装いの完成度を上げるために、丁寧な足元選びは欠かせない。なかでも大人の品格はそのままに、ベーシックなスタイルに季節に見合った深みやレトロな趣をもたらしてくれる、クラシカルなバリエーションに着目。
「ヴィンテージライクに履ける」ゴールドモチーフつき

重厚感のあるレザーに、ゴールドのアクセントでさりげなく華やぎを添えたローファー。気楽な装いに風格を宿しながら、どこか女性らしい雰囲気を上乗せできる。ロングスカートやワンピースはもちろん、デニムやチノパンなどのメンズライクなボトムともキレイに履き回せる、使い勝手のいい1足を厳選。 ※( )内の数字はヒールの高さで、単位はcmです(編集部調べ)。
老舗ブランドとの別注コラボ


上品な光沢を放つガラスレザーを使用。甲からつま先にかけてしなやかな曲線を描く、すっきりとした形。とはいえぺたんとなりすぎない緊張感のあるトゥのおかげで、カジュアルなデニムと合わせてもちぐはぐしない。フォーマルとカジュアルのバランスのとれた使いやすい1足。
装いになじませやすいクリーミィな白

ホワイトコインローファー(4) 24,970円/STACCATO(バロックジャパンリミテッド) 安定感のあるブロックヒールで長時間はいてもストレスフリー。やさしげなオフ白に似合うひかえめなメタルコインがつつましやかな品を約束。
マニッシュなバックルつきの幅太ベルト

ブラウンメタルモチーフつきローファー(2.5) 24,200円/ル タロン(ル タロン 有楽町マルイ店) はくたびに味わいが深まるコクのあるブラウン。やや太めにせり出したソールの黒が大ぶりなモチーフの引き締めにひと役。
アンティークな風合いのゴールドコイン

ヒールつきブラウンコインローファー(5) 18,150円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店) ほっそりとした先細スクエアで、ワイドパンツに合わせてもキレを足せる。ブーツ合わせがよさそうだけど、抜けも欲しいときの足元に重宝。
リッチな起毛感で品格を底上げ

ブラウンファースリッポン(2.3) 18,150円/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店) きちんと感と季節感を同時に獲得できる1足。部分的なふわふわが、足元をさっぱりとさせないアクセントに。着脱しやすいつっかけタイプ。
動きが生まれるモダンなタッセル

タッセルつきローファー(2) 40,700円/G.H.BASS(G.H.BASS TOKYO) つやっとしたレザーのおかげで、レトロなあしらいもほっこり感なくきりっと。十分なクッション性で快適なはき心地を約束。
エッジィに傾くモードな牛柄

牛柄ローファー(2) 13,750円/ル タロン(ル タロン 有楽町マルイ店) しっとりとした起毛素材×ゴールドの輝きで大人っぽさはキープ。ほっそりとしたフォルムだから、柄にインパクトがあっても合わせやすい。
上品な甘さのキャンバス地とレザーのMIX

ブラウン×アイボリーキャンバスローファー(4.2) 10,900円/CHARLES & KEITH(CHARLES & KEITH JAPAN) スニーカーのようなボリュームソールながら、ミニマルを保てる縫い目の少ないデザイン。ベージュ+ブラウンやオールホワイトなど、やわらかな配色の締め役としても有効。
稼働率がさらに高まる「ソックスとの組み合わせ実例」
ブーツとはまた違う抜け感の出るスタイリングを想定し、ソックスが見えること前提の足元をコーディネート。シャープに整うローファーをベースに、オンオフ問わずに使えるパターンを見比べ。
「白のソックス」の中でバリエーション

01.「微糖に導くモヘアのようなふわふわとした質感」
シャープな黒ローファーに親しみやすさを加える起毛感。抜けを得ながらあどけなさも追加でき、きちんとした足元にバランス調整に。
02.「白黒ボーダーでトラッドな組み合わせにスパイスを」
少し見える部分だからこそ柄を使ったアレンジにもチャレンジしやすい。ボーダーにまざった微細なラメがさりげなく華やかさをカバー。
03.「タイツのような薄地で女っぽさをひとさじ」
スラックス+ローファーの紳士な足元セットの意表をつくコーディネート。ショート丈で選べば細身のパンツにも合わせやすい。
ワークシーンに向く「レトロな足元セット」

