ひと塗りで表情が華やぎ、気持ち的にもスイッチが入る…。ファッションにもマインドにもいい効果をもたらすリップにフォーカス。美を知り尽くすヘア&メイクやアパレル関係者に取材をし、次なるリップ選びに役立つトピックスをまとめました。
「スタイルアイコンの唇」からインスパイア
あせない映画のワンシーンや憧れのミューズたちに彩りを添えたリップをプレイバック。ヘア&メイクや編集部が見いだした、近い雰囲気を再現できるリップも必見。
90年代のウィノナ・ライダー
「ジャケットに、赤リップで女らしさを足すバランスが絶妙!」(Shinzoneプレス・戸塚友理さん) 「『リアリティ・バイツ』のときの彼女がすごく好きだった。ディオールのアイコニックな赤リップで再現できそう」(ヘア&メイク・木部明美さん)
1.ルージュ ディオール 999 5,170円/パルファン・クリスチャン・ディオール
ルーシー・ボイントンの80’sなピンク
「『シング・ストリート』のときのルーシー・ボイントン。パンキッシュな服装に強めのアイメイク。リップだけ、かわいらしいピンクでハズしていたのが新鮮でした」(ヘア&メイク・長澤葵さん)
ブルック・シールズのヘルシーなオレンジ
「意志の強い眉と目、ほどよく赤みを帯びたほお。仕上げに、コーラルオレンジの唇。強さとはかなさ、純粋さが混在する、80年代のブルック・シールズが記憶に残る。RMKの新作にフレッシュなコーラルがありました!」(ヘア&メイク・スガタクマさん)
2.リップスティック コンフォート エアリーシャイン 08 3,850円/RMK Division
『パルプ・フィクション』ユマ・サーマンの大人な赤
「幼くガーリーになりかねない、おかっぱ風ボブ。リップの山や口角まできちんと形を描くことで、大人な雰囲気に見える気がします。オレンジに近い赤の色みもオシャレ」(ヘア&メイク・塩澤延之さん)
リリー・コリンズの鮮やかな赤
「赤リップをよくつけているイメージ」(Rula ヘアスタイリスト・RUMIさん) 「ボリュームのある唇にキリッとした赤が映える。リップをさすと、甘い柄の服も締まった印象に」(エディター W・A)
ブリジット・バルドーの落ち着くコーラル
「ツインテール×リボンでも幼くなりすぎないのは、肌なじみがよいリップのおかげ」(N.Mist ヘアスタイリスト・YU-Uさん) 「鮮やかなニットとやさしいリップの対比がオシャレ。セルヴォークの今っぽい質感でマネしてみたい」(エディター R・N)
3.ディグニファイド リップス EX10 3,520円/セルヴォーク
レイチェル・マクアダムスのお仕事リップ
「仕事をがんばる女性を描いた映画『恋とニュースのつくり方』。彼女のチャームポイントでもある口元をきわ立たせる、清潔感のあるリップメイクに惹かれました」(エディター M・K)
『ドリーム』研究員のファッショナブルな唇
「天才研究員たちのファッションにも注目の作品。明るい色の服やメイクで仕事をする3人を観ると、前向きな気持ちに。イエロー&ショッキングピンクの組み合わせがとくに好き! 発色のよいNARSのリップで表現できそう」(ヘア&メイク・長澤葵さん)
4.リップスティック 2969(オンライン限定) 3,630円/NARS JAPAN
『テルマ&ルイーズ』のパワフルなオレンジ
「二人の奔放な雰囲気とオレンジ系のリップがぴったりハマっていて、本当にオシャレ。5のリップは、ヘルシーでカッコいいオレンジ色。映画の二人のように、ヘルシーでパワフルな印象になれると思う!」(ヘア&メイク・岡田知子さん)
5.ルージュ ディオール ウルトラ リキッド 707 5,170円/パルファン・クリスチャン・ディオール
『バーレスク』のスイッチが入るメイク
「ヴィヴィッドな赤やピンクなど、いろんなリップメイクが楽しめる『バーレスク』。この作品を観ると、メイクの楽しさをあらためて感じられるし美意識も上がります」(エディター M・K)
『アメリ』髪型を引き立てる赤リップ
「切りっぱなしボブが印象的だったアメリ。赤いリップをさすことで、個性のある髪型がより引き立っていたと思います。僕的に赤いリップといえばシャネルのイメージ。鮮やかな発色の6を塗り、口元を主役にしたい」(ヘア&メイク・扇本尚幸さん)
6.ルージュ アリュール 169 5,500円/シャネル
ジェーン・バーキンのナチュラルリップ
「素の魅力を引き立てる、ナチュラルなリップづかいが好み」(MOUSSY デザイナー・佐々木志穂さん) 「薄づきのリップとラフなダウンヘアで、ばっちりアイメイクに抜け感をつくったところが彼女らしい」(ヘア&メイク・長澤葵さん)