買ったばかりの形や風合いを保つためには、日々のメンテナンスケアが重要課題。着る前に知っておきたい基本的な知識から自宅でできるお手入れ方法まで。服のプロに徹底取材!
洋服ブラシの名品・ブラシがこなす3つの役割
「毛玉は摩擦によって繊維が絡まりあうことで発生します。できる前の予防として着用後のブラッシング、できてしまったら専用アイテムを用いて丁寧に対処することが重要です」(宅配クリーニング“リネット”・近藤さん)
1.汚れを払い落とす
「織り」でできたニットや毛足の長い素材は、ホコリがついたまま放置すると、生地と汚れが絡んで吸着してしまう。ホコリや花粉などはブラッシングである程度落とせるので、日常的な習慣にして。
2.繊維の目を整える
ニットがくたびれる原因の1つ、「摩擦」による繊維どうしの絡まりを制し、正しい方向に戻すこと。それが「繊維の目を整える」ことであり、つまりは毛玉を防ぐことにつながります。
3.繊維に空気を通す
服をハンガーにかけるのは繊維が空気を含んだほうがシルエットを保ちやすいから。理屈はブラッシングも同じ。服の表面にブラッシングをして繊維に空気を通すことで形くずれをガードできます。
毛玉とりブラシの名作

かんたん毛玉取りブラシ 匠/浅草アートブラシ 毛玉がしっかりとれて優秀。ホコリなども一緒にキレイにとってくれるこのブラシは特にニットのケアには手放せません!(スタイリスト・渡邉恵子さん、樋口かほりさん)
素材にあったブラシが見つかる

洋服ブラシ スタンダード白/ブラシの平野 「ここのブラシは少し高いけれど、それだけ効果があるのでおすすめ。スエードやコート、ウールのスーツなど、厚手のものはハリとコシのある豚毛。デリケートな素材の汚れ落としには馬毛のなかでもお尻の毛がしなやかでいい。馬毛よりさらにやわらかい毛質のブラシは革製品のホコリ落としとツヤ出しに」(machimohoneyさん・インスタグラマー)
こするだけで毛玉が浮く

セーターストーン/LABOUR AND WAIT(レイバー・アンド・ウエイト・トウキョウ) 3〜5回に一度、よく着るニットのお手入れに。こするだけで簡単にケアできるのがうれしい(Sea Room lynn プレス 金本奈巳さん)
(アイテムのプライスなど詳細)
【全11アイテムの一覧】≫ニットの毛玉を「防ぐ・取る」服のキレイを長く保てる「ホームケアの名品」
