服のトラブル解決局|「後で差が出る」緊急ケア

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「③つのトラブル別」
緊急&応急処置
シミや汚れを落としやすくする前ケア、生地のクタり、夏はとくに気になるニオイや黄ばみなど、出てきてしまう服のトラブルを選択のプロやファッション賢者が指南。好きな服を着るたびに心地よく、長持ちさせる秘訣。

【TOPICS①】
「シミや汚れの落とし方」


▼コスメやインクが服にこすれてしまった!

「メイク落としで応急処置を」
「濃い汚れは、裏にタオルなどのあて布をした状態でメイク落としをつけて色をふやかすと、あとで部分用シミ抜きを使ったときに落としやすくなります」(THE LAUNDRESS) 「必ず着色のないメイク落としを使ってください」(machimohoneyさん)
「除菌用アルコールでとかしてオフ」
「ひどいインクジミはクリーニング店におまかせしてほしいですが、除菌用のアルコールをつけた布を汚れに押しあてるとシミを軽減でき、最低限の応急処置に。インクは見た目以上に染みていることが多く広がりやすいので、必ず裏にあて布を」(永井さん)

▼ソースやカレーのガンコなシミ

□中性食器用洗剤を汚れに直接つけて
「部分用シミ抜き剤を汚れに直接つけ、つけ置き洗いが基本ですが、ない場合は中性の食器用洗剤で代用できます。また、水にぬらす前に直接洗剤をつけるのも効果的。丈夫な生地であれば40℃以上のお湯を使って」(THE LAUNDRESS)
□カレーやケチャップは日光で色が落ちる!
「ターメリックに含まれているクルクミンという物質は、日光で無色になる性質があります。油分など、できる限りの汚れを必ず落としてから日にあてておけば色が消えるので、ぜひ試してください。ケチャップのシミも日光である程度消えます」(永井さん)

▼やらかしがちなコーヒー・しょうゆ

□シミ抜き剤がなければせっけん水で
「tシミ抜き剤をなじませた布を汚れを移しとるようにシミへ押しあてましょう。水だけでやるとよけいに色が繊維に染み込むので、シミ抜き剤がないときは石けん水を使うのがベター。せっけんは黄ばむこともあるので帰宅後しっかりシミ部分をすすいで」(永井さん)

▼雨の日に泥のはね返りが!

□乾いてから歯ブラシで払って

「湿った泥は乾かしてから振る・たたくなどしてよく払い、繊維の奥に入り込んだ粒子も歯ブラシでできるだけかき出します。シミ抜き剤を汚れに直接つけ、多めの水量でつけ置き洗い。泡を表と裏の両方からもみ込むとよりキレイに」(THE LAUNDRESS)

【※裏ワザ】
▶万能シミ抜きのつくり方

□家にある3つの材料をまぜるだけ
「中性の食器用洗剤、重曹、でんぷんのりをざっくり1:1:1でまぜると、万能なシミ抜きになります。粒子を吸着するでんぷんのりがカギ。液体のシミだけでなく、繊維の奥に入ってしまった土やアイシャドウなどの粉汚れも絡めて落としやすくなります」(永井さん)