・近藤高史さん) 日本全国対応の宅配クリーニング「リネット」の品質責任者。「箱につめて渡すだけ」の便利さが、共働き世帯に人気。現在会員数は55万人。 (レジュイール・古田陽祐さん) 1977年創業、高級クリーニング店の老舗「レジュイール」のオーナー。長年培った独自のノウハウを生かした手法に、業界関係者からの支持が集まる。



【BAG】

「馬毛ブラシやタオルで表面の汚れを落とす」

「1週間に一度、乾いた布ややわらかい馬毛ブラシでふくだけで抜群にもちがアップ。とくに乾拭きすることで、革の油分が染み出し、レザーの光沢感が戻ってきます。泥などの汚れがついた際は、ぬれたタオルを固くしぼってふきましょう」(古田さん)



「クリームを塗って栄養を補う」

「人の肌と同じで、レザーも油分が不足すると革の繊維が固くなり、傷がついたり破れやすくなったりしてしまいます。シーズン終わりにはレザー用の保湿剤を塗るのがマスト。頑丈さを保てるほか、ツヤの維持にもつながります」(近藤さん)



保護しながらツヤ感UP

レザー&ウッドケアローション 4,290円/ディプティック ジャパン 99.6%自然由来の成分配合。革製のジャケットやシューズのほか、ベルトやバッグ、レザーなどのファッション小物にも対応。




除去しながら予防もできる「カビ防止スプレー」

M.MOWBRAY プレステージ モールドクリーナー 300mL 4,400円/R&D スムースレザーやスエードなど、革素材に生えてしまったカビを除去&予防ができる無臭のスプレー。収納場所の壁や扉のカビ防止にも有効。



【SHOES】

「スエード素材はブラシで汚れやほこりを取り除く」

「起毛感のあるスエードはお手入れが難しそうに感じるかもしれませんが、まずは毛並みに逆らってブラッシングしてみてください。ある程度汚れが落ちたら再度毛並みの方向へ。強くやりすぎると毛の流れが戻らなくなるので、あくまでもやさしくが鉄則」(近藤さん)



「すすぎ不要」のシューズ用シャンプー

ロジーリリー スターターキット 3,300円/eel キャンバスやスエード、レザーなど多くの素材を洗えるシュークリーナーとブラシのケアキット。泡タイプの洗剤を塗布してブラッシングし、汚れた泡をふきとるだけでOK!



つま先の形別・型をくずさないシューキーパー

〈右から〉M.MOWBRAY ベルベットキーパーAg+ アクア、パープル、オレンジ、ブルー、レッド 各2,200円/R&D 色ごとでトゥの形状が異なるシューキーパー。突然の雨やお手入れ後の湿ったシューズに忍ばせて乾燥させることで、変形を防げる。除菌、消臭効果の高い銀イオンを配合。



擦れた汚れには「さっと使える消しゴムタイプ」が便利

ユーティリティ イレイサー 880円/KicksWrap 黒側は、起毛素材に使える研磨剤入り。白側はレザーなどに対応。

ラブラブクリーナー 495円/コロンブス 100%天然ゴムのクリーナーで、汚れを吸着しながらケアすることが可能。起毛素材のスエードは、生地を傷つけないために専用クリーナーを用いたケアがベスト。


「水洗いできないスエード素材は、台所用のスポンジを使って、やさしくなでながらほこりや汚れを落としましょう。同素材のシューズの汚れには、消しゴムも便利。こするだけで簡単に汚れを落とせます」(古田さん)



毎日の汗や急な雨の「湿り気対策」

スニーカーケア フレッシュインサート 1,430円/コロンブス 日に干すことで、吸水力が回復し、繰り返し使えるスニーカー用乾燥剤。湿気に加え、においまでもとり除ける。


「吸水性のある新聞紙を丸めて靴の中に入れ、水分をとってください。このときドライヤーや直射日光で急激に乾かすと、本来アッパーに必要な油分や水分まで奪ってしまうので絶対にNG。その後、風通しのいい日陰で時間をかけて乾かしましょう。革靴の場合、雨で靴クリームなどは流れてしまっています。乾いたら栄養補給のため、ふだんのお手入れがマスト。」(小高さん)


「においの主な原因はジメジメとした環境から増える雑菌。そのため殺菌や除湿効果を発揮する、木製のシューキーパーを靴に入れるだけでも効果があります。脱臭しつつ形も整えられるのでメリットだらけです。」(石津さん)



汚れで失った機能性も元通りに

〈左から〉スニーカー洗浄用ブラシ No.05 1,980円、スニーカークリーナー No.09 120mL 1,980円/ともにマーキープレイヤー 〈左〉毛の表面に施したゴムの特殊加工により、汚れをしっかり吸着するスニーカー用ブラシ。〈右〉防水性や透湿性に優れたテクニカルスニーカーに特化した洗浄剤。汚れが原因で低下した機能性もこれで洗えば回復。



脱いだ時に見える「インソールのケアも入念に」

シャンプーダイレクト 100mL 1,400円+税/コロニル(エス・アイザックス商会) インソールについた指跡汚れの原因は主に汗や皮脂。洗浄力が強く、そのまま使えるブラシつきのクリーナーでこまめに洗浄。



ケアした後は必ず防水スプレーを

アメダス420 420mL 2,200円/コロンブス 防水・撥油・防汚効果を持つ、衣類にも使用可能な防水スプレー。「水をはじくことに目がいきがちな防水スプレーですが、ホコリや油分を含んだ汚れからも保護してくれます。雨にぬれたあとは効果が弱まるので、しっかり吹きかけて」(小高さん)



シュークロークの吸湿・脱臭を一手に担える

フレッシェン 1個 1,210円/soil 日本国内でとれた良質な珪藻土のみを使用。かわいらしいフォルムでインテリアとしても使える。 「調湿性の高い珪藻土、高い脱臭力を持つリサイクルアッシュ、炭で作られた吸湿脱臭剤。湿気とにおいにダブルで効果を発揮します。手のひらサイズで場所をとらないので、靴箱など狭い所での使用にぴったり」(編集部 S・T)



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