質感、色、シルエットや重ね着。さまざまな「可愛い」の工夫を楽しめるのもニットの醍醐味。そんなニットとの合わせ技で、ずいぶん雰囲気も変わるのがヘアアレンジ。思い描くニット姿に近づくために、試してみたい8つのアプローチをご紹介します。
PATTERN-1
ざっくりニットと無造作ヘア
タートルニットに、高めにまとめたおだんごヘア。このまちがいない組み合わせに、鮮度を出すのがシュシュづかい。大人だけど、シュシュ。 この極上のヌケ感、選びのセンスがなんとも玄人的。キレイにまとまりすぎず、後れ毛や自然な乱れが演出できる点でもシュシュは優秀。
・ポイントはゴムを使わずシュシュだけで完成させることと、先にヘアアイロンで軽くクセづけしておくこと。
・ワックスを髪になじませながら手グシでざっくり高い位置にまとめ、シュシュを巻きつけて無造作におだんごをつくるのみ。
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PATTERN-2
Wタートルに・ゆるポニーテール
細うねのリブタートルを2枚重ね着。スタイリング次第でステディな定番服も新たな服へ昇華するという好例ですが、首元勝負の着こなしゆえ、 まとめ髪が必須。かつ、服がタイトなぶん髪には多少のボリュームがあるほうが好バランス ……ということで、ラフなポニーテールを採用。
・まずは髪全体をヘアアイロンでクセづけ。セット力強めのワックスをなじませ高すぎない位置 (理想は口と耳を一直線に結んだ先)で結ぶ。
・結んだ髪を2つに分け左右にさくようにぎゅっと引っぱると、都合のいいボサつきが生まれる。
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PATTERN-3
マーセルウェーブでクールを装う
どこか牧歌的なボリュームローゲージニットも、端正に着こなすのが今年っぽく見せるルール。ならばヘアはオールバック?でもただひっつめるだけじゃ芸がない。ピンを使ったマーセルウェーブの「見慣れない感」が、ほっこりニットにエッジを加え、ただのベーシックから脱却させる。
・生えぎわに髪でうねうねとしたラインを描く手法がマーセルウェーブ。ヘアを1:9分けにし、 “うねり”をつくりながらピンでとめる。
・クラシカルに転びすぎないよう、ヘアオイルをもみ込んで“ウエット感&ゆれ感”も演出しておく。
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PATTERN-4
三つ編みで魅せる「ゆるい包容力」
ケーブル編みカーディガンにシャツワンピを重ねた着こなしに漂う空気感はトラッド。甘くくずした三つ編みなら、そのメンズライクな魅力をキープしながら女性的なエッセンスを加えることが可能に。と同時にニット×キャスケットがありふれた組み合わせに見える可能性も回避。
・ゆるく1本結びしたらPATTERN-2で紹介したときと同様に髪を左右にさいて結び目を自然にほぐす。これが下準備で、三つ編みはその次。
・ドライな質感のワックスをつけて、毛先まで編み込んで。編み目を引っぱり出してニュアンスを加えれば完成。
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