01.「ヴィンテージライクな模様で気品と飾り気を両立」
総柄でも肌なじみがいいベージュがベース。ローファーのバイカラーの中間色だからちぐはぐ感もなし。 茶ヘリンボーンソックス 3,740円/PANTHERELLA(真下商事)
02.「タイトな黒を挟み、クラシカルな装いをモダンに」
何枚あっても困らない定番。まろやかな1足を引き締め、きりっと品のいい足元に。 黒リブソックス 1,760円/タビオ
03.「すそをロールアップしてバックロゴをちら見せ」
白リブソックス+丁寧なロールアップに、ミニロゴでユーモアも忘れずに。 白リブグリーンサークルロゴソックス 1,100円/靴下屋(タビオ)
厚底にも埋もれない「アクセントになる色や柄」

01.「暗色の合わせに華を添える赤いワンポイント」
ネイビー×リブ編みでまじめな印象もキープ。 ブルー×赤ロゴ刺しゅうソックス 2,750円/イル ビゾンテ(ルック D.C事業部)
02.「ヴィヴィッドなオレンジで厚底ローファーを軽やかに」
ぼやけない発色の強いい色で、足元を盛り上げながら軽量化。 オレンジリブソックス 3,520円/PANTHERELLA(真下商事)
03.「辛口な黒どうしの迫力をのがすハートモチーフ」
大ぶりな赤のハートでわかりやすいかわいげを。 ハートソックス 1,210円/靴下屋(タビオ)
ドレッシーな装飾につりあう「ラメ入りやシアー素材」

01.「きらめくソックスはショート丈で抜けを維持」
ベーシックカラーと相愛な濃いめのシルバー。 黒×シルバーラメソックス 880円/靴下屋(タビオ)
02.「チェーンローファーのエッジをそぐぼやけた色&素材」
無骨な色を軸にえらべば、シアーな質感もセンシュアルになりすぎずちょうどいい女性らしさに。 カーキシアーソックス 6,490円/SIMONE WILD(ジャーナル スタンダード レサージュ 丸の内店)
03.「小ぶりなフリルでLADYに飾りつけ」
ベーシックな暗色の中で、ひかえめな装飾を。 ネイビーティアードフリルソックス 1,540円/17°C(17°C by Blondoll 横浜ジョイナス店)
起毛素材ともなじみのいい「ダークカラー」

01.「ブルー系のグラデーションでベルベットローファーをモダンに」
デニムとなじみのいいダークブルーのソックスは季節問わず活躍。 ダークブルーソックス 590円/UNIQLO
02.「ビターなブラウンをしのばせて旬のデニムスタイルを気高く」
品行方正な暗い色をそれとなく挟み、カジュアルなデニムに似合う深みをプラス。 ブラウンソックス 990円/靴下屋(タビオ)
03.「動作とともにのぞくワンポイントが愛嬌を加算」
親近感をもたらす淡い色の犬の刺しゅう。知的な色がベースなら、愛らしいワンポイントも大人のひかえめな遊び心として作用。 グリーンソックス 1,155円/靴下屋(タビオ)
重厚感をさらに高める「同系色の色合わせ」

01.「ブラウンと同化するボルドーが大人の色気を演出」
ブラウンになじみながら、赤のようにキリッとした引き締め効果も生む、あたたかみのあるボルドーカラー。ぴたっとフィットする着用感ではき口がずれにくい。 ボルドーリブソックス 1,320円/タビオ
02.「透け感をたずさえたやさしげなアニマル柄」
紳士なパンツ+ローファーのほっこり感を払拭できるアニマル柄。トーンを合わせつつ、ほのかに透ける質感で差をつけて、冬の装いの軽やかなアクセントに。 シアーレオパード柄ソックス 3,300円/マルコモンド(ル タロン 有楽町マルイ店)
03.「Iラインをきわ立たせるように腰から下は同じ色だけ」
落ち着きのある色だけなら、色みをまとめても緊張しすぎない。統一感を持たせることでコーディネートも洗練されるほか、境目をなくして脚長効果も得られる。 ブラウンソックス 890円/カルツェドニア(H3O ファッションビュロー)
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