なぜそれを?スタイリストが「わざわざ選んだ」6つの新定番

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数多くの服に触れてきたGISELeスタイリストたち。どれも一緒? と思うようなベーシックアイテムの中でも、大きな違いが出る「ベスト」な6着を徹底解説!

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スタイリストに聞く「今季の傾向」


樋口さん:淡い色も引き続き多いけれど、今季は赤に近いピンクやパキッとした青など、少し濃い色みも目立って出てきた印象です。そんな色をスエットやニットなどやわらかい素材でとり入れたいですね。
高木さん:発色のいい色はちらりと見せるというポイント的な使い方もいい。今季多く出ているカラーのロングシャツなど持っておくと、ニットの中に仕込んで見せられるし重宝するはず。
渡邉さん:一度洗ったような、あせたパステルカラーもリース先でよく見かけます。パステルって甘いイメージがあるけど、かすれたような色合いは使いやすい。その中でもピンクや水色に注目しています。
岩田さん:パステルカラーなどもそうですが、引き続きキーカラーのベージュも濃度の違いや、他色とまぜ合わせたような色みなど、さらに幅が広がった印象。そういう点からも、ベージュ系のワントーンで仕上げるのもオススメです。
石関さん:ジャケットやシャツなどかっちりとした定番アイテムは、ニットやカットソーの、やさしい素材のものをよく見かけます。着心地がいいだけでなく、シャンとして見えて一石二鳥。
樋口さん:心地よいものを大人っぽく着たい。たとえばルーズなフォルムでも落ち感を意識したり、素材の質にはこれまで以上にこだわりたいところ。
出口さん:デニム地のアイテムにも着目したい。先日、デニムのセットアップを購入したのですが、黒に近い色みのデニムなのでカジュアルになりすぎず、質感もやわらかいので着心地も抜群。デニムに抵抗のある人でもとり入れやすそうなものが今シーズンは多いですね。
渡邉さん:ニットはクロシェットを中心に透け感のあるものが多く目立ちます。黒やグレーでも軽やかに仕上がるので暗色+透けのコンビで活用したいです。
高木さん:ベーシックカラーであれば、ネイビーやグレーなどを選びたいですね。ここ最近はベージュやブラウンなど、暖色系が多かったからこそ、寒色系に再注目しています。キレイ色だと個人的にはブルーも今季、キーカラーになりそう。
石関さん:寒色系といえばニュアンシーなグリーンもいい。ブルーに近い色みや深みのあるグリーンなら、黒などの暗色と合わせても、重たくならない。春に向けて持っておきたいカラーですね。
渡邉さん:とり入れたいのは華やかな色ですが、上品な見た目に着地するためにも「質感」にフォーカスして考えるのが大事。たとえば目を引く色×やさしい質感、深色×ライトな素材のようにセットで考えるとバランスがとりやすくなると思います。