印象操作=ちょうどよさより「思い切りのよさ」
ハンパなデザインを選ぶより、わかりやすくテイストをぶつけるほうが複雑にならず、イメージチェンジを図れる。あいまいさのない振り切ったデザインや色みで、印象操作や気分転換を単純に。
赤のブルゾンを飾りに辛口な中でテイストMIX
赤×黒ナイロンジャケット 9,990円/Reebok 黒ベアトップス 6,500円、黒パンプス 35,000円/ともにバナナ・リパブリック 黒バックオープンシアートップス 14,300円/カオス(カオス表参道) 黒ワイドパンツ 56,100円/ビロット(THIRD MAGAZINE) イヤリング 13,200円、リング 24,200円/ともにIRIS47(フーブス)
黒のワイドパンツと釣り合う、強い色でスポーティなブルゾンをセレクト。クールなイメージの中でテンションを変えるだけでも、明確に鮮度が上がる。インナーにシアーなロンTを仕込んだり、華奢な靴を合わせたり。どこかに抜けを意識すると強気な配色でもエッジが効きすぎない。
キレイな素材の甘色スカートでビッグシャツを可愛く着る
ブラウンシャツ 20,900円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター) ピンクサテンフレアスカート 8,990円/MANGO ブラウンスエードバッグ 15,400円/ミロス(ル タロン 有楽町マルイ店) グレースエードサンダル 20,900円/ラオコンテ(エディット フォー ルル) イヤリング 16,500円/IRIS47(フーブス)
ビッグシャツのボリュームをなじませたいときに、視点を縦に流すとろみスカートを活用。渋色と一緒なら、ピンクのサテンをビターな甘さに落とし込める。ドレスライクな気品と甘さを持ち合わせるサテンスカートが入ることで、気楽なワードローブの格がぐっと向上。
レースの白ボレロで王道カジュアルにひとひねり
ブルーワイドデニムパンツ 14,300円/リーバイス® フォア ジャーナル スタンダード(ジャーナル スタンダード 自由が丘店) グレーリブタンクトップ 6,600円/SLOBE IENA(SLOBE IENA 自由が丘店) 白レースボレロ 16,995円/フリーダ(フリークス ストア渋谷) 白ロゴトートバッグ 5,280円/エディット フォー ルル グレースエードサンダル 20,900円/ラオコンテ(エディット フォー ルル) サングラス 39,600円/NOCHINO OPTICAL(NOCHINO OPTICAL南青山本店) シルバーチェーンブレスレット 31,900円/ラムダ
デニムと合わせる前提なら、糖度の高い白レースと距離が縮まる。タンクトップを合わせたやんちゃな格好にひっかけるだけで、穏やかな表情に導くことが可能。ずるっと肩を落とすと、どことなくセンシュアルなムードに。
重さを感じずオールブラック
黒ベアトップス 6,500円/バナナ・リパブリック 黒バックオープンシアートップス 14,300円/カオス(カオス表参道) 黒ワイドパンツ 56,100円/ビロット(THIRD MAGAZINE) キャメル×黒レオパード柄ミュール 8,990円/MANGO ブラウンスエードバッグ 15,400円/ミロス(ル タロン 有楽町マルイ店) ゴールドバングル 39,600円/ete
くたっとしたロンTのニュアンスで、黒1色なのにやわらかい雰囲気。ほんのりと透ける素材と大胆に開いたネックラインとのギャップで、シンプルな装いのまま奥行きが出る。羽織りの脱ぎ着でさらに印象を変えられるバックオープンデザインもポイント。
抜け役にもなる白混じりのブラウン
黒ビッグTシャツ 24,200円/SEA(エスストア) ブラウン×白ボーダーニットパンツ 25,300円/PHEENY 黒パンプス 35,000円/バナナ・リパブリック 黒共布ショルダーつきバッグ 19,800円/アドカラム(アンソロジー) 白ロゴトートバッグ 5,280円/エディット フォー ルル ターバン 4,180円/ウーア(ジャーナル スタンダード レサージュ 丸の内店) ピアス 67,500円/トムウッド(トムウッド 青山店)
黒同様、引き締め役として使いがちなブラウンを、あえてボーダーで投入。白が加わることでリズムが生まれ、落ち着きと軽やかさを両立した新たなバランサーとして迎え入れて。ターバンやレザーパンプスなどレトロな小物で、クラシックな表情をあと押し。
「形がいいから着回せる」コーディネートの再構築
上で着たアイテムを軸に、コーディネートを総入れ替え。ベーシックの範囲内で、ありきたりじゃない定番セットやスタイルがよりよく見える組み合わせなど。「シルエットがキレイだから」着回しも続く、アイテムのポテンシャルをスタイリングを通して検証。
1.
