「必要な黒」に近づくイメージボード
長く愛せる黒を選ぶために。黒をもっと上手に着るために。今あらためて参考にしたい往年の女優やセレブ、ストリートスナップをもとに「褪せない黒」の着こなしテクニックをGISELeスタイリストが徹底解説。
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▼シンプルを極めた「ミニマルな黒」
樋口かほりさん:キャミドレス1枚をさらりと着こなす、01ジェーン・バーキンの姿はいつ見ても素敵。黒のドレスというだけで十分華があるので、形や素材をそぎ落とした選びがベストだと思います。
高木千智さん:私も今季はとくにシンプルな黒が気になります。02みたいに体のラインが出る細身のワンピも、引き締まる黒なら気負わず試せそう。黒とのコントラストによって肌がキレイに見えるのもいいところ。パンツスタイルなら03ケイト・モスの装いも好き。ボディラインがわかる形と黒の緊張感によって、ミニマルに見えますね。
▼首もとに「抜け感」を意識してレディに
岩田槙子さん:私はショートヘアで、今までだと首元にボリュームのある服を選ぶことが多かったのですが、04のようにデコルテを生かして黒を着たい。それだけで女らしさが増し、黒の格もさらに上がりそう。
渡邉恵子さん:首元に抜けがあれば、黒のセットアップも軽い印象で着られる。05みたいにつるんとした光沢があるとかたく見えにくい。セリーヌのコレクションに登場したミニワンピのルック(06)も印象的でした。ともすると子どもっぽくなる丈ですが、光沢のある黒を重ねることで大人っぽくエレガントに。