定番服を再び輝かせるヒントは、シンプルなのに記憶に残るあの映画のヒロインや往年女優の着こなしにあり。彼女たちのアイコニックなワンシーンをふり返り、タイムレスで個性的なスタイリングテクニックをひもときます。
CAST 1.
MEN’S OUTER
a.「小物づかいでレザージャケットをレディに」
ハリウッド女優・アナ(ジュリア・ロバーツ)が、さえない書店店主と恋に落ちる模様を描いた90年代を代表する『ノッティングヒルの恋人』のワンシーン。メンズライクなレザージャケットを、ベレー帽やピアスなど、小物で女優らしい風格に格上げするテクは必見。
b.「ビッグジャケットに色気をもたらすVネック」
1994年に公開されたタランティーノ監督によるカルト的名作『パルプ・フィクション』。黒髪のバングボブが印象的なミア(ユマ・サーマン)に憧れた女性は少なくないはず。男らしいモッズ風アウターからVネックで素肌をのぞかせるあざとさは、あせない常とう手段。
c.「MA-1とミニ丈のいいギャップ」
当時わずか13才ながら、殺し屋との心の交流を描く『LEON』でヒロインのマチルダ役を演じたナタリー・ポートマン。太めのチョーカーにミニ丈というアイコニックなスタイルを、オーバーサイズのMA-1でハズすこなれたスタイリングは、今の大人にも十分響く。
CAST 2
BORDER TOP
「ちらりと魅せる肩の誘惑」
50年代を代表するオシャレ女優、ジーン・セバーグ。オーバーサイズのボーダートップスにジーンズという永遠の定番も、さりげない肌見せでお得意のカジュアルシックへ昇華。脱力感のあるすそのロールアップも効果的。