カドのあるジャケットだけで融通が利く
仕上がりの調整から温度調節まで、なにかと頼りがちなジャケットはTシャツなみに不可欠な存在。服に合わせて役割を変えられるその実力を着まわししながら再確認。
淡い色でもぼやけない「パッド入りのシャープな形」
ベージュワイドジャケット 27,500円/SeaRoomlynn 黒ベアトップス 6,500円/バナナ・リパブリック 黒共布ショルダーつきバッグ 19,800円/アドカラム(アンソロジー) キャメル×黒レオパード柄ミュール 8,990円/MANGO グレースエットフレアスカート 75,900円/オスロー(フィルム)
カジュアルなパーティぐらいなら、手持ちの服で間に合わせたいから。ベアトップにテーラードジャケットを重ねて、くだけすぎず堅すぎない、ほどよい華やかさを演出。正統派なボトムでなくても、たっぷり広がるスカートであれば十分ドレスライクな雰囲気に仕上がる。ジャケットは輪郭をキレよく見せる薄手の肩パッド入り。
ボリュームを足すためにビッグTにON
黒ビッグTシャツ 24,200円/SEA(エスストア) ベージュワイドジャケット 27,500円/SeaRoomlynn 黒リブニットレギンスパンツ 35,200円/パン(エディット フォー ルル) ピアス(片耳売り) 各25,300円/e.m.(e.m. 青山店)
オーバーサイズのTシャツとジャケットを重ねて、上半身に立体感をメイク。ニットレギンスで下半身はとことんそぎ落とし、あえてアンバランスにするとモードなルックスが出来上がり。中は黒で統一してまとまりも意識。
気温差に対応するためにバッグとセット持ち
ベージュワイドジャケット 27,500円/SeaRoomlynn 白ショート丈ポロシャツ(オンライン限定) 5,990円/Gap ブラウン×白ボーダーニットパンツ 25,300円/PHEENY 白ロゴトートバッグ 5,280円/エディット フォー ルル 白スニーカー 5,940円/FEDERAL PRISON INDUSTRY(メイデン・カンパニー) キャップ 8,580円/パシフィック(ジャーナル スタンダード レサージュ 丸の内店)
朝と夜で寒暖差が激しい日は、ジャケットを手持ちで常備。やわらかい風合いで、ストールみたいにトートバッグと一緒に持ち運べる。実用性はもちろんのこと、脇役として飾り気も同時にカバー。
2.
「どんな予定も1枚でいい」たなびくワンピース
ノンストレスに過ごせるカットソー素材と、華やかさをもたらすAライン。2つを兼ねそなえたワンピースがあれば、小物をつけかえるだけで手軽にシーンの垣根を越えられる。
ひらつくフレアラインがONタイムに華やぎをそえる
ベージュワイドジャケット 27,500円/SeaRoomlynn ベージュノースリーブワンピース 29,700円/någonstans 白ワンハンドルレザーバッグ 43,500円/TOUT Y EST キャメル×黒レオパード柄ミュール 8,990円/MANGO パールピアス 23,100円/マリハ
ジャケットやスクエアバッグの硬派なアイテムを飾りに、気楽なワンピースをしゃんとする。淡色でまとめたことによりやわらかさが引き立ち、せわしない日でもエレガントなまま。
スポーティな小物で固めてアクティブな休日
ベージュノースリーブワンピース 29,700円/någonstans グリーンウエストポーチ 9,680円/BATTLELAKE OUTDOORS(メイデン・カンパニー) 白スニーカー 5,940円/FEDERAL PRISON INDUSTRY(メイデン・カンパニー) サングラス 26,180円/CARIN(WTSROOM) ピアス(片耳売り) 各25,300円、リング 36,300円/ともにe.m.(e.m. 青山店)
ウエストポーチをベルトがわりに巻いて、リラックスしながら抑揚を生む曲線を意識。
3.
「シルエットだけで事足りる」メンズライクにベーシック
デザインとはひと味違う、自然な飾り気を生むオーバーシルエット。ボリュームが加わることでベーシックなアイテムだけでも存在感が出るから、王道スタイルにまた自信が持てる。
体を華奢見せするぶかっと感でメンズライクな装いをむしろ女っぽく
ブルーワイドデニムパンツ 14,300円/リーバイス® フォア ジャーナル スタンダード(ジャーナル スタンダード 自由が丘店) ブラウンシャツ 20,900円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター) 白スニーカー 5,940円/FEDERAL PRISON INDUSTRY(メイデン・カンパニー) サングラス 68,970円/PRADA(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) ベルト 15,400円/TORY LEATHER(メイデン・カンパニー)
そで口や腰まわりの余りが脱力感を生み、シャツ+デニムの鉄板スタイルをこなれた雰囲気に。白スニーカーで足元はすっきりと。
スカートだから簡単にできる品よくけだるいスエットスタイル
黒ビッグTシャツ 24,200円/SEA(エスストア) グリーンウエストポーチ 9,680円/BATTLELAKE OUTDOORS(メイデン・カンパニー) グレースエットフレアスカート 75,900円/オスロー(フィルム) グレースエードサンダル 20,900円/ラオコンテ(エディット フォー ルル) ピアス(片耳売り) 各25,300円/e.m.(e.m. 青山店)
スエット=ボーイッシュなイメージで終わらない、フレアスカートタイプ。ビッグTと合わせても手抜きに見えず、それなり以上に。ワイドタック入りの立体的なデザインで、おのずとルーズなワンツーにメリハリがつく。
4.
夏タンクは「秋のインナーとしても優秀」
ジャケットやカーディガンなど、羽織りモノの重みを適度にそぎ落とす役割として、アメスリの肌見せ分量が多いタンクトップはインナーにももってこい。肩口が深く開いていることで、ふつうのタンクより女っぽさを補える。
黒を使わずとも引き締まるのは首元がつまったタンクのおかげ
白ワイドデニムパンツ 28,600円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) ベージュワイドジャケット 27,500円/SeaRoomlynn グレーリブタンクトップ 6,600円/SLOBE IENA(SLOBE IENA 自由が丘店) 白ワンハンドルレザーバッグ 43,500円/TOUT Y EST 白スニーカー 5,940円/FEDERAL PRISON INDUSTRY(メイデン・カンパニー) ピアス 83,600円、ネックレス 132,000円/ともにマリハ
肩をのぞかせるように、ジャケットを着くずして隙づくり。ネックラインがつまっていることで中がコンパクトに整い、ゆったりとしたフォルムに強弱がつく。
5.
「ボトムを選ばない」スタイルアップ・トップス
引き続きカジュアルなボトムの出番が多そうな秋。簡単なのは下より上のシルエットでバランスをとる方法。ショート丈や細身のコンパクトな形で締めておくと、どう合わせてもスマートに仕上がる。
腰位置が上がる短め丈のポロシャツで全身白の間のびを回避
白ワイドデニムパンツ 28,600円/THE SHINZONE(Shinzone ルミネ新宿店) 白ショート丈ポロシャツ(オンライン限定) 5,990円/Gap 眼鏡 59,290円/MIU MIU(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) 〈右手人さし指&中指〉シルバーダブルリング 38,500円、〈左手人さし指〉ゴールドウェーブリング 14,300円/ともにラムダ
Tシャツとシャツの間をとれる、半そでのポロT。ワイドデニムとハンサムな白でまとめると、好感度の高いルックスが完成。リムレス眼鏡で知性をプラス。
シルエットは研ぎ澄まして着心地はリラックス
黒リブニットレギンスパンツ 35,200円/パン(エディット フォー ルル) キャメル×黒レオパード柄ミュール 8,990円/MANGO キャメルリネンベスト 29,700円/エモエレ(アダム エ ロペ) ブラウンスエードバッグ 15,400円/ミロス(ル タロン 有楽町マルイ店) ピアス(3つセット) 15,000円、ブレスレット 10,000円/ともにバナナ・リパブリック
ヒップが隠れるベストとともに、ひざ丈のレギンスにトライ。リネンとニットの心地よい素材合わせも、細身で統一したことによりきちんとした表情を保てる。大ぶりなフロントボタンやハンパな丈感がレトロな雰囲気をかもし出し、スレンダーな見た目にかわいげが残る。
【着回したアイテムの詳細】
≫選ぶなら「秋服よりも1年中」 季節を問わない「衣がえのない服」